プラハ観光のハイライト プラハ城のアクセス、見どころ、所要時間

プラハ観光で一番のハイライトとなるプラハ城。

ボヘミア王国が栄華を極めた14世紀に現在の姿となり、今ではチェコ大統領府が入っているほか、大部分が博物館、美術館として一般に公開されています。

世界最大級の敷地内には、旧王宮をはじめ聖ヴィート大聖堂や黄金の小道など、見どころも沢山。とにかく広いので、見どころや適切なチケットをあらかじめ予習しておくことが重要です。

今回はプラハ城の見どころやチケット、所要時間についてレポートします。

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プラハ城へのアクセス

プラハ城へは徒歩またはトラムを利用して行くことができます。

トラムマはマラーストラナ広場(Malostranske namesti)から22番に乗り、プラハ城北門停留所(Prazsky hrad)で下車。そこから徒歩約3分でお城に到着です。

体力のある方は、美しい街並みを眺めながら徒歩で向かうのもおすすめ。

カレル橋を渡りさらに歩いていくと、やがてプラハ城へ続く階段が見えてきます。

階段を上っていくと、眼下に広がるのはプラハの旧市街。オレンジの屋根が可愛らしいですね。

プラハ城のチケットと料金

プラハ城のチケットは、入場できる場所ごとに8種類。チケット売り場には日本語での説明もあります。

プラハ城の見どころをくまなくカバーしているAまたはBのチケットがおすすめ。私達もBコースのチケットを購入しました。

プラハ城チケットと入場できる施設

【Aコース】料金:350コルナ
旧王宮、聖ヴィート大聖堂、聖イジ―教会、黄金の小道、ダリボルカ塔、国立歴史博物館、火薬塔、ローゼンベルク宮殿

【Bコース】料金:250コルナ
旧王宮、聖ヴィート大聖堂、聖イジ―教会、黄金の小道、ダリボルカ塔

【Cコース】350コルナ
プラハ城写真博物館、聖ヴィート大聖堂宝物展

※チケットは2日間有効、建物内で写真撮影をする場合は50コルナのライセンス料が必要

 

プラハ城での所要時間・おすすめ時間帯

今回「プラハ城Bコース」のチケットで回ったところ、かかった時間は3時間ちょっとでした。Aコースの場合は4~5時間、Bコースなら3~4時間が所要時間の目安です。

プラハ城はとっても人気のスポットなので常に混雑しています。チケット購入や各施設への入場で並びたくなければ、朝一番に行けば時間のロスが少ないでしょう

または午後の遅い時間も意外とおすすめ。私達は午後3時過ぎにお城に着きましたが、チケット売り場をはじめ各箇所の入場でも並ぶことは一切ありませんでした。

日によって人出にも差があるので絶対とは言い切れませんが、参考にはなると思います。

プラハ城の見どころ、営業時間

お城の敷地内は6:00~22:00まで解放されていますが、各施設ごとの営業時間が異なるのでご注意を。

各見どころの最後に営業時間も書いてあります。

聖ヴィート教会

聖ヴィート大聖堂はチェコで最も重要かつ最大級の大聖堂。もともと教会があった場所に1344から建設が始まり、完成したのはなんと600年後の1929年!

ゴシック様式の大聖堂は天井が高く、ステンドグラスの光が壁に反射している様子がとても神秘的でした。

大聖堂内にはバラ窓をはじめ様々なステンドグラスがありますが、観光客のお目当てはやはりムハのステンドグラス。描かれているのは、チェコの守護聖人ヴァ―ツラフをはじめとする、ボヘミアの地で重要な役割を果たしたキリスト教の守護聖人たちです。

約2トンもの銀が使用されている、聖ネポムツキーの墓。聖ネポムツキーは14世紀を生きたボヘミアの司祭で、王を怒らせたことでカレル橋から落とされ絶命しました。

カレル橋ではネポムツキーが落とされたと言われる場所に彼の像があり、レリーフ部分に触ると幸運が訪れると言われています。

巨大なパイプオルガンもありました。どんな音がするのか気になる。

さきほどのムハのステンドグラスにも描かれていた、聖ヴァ―ツラフを祀る礼拝堂。中央に彼の像が鎮座し、背後の壁には彼の生涯が描かれています。

営業時間

【4月~10月】9:00~17:00(月~土)、12:00~17:00(日)
【11月~3月】9:00~16:00(月~土)、12:00~16:00(日)

