南西ドイツ旅行(11)バロック街道の町ビーバーラッハ、バート・ヴァルドゼー

途中で間隔があいてしまいましたが、今日は南西ドイツ旅行の続きです。

ジグマリンゲン城を見学した翌日は、オーバーシュバーベン・バロック街道の町であるビーバーラッハ(Biberach)バート・ヴァルドゼー(Bad Waldsee)を訪れます。

朝のうちは天気があまり良くなくて小雨が舞ったりもしていましたが、お昼頃から太陽も出始め、午後は暑いくらいでした。本当はもう一ヵ所くらい他の町へも行きたかったのですが、電車の遅延が重なり時間があまりなかったのに加え、結構歩き回って疲れてもいたので2ヶ所のみの訪問となりました。

南西ドイツ旅行

時期:2017年7月
旅行期間:2週間
同行者:なし
滞在地:バーデン・バーデン→黒い森→ボーデン湖→ジグマリンゲン

前日の記事:南西ドイツ旅行(10)ドナウ川のほとりに佇む美しいジグマリンゲン城

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オーバーシュバーベン・バロック街道

今回訪れたビーバーラッハとバート・ヴァルドゼーが属するオーバーシュバーベン・バロック街道(Oberschwäbische Barockstraße)は、バロック建築にゆかりのあるオーバーシュバーベン地方の町々を結ぶ約500kmの街道です。ドイツにはロマンティック街道の他にも面白い街道が沢山あり、今回のバロック街道は私がずっと行きたいと思っていた街道のひとつでもあります。

街道は「主ルート」、「西ルート」、「東ルート」、「南ルート」という4つの区間に別れています。

下の写真で紫色に塗られている主ルートは、ウルムからボーデン湖まで行き、再び別の道を通ってウルムまで戻るというもの。黄色の南ルートでは、主ルートがボーデン湖までたどり着いたところにあるランゲンガルデン(Langengarden)という町がスタート地点。そこからボーデン湖の周囲をオーストリア、スイスと進み、最終的にはコンスタンツからメーアスブルクに渡ります。

この旅では時間と体力の関係で主ルートにある一部の町しか訪問できませんでしたが、いつか街道を一周してみたいと考えている私です。

町全体が重厚な雰囲気のビーバーラッハ

まず向かったビーバーラッハは正式名称がビーバーラッハ・アン・デア・リス(Biberach an der Riß)。町の中心に立つマルティン教会(St. Martin)が目当てで行きましたが、残念ながら内部は工事中で見学できませんでした。

とはいえ街並みもなかなか素敵です。重厚感がある様に感じるのは、どんよりとした曇り空の影響でしょうか。

マルクト広場から見えるのが、入れなかったマルティン教会。右に見える3つの塔がある建物は確か市庁舎です。

おもちゃの模型のような可愛らしい家が並ぶなか、木組みの家も至る所で見かけます。

マルクト広場から伸びている通りをどんどん進むと見えてくる白い塔は、名前もそのまま「白い塔(Weißer Turm)」。中世に帝国都市として発展したビーバーラッハでは町を囲む2重の壁があり、この塔はその一部でした。塔の前に広がっている公園は花も沢山植えられていて、市民の憩いの場という感じ。

中には入れませんでしたが、真下まで行くことが出来ます。壁の一部も少しだけ残っていますよ。

駅へ帰る途中にあったウルム門(Ulmer Tor)は白い塔と同じく中世に建てられたもので、こちらも壁の一部でした。当時は町の北端にこの門があり、ウルムという町の方角にあったことからウルム門と名付けられたそうです。

美しい市庁舎のある町バート・ヴァルドゼー

ビーバーラッハの次はバート・ヴァルドゼーという町へ向かいます。お店が沢山あって人で賑わっていたビーバーラッハと比べ、こちらは人影もまばらでのんびりした町でした。

駅の前にある階段を下りていくと湖にたどり着きます。湖の向こうに見える2つの塔はペーター教会(St. Peter)で、町も教会のある辺りに広がっています。

湖の周囲をのんびり散歩するのも気持ちが良さそうですが、とりあえず町の方へ行ってみます。

さっき見えていたペーター教会は近くで見るとかなり大きいです。16世紀に建てられた教会で、当時はゴシック様式でしたがその後バロック調に改装されたのだそう。塔の高さは60mあります。

巡礼路であることを示す貝のマーク。巡礼路と言えばスペインのサンディアゴ巡礼路が有名ですが、ドイツにも30の巡礼路が網のように張り巡らされています

観光街道巡りも楽しそうですが、巡礼路を歩くのも面白そう。時間があればぜひやってみたいです。

教会の中も所々凝った作りになっています。誰も居なくてしんとしていました。

天井には繊細な絵。

両側の天井。それぞれの絵を追っていく事でストーリー性がありそうですが、宗教画には詳しくないのであまり分かりませんでした・・・。

教会からハウプト通りをどんどん進んで行くと市庁舎が見えてきます。15世紀に建てられたもので、ネオゴシック様式のファサードはオーバーシュバーベン地方にある市庁舎の中で最も美しいと言われています。その美しさから切手の絵に使用された事もあります。

市庁舎の横を進んで行くと見えるのが老人福祉施設。町の中で最も古い建物のひとつで、中には教会もあるそうです。

バロック街道なのにゴシック様式のほうが多いんじゃ・・・と一瞬思った私でした。

バート・ヴァルドゼーの町は人がまばらでとても静か。人がいなさ過ぎて逆に変な感じでした。

歩き疲れたし暑かったのでカフェで休憩。オレンジが入ったチーズケーキを食べながら一休みです。チーズケーキですが使われているのはシュマント(Schmand)というドイツではお馴染みの乳製品。検索してみたら日本語では「スメタナ」というらしく、サワークリームと同じだそうです。

エネルギー補給した後は町の西側にある公園をふらふら。川が流れていて、木陰の散歩がとても気持ち良いです。

カモの家族も。動物を見かけるとどうしても写真を撮ってしまいます。

公園を散歩したらこの町の観光は終了。電車でホテルのある町ジグマリンゲンドーフへ戻ります。

最後の夜はステーキ

この旅で最後の夜だったので、締めとしてホテル併設のレストランで少し豪華な夕食をとることにしました。レストランではホテルオーナーが育てているギャロウェイ牛をはじめとするステーキや、地域で取れた食材を使用した料理が頂けます。

「2週間お疲れ様」という事で、ひとりでビール。ノンアルコールのヴァイツェンです。

お疲れ様と言ってもう終わった気でいますが、次の日も帰る前にウルムへ寄るので、まだ完全に旅が終わったわけではないです・・・。

そしてステーキが登場。肉汁滴るステーキは美味しいのほかに言葉が見つからないくらい美味しかったです。230gとかなり食べごたえがありました。

お腹いっぱいになって満足したところで今日は終了。

次の日は家に帰る前に、「南ドイツで一番美しい」と言われている図書館とウルムの町を訪れます。

泊まったホテル
Hotel&Gasthaus “Beim Rinderwirt”

木のぬくもりが感じられる広々とした部屋。水回りもかなり綺麗。
併設のレストランではギャロウェイのステーキや地元食材を使用した料理が味わえる。

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