【フランクフルト近郊】古城ホテル「シュロスホテル・クロンベルク」滞在レポート

2017年7月に結婚した私達が1回目の結婚記念日で利用したのが、古城ホテル「シュロスホテル・クロンベルク(Schlosshotel Kronberg)

シュロスホテル・クロンベルクは、フランクフルトから電車で20分ほどの場所にある5つ星ホテル。重厚かつ優雅な雰囲気に包まれたホテルは、結婚式や会社の食事会などの会場としても人気です。

幸運にも部屋のアップグレードがされ、なんとグラン・スイートに滞在。約130㎡の広々とした部屋に滞在しながら、美味しい食事も楽しんで、リッチな気分を思う存分味わってきました。

そんな古城ホテルでの滞在レポートです。

アンティーク家具が並ぶホテル内

現在ホテルとなっている古城は、もともと夫であるドイツ皇帝フリードリヒ3世を亡くした妻ヴィクトリア妃のために建てられたお城でした。

ヴィクトリア妃はイギリス王女だったため、お城の造りも英国風。またあとで紹介しますが、敷地内にゴルフ場やローズガーデンがあったりと、いたるところに英国のエッセンスが散りばめられています。

ホテル内に足を踏み入れると、だれもがその重厚な雰囲気に圧倒されるでしょう。所々に飾られた肖像画やアンティーク家具の数々は、まるで美術館に来たかのような気分になるほどです。

数々の調度品で飾られたホテル内は優雅な雰囲気につつまれていますが、一方でどこか物憂げな空気を感じるのも確か。夫に先立たれたヴィクトリア妃が余生を過ごした場所なので、彼女の悲しみが未だホテル全体に息づいているのかもしれません。

部屋のタイプもさまざま 1泊225€から宿泊可能

(画像:Schlosshotel Kronberg)

シュロスホテル・クロンベルクの部屋のタイプは7種類。

一番お手頃な「スーペリア」タイプでは、1泊の料金が225€(約3万円)から。部屋の広さは20~30㎡で、キングサイズのベッドが置かれています。

逆に一番高いカテゴリーの「ロイヤル・スイート」は、1泊2190€(約29万円)からとびっくりするほどのお値段。部屋も約100㎡と広々です。

スイートにもいくつか種類がありますが、スイートになるとリビングと寝室が別になります。私みたいに朝早く目が覚めてしまってもリビングで何か他の事ができるので、とっても便利。

全室共通の設備&サービス

5つ星ホテルというだけあり、サービスはかなりしっかりしています。

私達が車で到着したときもドアマンが車まで荷物を取りに来てくれ、荷物はそのまま部屋まで運んでくれました。そしてチェックインではウェルカムドリンク。

しかし、そんなの序の口。料金に含まれている全室共通の設備&サービスは以下の通りです。

  • Wifi
  • 靴磨きサービス
  • 新聞
  • 持ち帰りコーヒー
  • ミニバー
  • ウェルカムフルーツ

ミニバーには水やジュースのほか、ワインやスピリッツ類などアルコールも豊富です。ホテルの近くには買い物に行ける様な場所もないので、ドリンクが無料なのは嬉しいですね。

グラン・スイートへのアップグレード

本来予約してあったのはお庭が見渡せる「グラン・パーク・ビュー」というカテゴリーの部屋だったのですが、なんと「グラン・スイート」にアップグレードして頂きました。

フロントの方によると、当日行われた結婚式の参加者が大勢泊まることになり、部屋が足りなくなったので私達の部屋がアップグレードになったとのこと。それと「1回目の結婚記念日」という事をホテルの方も知っていたので、気を聞かせてくれたのかもしれません。

結婚記念日については、こちらからあえて伝えたわけではありません。とはいえレストランを予約した際、2ヶ月も前に予約したのでホテルのかたに「何か特別な行事ですか?」と訊かれたのです。

それで「あ、実は…」とお話しをして、結婚記念日がホテル側に知られたというわけでした。

ちなみに予約はいつもBooking.comでしています。

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1泊約20万~ 広々としたグラン・スイート

なにはともあれ、ホテルがご厚意で用意してくれた「グラン・スイート」はびっくりするほど広いお部屋でした。その広さ約130㎡!

部屋は2階構造になっていて、1階部分にダイニングとリビング、2階部分には寝室とバスルームがあります。トイレは1階部分と2階部分に1つずつ。

入ってすぐの場所にも小さなソファーが置かれ、ちょっとした休憩スペースみたいになっていました。更に進むとダイニングがあります。

ダイニングには簡易キッチンもありましたが、食器類はグラス類のみ。この部屋はかつて支配人が使っていた部屋らしいので、キッチンがあるのはその名残かもしれません。

調理台の上にはグミとナッツ&レーズンの入った瓶が置かれていました。ミニバーの中にはチョコがけしたカカオ豆も入っています。

ダイニングの奥はリビングになっています。ソファーの向かいにはテレビが置いてありました。

2階の寝室。外から優しい光が差し込み、なんとも上品な雰囲気。

ベッド両側のサイドテーブルには、それぞれ水が置かれています。もちろんこれも無料。

広々としたバスルームは我が家の寝室と同じくらい広かったです。流し台も2つ。古城と言えど、水回りはかなり綺麗でした。

バスタブのほか、独立したシャワーもあります。シャワー室がまた広くて快適♪私もいつか家を建てるなら、シャワー室を広くしたいです。

アメニティは「MOLTON BROWN」。英国王室御用達のラグジュアリーブランドで、ちょっとお高いホテルに行くとこのアメニティをよく見かけます。一通り使用してみましたが、ボディーソープはかなり男性チックな香りでびっくり。セクシーな男性がつけている香水のような香りとでも言いましょうか。

