先日チェコのプラハへ1泊2日で遊びに行ってきました。
ちょうど弟がヨーロッパ出張で来ていて、「せっかくだから一緒にプラハを観光しよう!」とのことで実現した今回のプラハ旅行。
1泊2日と短い滞在でしたが、プラハ旧市街の見どころも一通り見てまわれて、とても充実した旅行になりました。
というわけで、今回は1泊2日のプラハ旅行で私達が実際に回ったコースを紹介します。プラハで短期滞在を予定している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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空港からタクシーでホテルへ
フランクフルトからプラハまでは車で行けなくもないですが、今回は飛行機でひとっとび!朝の9時半に飛び立ち、11時前にプラハへ降り立ちました。
空港からはタクシーを利用してホテルへ。所要時間は30分弱、料金は37€。
私達が利用したタクシーは、チェコの通貨である「コルナ」または「ユーロ」で支払いが可能でした。タクシー会社によって違うかもしれないので、ユーロでお会計をしたければ事前に確認しましょう。
そして、今回宿泊したのは「ホテル・オロス(Hotel AURUS)」というカレル橋のすぐ近くにあるホテル。予約サイトによっては「ウ ズラテー ストゥドニ」と言う名前で登録されている事もあります。
仕掛け時計やティーン教会がある旧市街広場にも近く、立地はかなり良かったです。
ホテルの宿泊レポートはこちらから見ることができます。
ハヴェル市場
ホテルに荷物を置いたら、まずはハヴェル市場へ。
通りにお店がずらりと並び、お土産になりそうなチェコの民芸品や野菜・果物、お菓子などが売られています。仕掛け時計やプラハ城をモチーフにしたマグネットやしおりは種類が豊富で、私もマグネットを購入しました。
ベリー類の盛り合わせも市場のあちこちで見かけました。大ぶりのブルーベリーがとっても甘くて美味しかった。お店によって値段や鮮度に差があったので、何件か見てから購入しましょう。
ハヴェル市場(Havelské tržiště)
【住所】Havelská 13, 110 00 Staré Město
【営業時間】7:00~19:00
【休業】日曜
カレル橋
ハヴェル市場の次はプラハ城へ向かいますが、途中でカレル橋を渡っていきます。1402年に完成した全長516mの橋ですが、設計したのはなんとドイツ人なのです。
欄干にならぶ30体の聖人像のなかには、王の怒りを買って殺害された聖人ネポムツキーや、フランシスコ・ザビエルの像も。
橋の上には芸術家の小さなスタンドがならび、似顔絵を描いてもらっている人もちらほら。とはいえ観光客でかなり混んでいて、ひとつひとつのスタンドをゆっくり見るのも億劫なほどでした。これだけ混んでいるとスリに遭う確率も高くなるので、皆さんもお気をつけて。
人混みで周囲の人にばかり気が回ってしまいますが、橋の上からプラハ城を眺めるのもお忘れなく!
人混みが嫌だという方は早朝の橋に出かけてみましょう。人はぼちぼちいますが、昼間の混雑がまるで嘘のよう。朝焼けに包まれたプラハ城を眺めながら、しっとりとした時間が過ごせます。
プラハ城
プラハ城ではBコースチケットを購入。旧王宮や聖ヴィート教会、カフカがかつて仕事場にしていた部屋のある「黄金の小道」などを見学しました。
チェコで最も重要かつ最大級の大聖堂、聖ヴィート教会。ゴシック様式の大聖堂は天井が高く、壁に反射したステンドグラスがなんとも神秘的でした。
お城から見渡せる旧市街もまた美しい。オレンジ色の屋根が並ぶ様子はドイツでもよく見かけますが、似ているようでありながらどこか雰囲気が異なるのがまた面白いです。
プラハ城からホテルへ行ったん帰る途中では、トゥルデルニークを食べてみました。
町ではチェコの伝統菓子トゥルデルニークのお店が沢山あり、あちこちから甘い匂いが漂っています。焼いてそのままのほか、中にアイスが詰まったものなどバリエーション豊富でした。生地は外側がカリッと香ばしくて中がフワフワなので、これは病みつきになります。
レストラン「V Kolkovne」でチェコ料理
夕飯はタクシーの運転手が教えてくれたレストラン「V Kolkovne(フ・コルコヴ二ェ)」へ。
運転手のおじさん、親切なのは良いのですが、運転しながら地図を広げて色々説明をしてくれるので、乗っている私達はヒヤヒヤ…なんてエピソードも。
レストランへは8時に予約をしましたが、土曜日という事もありほぼ満席でした。できれば予約をするか、6時くらいの早い時間帯に行った方がよさそうです。
ローカルフードを食べるのが私の旅の楽しみでもあるので、ここでも迷わずピルスナー・グラーシュを頂きました。名前の通りピルスナーを使用しているらしく、コクのある味わいがビールによく合う!
