My Life

ドイツに住み始めて6年、私の中で変化したこと

6年前の今日、2012年3月17日に私はドイツへやってきました。それからずっとドイツに住んでいますが、6年も住んでいると来たばかりの頃と比べて様々な変化があります。

それは気持ちや考え方といった内面的な物もあれば、環境や生活習慣のような外面的なものなど様々。ドイツに来てからの自分について振り返るいい機会なので、この6年間わたしの中で変化したことをまとめました。

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自分の気持ちをはっきり言うようになった

ドイツ人全員がそうという事ではありませんが、私の周りのドイツ人は「発言の裏に隠された真意を見抜く」ということができません。出来ないというよりは、そんなまわりくどいやり方をするという発想自体がないと言うのが正しいかもしれないですね。

なので自分の気持ちをはっきり言わないと、言いたいことが伝わらなかったり、場合によっては間違えた解釈をされてしまう事があります。

これは私も数えきれないほど経験済み。例えばまだ夫と付き合い始めの頃の冬、彼が散歩に行こうと言い、私は寒いから行きたくないので「外は結構さむそうだよ(真意:行きたくない!)」と言いました。

私の発言を受けた彼の反応は「そうだね、じゃあ厚着しないとね」。私の「散歩に行きたくない」という意思は彼には伝わらなかったのです。これはひとつの例ですが、こういう失敗を何度も経験するうちに、遠回しに言って気づいてもらおうとするより自分ではっきり言ってしまう方が楽だと思う様になりました。

今では神経もいくらか図太くなったのか、夫に対しても他の人に対しても自分の思った事ややりたい事をストレートに伝えています。気持ちをはっきり伝えることで相手の気持ちを害さないか心配した時期もありましたが、それで人間関係が悪くなったことはありません。むしろ自分の気持ちや考えをきちんと言えない人の方が嫌がられる傾向があります。

空気を読むのが少し下手になった

これは上とかなり関連しています。思った事をストレートに言ってしまうので、例えば皆が映画の話で盛り上がっているときに1人だけ「私あんまり好きじゃなかった」みたいな発言をして、場の空気を壊してしまような事もしばしば。

ドイツでは「考えはそれぞれ違ってあたりまえ」という考えがあるので、意見が食い違ったとしてもよっぽどズレていない限りそれが1つの考えとして尊重されます。おそらく私もそんな文化の中に身を置く中で、「違う意見でも悪くないんだ」みたいな考えを持つようになり、無理をして周りに合わせる事をしなくなったのでしょう。

とはいえこれが度を過ぎると「協調性のないただのワガママ女」になりかねないので注意するようにはしています。

物事について深く考えるようになった

日本にいた頃、私は物事をあまり深く考えることをしませんでした。何か話を聞いたりニュースを見たりしても「ふーん、そうなんだ」で終わってしまうんです。大学の授業のリアクションも「何書くんだ?」みたいな感じでいつも困っていました。

それが変わったのはドイツの大学に入学してから。少人数ゼミではディスカッションが多く、何も発言しない学生は何も考えていない&そこにいないも同然というのがドイツ人の考え。私も自分の存在を認めてもらうべく発言するようにしていますが、それには情報をそのまま受け止めるのではなく、物事に対して自分で疑問や仮説なりを立て、それを論理的に説明できるよう考えを巡らさないといけません。

「なんでこれが起きた」、「どうして彼はそう考えるんだ」、「じゃあ自分はこう思う」みたいな事を常に考えて自分の言葉で表現する必要があるのですが、それを大学でやっているうちに普段の生活でも色々な事に対して深く考えるようになったのは確かです。

日本にもっと興味を持つようになった

日本を離れる時間が長くなるにつれ、私の中では日本に対する興味がどんどん大きくなっていく気がします。昔は全くと言っていいほど興味のなかった国内旅行も、いまでは行きたい場所のリストがびっしりあるほど。単にどんな場所があるか知らなかっただけかもしれませんが。

他にも日本舞踊や水墨画といった文化的なものから、歴史(特に近世)まで。以前は見向きもしなかったのに、今になって何度「習っておけばよかった」や「もっとしっかり勉強しておけばよかった」と後悔したことか。

結婚した

もともと恋愛自体に興味がなかったので、ドイツに来た頃はまさかここで結婚するようになるとは思ってもいませんでした。

ドイツの大学は卒業するのが難しいと聞いていたので、学生の間はまず恋愛するような時間は無いと思っていたし、卒業してからもバリバリ働いて一人で生きていくんだろうと勝手に思っていたんです。

なのでこちらに来て1年も経たないうちに今の夫と付き合いだした時は、正直自分でも信じられませんでした。とはいえその後住む町がばらばらになったりしながらも、良好な関係を育みつづけ結婚に至ったのですから、出会うべくして出会ったのだなと今では思っています。

これまでを振り返って

6年という歳月の中で起こった様々な変化について振り返りましたが、これらの変化にはドイツに住んでいることのみでなく、年齢を重ねたことや月日の流れも少なからず関係していると思います。

たった6年ですが、今の自分から見るとドイツに来たばかりの私はまだまだ若かったなという印象。振り返ってみると同時に過去の色々な事も思い出しましたが、懐かしいと同時に何だか照れくさい気持ちになったのも確かです。

とはいえ、自分の様々な変化にも気づくことが出来るので、たまには過去のことをじっくり振り返ってみるのも良いものですね。

 

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