見た目も味も素晴らしい!シュロス・レストランでのコース料理

今回の滞在で楽しみにしていたのが、ホテル内にある「シュロス・レストラン」でのディナー。席が少ないと聞いていたので、ホテルを予約後、電話でレストランを予約しました。

重厚な雰囲気の室内席とテラス席がありますが、外のほうがが気持ちよさそうだったのでテラスでの食事に。

服装は女性はオシャレなワンピース、男性はワイシャツ姿がほとんど。せっかくなので私もお気に入りのワンピースを着ていきました。

着席して渡されたワインリストは「辞書か!」と言いたくなるくらい分厚くて、思わず笑ってしまいました。ワインの種類が多すぎてよく分からない時は、レストランの人に訊くとおススメを教えてくれますよ。

まず運ばれてきたのは、「厨房からの挨拶」とのことで山羊のチーズとメロンのサラダ。山羊のチーズはビーツを混ぜているので、かわいらしいピンク色です。

私の前菜は、なんと生ガキ!ドイツで生ガキはちょっと恐い気もしましたが、高級レストランだから大丈夫だろうと思いオーダーしました。ほのかに磯の香りがする濃厚な味わいで、もうたまりません。

夫の前菜はサーモン。なんと枝豆が添えられていてびっくり。お料理は、見た目も味付けもフランス料理風。どの料理も見た目が本当に美しく、目でもしっかり楽しめます。

メインに行く前に、私も夫もタコ料理を頂きました。甘辛い味つけのタコに、甘いバジルソース、ジャガイモの組み合わせ。タコはもちろん、バジルソースがものすごく美味しくて、家でぜひ真似したいと思ったのでした。

私のメインはラム。牛タンのサラダ、ブロッコリー、そしてフレグラというイタリアはサルデーニャ地方のパスタが添えられています。お肉はとってもジューシー。

夫のメインはカレイ。フィッシュナイフの使い方がイマイチ分からず苦戦していましたが、とても美味しかったそうです。

ここまで食べてお腹いっぱいでしたが、せっかくなのでデザートにベイクドアラスカを頂きました。運んできたら目の前でフランベしてくれます。メレンゲに包まれているのはチェリーのアイス。ほんのりアルコールの風味がして、大人の味です。

これで終わりと思っていたら、最後にチョコまで。7時に予約して、コース料理を食べ終わったのは10時すぎでした。ワインや水も含めて、お会計は243€。チェックアウトの際に一緒に支払います。

食事開始のときは外も明るかったテラスも、日が落ちたあとは大人な雰囲気です。壁がピンクにライトアップされているのは、隣の部屋で結婚式のパーティーが行われていたから。このあと豪華な打ち上げ花火もあがっていたのですが、私達も祝福されているような気持ちになり(そんな訳ないですが)どこか感慨深いものがありました。

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豪華な朝食

朝食はディナーと同じテラスか室内で頂きます。

ドイツのホテルらしく、パン、ハム、チーズは種類が豊富。特にパンは選ぶのが大変なくらい様々な種類があります。

ハム、チーズ、スモークサーモンなど。チーズはほかにもブルーチーズやカマンベールチーズなども用意されていました。

ウィンナーやハンバーグなどもあるので、朝からがっつり食べたい人には嬉しい限り。白ソーセージもあるので、「ミュンヘンまで行けないよ」という方はここでぜひ味わってください。

卵料理やパンケーキもあり、これらは個別にオーダーをします。夫のスクランブルエッグ(写真奥)の盛り付けが、なんとも可愛らしい。

広々としたお庭

広大なホテルの庭にはゴルフ場やローズガーデンがあり、朝食後に散歩をしました。

ゴルフ場でプレーできるのは、会員または宿泊客のみ。ゴルフ好きな方はぜひ旅の思い出にプレーしてみるのも良いかも。古城ホテルに泊まって優雅にゴルフだなんて…私の母が聞いたら飛びつきそうです。笑

美しく整備された英国風のローズガーデンでは、ちょうどバラが満開でした。朝の涼しいうちに散策すれば、バラを見ながら清々しい気分になれるのでおすすめ。

植えられているバラの種類も様々です。

ホテル情報、アクセス

シュロスホテル・クロンベルクの宿泊料金、詳細
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ホテル名 シュロスホテル・クロンベルク  HP
Schlosshotel Kronberg
★★★★★
住所 Hainstraße 25, 61476 Kronberg im Taunus
チェックイン 15時
チェックアウト 12時

ホテルへの最寄り駅はS4のクロンベルク(Kronberg)となり、フランクフルトからの所要時間は約20分です。

クロンベルクの駅からホテルまでは、こちらも徒歩で20分ほど。ホテルにはリムジンサービスもあるので、荷物の多い方はこちらを利用すると良いでしょう。

おわりに

今回宿泊したシュロスホテル・クロンベルクは、雰囲気も食事もサービスもとても素晴らしいものでした。

今でも時々思い出しては、「良かったな~」と感慨にふけるほど。

宿泊と食事で651€(約8万)と、1泊2日でかなりの出費。1回目の結婚記念日はちょっと特別にしたかったので、この出費は仕方ないです。とはいえ、それだけ支払う価値は十分にあると感じました。

クロンベルクはフランクフルトからもアクセスしやすいので、みなさんもぜひ古城ホテルで1泊してみてください。泊まるのが難しければ、ランチで利用しても良いかもしれません。

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