この日はコンスタンツからボーデン湖を挟んで対岸にあるメーアスブルク(Meersburg)へ向かいます。
城、旧市街、博物館と見どころも沢山。日差しが強いなか1日中歩き回ったのでかなりヘトヘトになりました。
南西ドイツ旅行
時期:2017年7月
旅行期間:2週間
同行者:なし
滞在地:バーデン・バーデン→黒い森→ボーデン湖→ジグマリンゲン
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フェリーでメーアスブルクへ
メーアスブルクへは鉄道が通っていないのでフェリーで行きます。
フェリー乗り場は和議の館から目と鼻の先。
往復とメーアスブルク旧城がセットになったコンビチケット(21,30ユーロ)があったので購入。メーアスブルクまで片道6,10ユーロ、旧城の入場料が12,80ユーロなので、旧城へ行く予定のある人はコンビチケットの方が断然お得です。
[aside type=”normal”] 別の港からも旧市街から少し離れた場所にある港からは車用フェリーも出ていて、それを利用する事もできます。
港まではバス1番に乗りStaad/Fähreで下車。24時間以内のフェリー往復+バスがセットになったチケットが10,20ユーロであります。
ただ港までバスで行くのが面倒。それに旧城へ行くと決まっているなら、上で触れたコンビチケットの方が安いです。[/aside]
船の出航まで時間があったので近くの公園を散策。どこも綺麗に整備されていました。
そうこうしているうちに乗船時間。乗船しても出航まではまだ時間があったので、今度は外の景色をぼんやりと眺めます。
すると別の船の影から白鳥の親子が出てきました。子白鳥の色が親とは全然ちがう・・・。昔読んだ「みにくいアヒルの子」の通りです。
そしていよいよ出航。風が気持ちい&真っ青な湖が綺麗!
30分ほどでメーアスブルクに到着。ちなみに船の中はこんな感じでした。
メーアスブルク
メーアスブルクには2つの城のほか、博物館、ワイナリーなどがあり、観光客でかなり賑わっています。湖沿いのプロムナーデは「ここはドイツ?」と思ってしまうほどリゾートな雰囲気が漂っていました。
旧城
まず向かったのが旧城(Burg Meersburg)。途中にはこんなに大きな水車もあり、ちゃんと動いていました。
水車の上には中世っぽい橋がありますが、これが旧城の入り口の部分です。
その歴史は7世紀まで遡るという城。城を所有するフュルステンベルク侯爵家の子孫が現在も暮らしていて、居住地でない部分が中世博物館として公開されています。
狩りに使っていた武器や甲冑などの展示があったり・・・。
また城の一角には、アネッテ・ドロステ・ヒュルスホフというロマン派の女流詩人が晩年を過ごした部屋もあります。こういう壁紙、私も結構好きです。自分の部屋に欲しいかと聞かれれば話は別ですが・・・。
城からの眺めも最高でした。
ツェッペリン博物館
旧城の次に向かったのがツェッペリン博物館(Zeppelin Museum)。ツェッペリンは硬式飛行船を指す言葉としてもよく使われますが、もとは飛行船を発明したフェルディナント・フォン・ツェッペリンというドイツ人の軍人からきています。
かなり小さい博物館ですが、展示はかなり豊富。
受付のおばさんの手が空いていたみたいで、ツェッペリンや博物館について色々説明してくれました。展示品は全てオリジナルだそう。
1929年に東京へ飛んだ際のチラシもあります。
座席や食器なども展示されていました。これだけ見ても、かなり優雅な旅行だったということが容易に想像できますね。
あまり期待していませんでしたが、かなり面白かったです。
旧市街&湖沿いのプロムナーデでランチ
旧市街にはカラフルな家が並んでいて可愛いです。ふらふら歩くだけでも楽しいのですが、坂道になっているので歩くだけでも結構疲れます。
港の方まで下りてくると、ボーデン湖沿いにプロムナーデが伸びています。ドイツにいながらどことなく異国のような雰囲気が漂っている場所です。
空にはツェッペリンも飛んでいます。
さっきのツェッペリン博物館のおばさんによると、1時間ほどの遊覧飛行で450ユーロくらいするんだそうです。話を聞いていた私やおじさんたちが一斉に「高!」と言ったのは面白かったですが、それにしても高いですよね。高い割にはすぐ予約が一杯になってしまうのだとか。
ここにはレストランがたくさん並んでいるので、その中の1つでランチにしました。
レストランからの眺め。
ちょうどアンズ茸の時期だったので、豚肉のステーキにアンズ茸のクリームソースがかかっている料理を注文。付け合わせはこの地方の伝統料理シュペッツェレです。
アンズ茸が大好きという事もありますが、かなり美味しく頂きました。お店の人もとても親切。水も注文して合計で18,80ユーロのランチでした。
新城
ランチの後は新城(Schloss Meersburg)を訪れます。
それまで旧城に住んでいたコンスタンツ司教が、新たな居城として18世紀に建てたバロック宮殿。ヴュルツブルクのレジデンツも手掛けたバロックの巨匠、バルタザール・ノイマンが設計しました。
城の前には庭園があり、そこからボーデン湖を見下ろすことが出来ます。右の方に見えるのは先ほど訪れた旧城です。
入場料は5ユーロ。「階段の間」や「祝賀の間」が見どころですが、個人的には旧城の方が面白かったです。中世が好きなら旧城、バロックや華やかな城を見たければ新城へ行ってみるといいです。もちろん両方行くのもアリですよ。
オーディオガイドの目印になっているカモメが可愛いかったです。
1760年に完成しましたが、1803年までの40年ほどしか使われなかったそうな。
城を出てすぐ隣には教会もあります。なかはかなり豪華。
州立ワイナリーもあるので、ワインが好きな方は覗いてみては?
新城を見終えたらこの日の観光は終了。フェリーで再びコンスタンツへ戻ります。
帰りのフェリーからはさっきの新城とワイナリーがよく見えます。朝だと逆光なので、写真を撮るなら帰り(午後)のほうが綺麗に撮れます。
次の日はボーデン湖から離れ、ドナウ川沿いを再び北上します。
ヴィーガンホテル。朝食にはヴィーガン使用のハムやチーズなどが並んでいて面白い。
コンスタンツまで徒歩15分。道を挟んで斜め向かいにスーパーの入っているショッピングモールもありとても便利。[/box06]
[…] 南西ドイツ旅行(9)メーアスブルクで古城、飛行船博物館、旧市街 […]