 

旧王宮

旧王宮は写真撮影ライセンスを購入しなかったので、残念ながら写真はありません。

内部で一番の見どころは、奥行き62m、幅16m、高さ13mの「ヴラディスラフホール」。16世紀に完成した当時はヨーロッパ最大級を誇り、戴冠式や馬術競技が行われていたホールです。

1934年からはこのホールで大統領選挙も行われているのだそう。

他にもハプスブルク家の肖像画が飾られている「議会の間」や、色鮮やかな紋章が壁や天井にびっしり描かれている「新国事禄の間」などがあります。

営業時間

【4月~10月】9:00~17:00
【11月~3月】9:00~16:00

 

聖イジー教会

ピンク色の可愛い外観が目を引くのは、聖イジー教会。

その歴史は10世紀までさかのぼり、火災や修復などを経て17世紀に現在の姿になりました。ロマネスク様式の教会に、バロック様式のファサードが取り付けられています。

ど派手な外観から一転、中はとても質素。心を落ち着けてお祈りをするのには向いてそうです。

天井に描かれている美しいフレスコ画もお見逃しなく。

営業時間

【4月~10月】9:00~17:00
【11月~3月】9:00~16:00

 

黄金の小路

当初は城に使える衛兵やその家族が住んでいましたが、その後神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の時代には錬金術師が住むように。そのため通りも「黄金の小路」と呼ばれるようになったそうです。

カラフルな可愛い家が並ぶなか、22番の水色の家はフランツ・カフカの仕事場。カフカはプラハ生まれの作家で、1年ほどこの家を借りて執筆を行っていました。

他の家にはお土産屋さんが入っています。

家々の2階部分は武具博物館になっていて、中世の鎧や槍をはじめとする武器などが展示されています。鎧は形も大きさも様々。当たり前ですが、中世にも色々な体格の人がいたのですね。

博物館の奥には拷問器具も展示されていました。使用方法を想像するだけでぞっとします…

営業時間

【4月~10月】9:00~17:00
【11月~3月】9:00~16:00

 

ダリボルカ塔

中世には牢獄として使用されていたダリボルカ塔。塔の名前は最初の囚人だったダリボル・ズ・コゾイェドにちなんて付けられました。

内部には先ほどの武具博物館と同じような拷問器具が展示されています。

営業時間

【4月~10月】9:00~17:00
【11月~3月】9:00~16:00

 

見どころを一通り見終わったら、プラハ城の見学は終了。庭を通って、来たときの長い階段まで戻ります。

衛兵交代式

私達は見ることができませんでしたが、第一の中庭では毎時ちょうどに衛兵交代式が行われます。

特に正午の交代式は、音楽隊の演奏も伴う盛大なもの。混雑するので場所取りが大変ですが、興味のある方はぜひ見に行ってみてください。

交代式は見られませんでしたが、城内を行進する衛兵に遭遇。キレよく歩く姿には、少し威圧的な空気さえ感じました。

おわりに

今回はプラハ城Bコースのチケットで場内を回りましたが、見学箇所も滞在時間もこれだけあれば十分満足できるという印象でした。

あとは体力的にも、このくらいの方が疲れなくて良いというのが正直な感想です。

チケットは2日間有効なので、プラハに長く滞在する方は2日に分けて城内を回るのも良いかもしれません。その場合には、入場箇所がもう少し増えるAコースのチケットも検討してみましょう。

チケット購入や自力で回るのに不安がある方は、現地発オプショナルツアーに参加するという方法もあります。ベテランの日本語ガイドが案内してくれるほか、城の入場料もツアー料金に含まれているので、手間や時間のロスが少なくて済みます。

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