ドイツの隣なので、ザウアークラウトなどドイツでおなじみの付け合わせも。料理もどこかドイツと似たり寄ったりですね。
4人でお腹いっぱい食べて1314コルナ(59,80€)と、お会計はかなりリーズナブルでした。
フ・コルコヴ二ェ(V Kolkovne)
【住所】V Kolkovně 8, 110 00 Praha 1- Staré Město
【電話】+420 224 819 701
【営業時間】11:00~24:00
食後は川沿いを散歩。ライトアップされたプラハ城がまたロマンチックです。
旧市街広場のティーン教会は、どこか神秘的。塔のてっぺんのあたりは、ディズニーに登場するお城みたいですね。
世界一美しい!ストラホフ修道院
2日目はまず、世界一美しい図書館や「007カジノ・ロワイヤル」のロケ地になった事でも有名なストラホフ修道院へ。
12世紀中ごろに設立されたボヘミア最古の修道院で、併設の図書館の蔵書はなんと13万冊にも及びます。収められているのは中世からの書物のほか、聖書や歴史書、図鑑など。
図書館は2つあり、こちらは「哲学の間」。壁に42,000冊以上もの本がずらりと並ぶ様子は圧巻で、この場所にいれば頭が良くなりそうな錯覚まで覚えるほど。
残念ながら地元の人しか中に入れなく、観光客は外から見学します。
そしてこちらが「神学の間」。バロック調の部屋では、天井のフレスコ画が優雅な雰囲気を演出しています。
ストラホフ修道院(Strahov Monastery)
【住所】Strahovske nadvori 1/132, Praha 1
【営業時間】9:00~12:00、13:00~17:00
【料金】120コルナ(写真撮影をする場合は別途50コルナ)
【最寄り駅】Pohořelec(トラム22または23)
修道院前の道を少し登った所に気持ち良さそうなビアガーデンがあったので、ここでしばし休憩しました。
せっかくチェコにいるので、ビールでのどを潤します。私が飲んだのはノンアルコールのビール。
今回チェコビールを何種類か飲みましたが、チェコのビールはドイツのものより軽くて飲みやすいなという印象を受けました。香りもフルーティーなものが多く、女性が好きそう。
私はそこまでビールが好きではないのですが、チェコのビールは一杯飲んだ後でも「もうちょっと飲みたい」と思う事が多かったです。
道を更に進むと緑の美しい公園にたどり着き、遠くにはエッフェル塔の様な建物が。この塔に登ると町を見下ろせるとの事でしたが、あまりにも混んでいたので下から見上げるだけにしました。
それにこの後は市庁舎の塔に上る予定だったということも、ここであえて上らなかった理由です。市庁舎の塔は今回一番楽しみにしていたので、先に別の塔に上ったことで感動が薄れるのが嫌だったのです。
市庁舎の塔から眺める旧市街
市庁舎のからくり時計は残念ながら修復中でしたが、塔には登ることができるので一安心。オレンジ色の建物でチケットを購入し、そのまま塔の上へ!
てっぺんまでは、塔の中のらせん状の坂道をひたすら上るか、真ん中にあるエレベーターを使います。
こんな感じでエレベーターが上がっていくのですが、一部ガラス張りなのでスカートの中が見えそう…ミニスカートを履かれる方はご注意を。
塔の上からは360度チェコの旧市街を見渡せます。写真で何度もこの風景をみていましたが、実際に目にする風景はそれより何十倍も感動的なものでした。夕暮れ時の街並みが一番美しいらしいので、時間の調整ができる方はぜひ日暮れ前に行ってみてください。
22時まで営業しているので、夜景を見るのも良いかもしれませんね。
視線を下へ移すと、広場にいる人がとても小さい。建物もまるでミニチュアのようです。
別の角度からはプラハ城も見えます。あんな遠くまで歩いていったのかと、自分でもびっくり。
更に別の角度からは、ティーン教会が正面に見えます。広場から見上げるのとはまた違った表情を見せてくれます。
市庁舎
【営業時間】9:00~22:00(月曜のみ11:00~22:00)
【料金】130コルナ
塔の上から絶景を楽しんだ後は、広場のレストランでランチ。帰りの飛行機まであまり時間が無かったのでお店も適当に選んでしまいましたが、観光客の集まる場所は値段もお高めでした。
ランチ後は地下鉄とバスで空港へ向かい、夕方の便でフランクフルトへ。
おわりに
今回のプラハ訪問は1泊2日と短かったですが、旧市街の主要な観光地を回るのに忙しすぎるという事はありませんでした。
旧市街しか行っていないので、ほかにも新市街へ行ったり美術館・博物館を沢山訪れたいという方は、行きたい場所の数にあわせて滞在日数も増やしましょう。
私も次回行くのならもう少し長く滞在して、今回行けなかった新市街や美術館類、近郊のクトナーホラへも行ってみたいです。
この旅行でひさびさにユーロ圏外へ出たのですが、旅行中はチェコの通貨であるコルナに慣れなくて、金銭感覚が狂うことが多々ありました。とはいえ、あとで冷静になって分析してみるとプラハの物価はドイツに比べだいぶ安いですね。
また、中心部のレストランはユーロで払える所も多いほか、カードは大体どこでも使用できます。手数料もかかるので、ユーロ圏から行く場合の両替は最低限にしておいた方が良いでしょう。
今回8年ぶりのプラハでしたが、以前と変わらない美しい街並みを目にして、ますますこの町が好きになりました。フランクフルトから約1時間半のフライトで来れてしまうので、また近いうちに再訪したいです。
[box04 title=”利用したホテル”]ホテル・オロス(Hotel AURUS)
小ぢんまりとしたクラシカルなホテル。水回りがかなり清潔で、シャワーの圧力も問題なし。カレル橋や旧市街広場へのアクセス良好。
料金・詳細
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