この日は黒い森にあるハウザッハ(Hausach)という町へ移動し、この町のガストホーフに3泊しながら黒い森の小さな町を巡りました。
この記事内でも時々触れますが黒い森の町に宿泊すると、宿泊施設がKONUSカードというカードを発行してくれます。カード所持者は黒い森での公共交通が無料になるほか、博物館なども割引になるのでかなりお得。
このカードのおかげで、いちいち切符を買ったり料金を調べるというストレスも無く、気ままに町巡りが楽しめました。
南西ドイツ旅行
旅行期間:2週間
同行者:なし
滞在地:バーデン・バーデン→黒い森→ボーデン湖→ジグマリンゲン
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宿にチェックインしてKONUSカードをもらう
黒い森で3泊したのはGasthof zur Eicheというガストホーフ。ガストホーフ(Gasthof)というのは1階がレストランになっている家族経営の小規模な宿泊施設。小規模なのでアットホームさがあり、値段も比較的リーズナブルな所が多魅力です。
着いたのは1時過ぎとチェックインには早いかなと思いましたが、「もう掃除終わってるよ!」との事ですぐに部屋に入ることが出来てラッキー。
チェックインの際にKONUSカードについて聞こうと思っていたのですが、何も言わなくても滞在中有効なカードを発行してくれました。
KONUSカードでは黒い森での電車やバス、トラムといった交通機関に無料で乗ることができます。黒い森と簡単に言ってしまっていますが、有効範囲は北はカールスルーエ、南はスイスのバーゼルまでと結構広いです。
黒い森観光局のHPにあるリスト(KONUS Flyerをクリックするとフライヤーの下の方にリストが載っています)に掲載されている町に宿泊する事で発行してもらえますが、リストに何故かバーデン・バーデンが載っていないのがちょっと不思議。
ハスラッハの観光
ガストホーフに荷物を置いたら、電車で5分くらいの所にある隣町ハスラッハ(Haslach)へ向かいます。
この町にはずっと来てみたいと思っていた、黒い森の民族衣装を集めた博物館があるのです。
黒い森民族衣装博物館
町の旧市街の外れにある「黒い森民族衣装博物館(Schwarzwälder Trachtenmuseum)」。入り口やチケット売り場はツーリストインフォと一緒になっています。KONUSカードで入場料が無料。
小さい博物館ながら展示されている衣装は100種類以上!ぼんぼんのついた帽子はこの地域独特のものです。
他に誰も居なく静まり返った館内。マネキンが突然動き出すんじゃないかと想像してしまい、ちょっと恐かったです。
カーニバルの衣装も展示されていました。
クルミの殻だらけでちょっと笑える。
以前に同じく黒い森のロットヴァイルやフィリンゲンという町のカーニバルを見た事がありますが、衣装からも分かるように伝統色の濃いものでとても興味深かったです。
隣には教会もありました。
ハスラッハの旧市街
旧市街にはカラフルな万国旗が架けられていました。
教会の塔の上に巣を作っているコウノトリ。時々鳴きながら町の上をぐるぐる飛んでいました。
細い道に入っていくと可愛らしい木組みの家がひっそりと立っています。古き良き田舎の町という感じ。
市庁舎の壁には、黒い森各地の民族衣装が描かれていました。どれも個性的です。
町の中を散策したら、この日の観光は終了。次の日はドイツ最大の滝をはじめ、引き続き黒い森の町巡りをします。
[aside type=”boader”] 黒い森で宿泊したホテルGasthaus zur Eiche
1階がレストランになっている小規模な宿。とてもアットホームでレストランの食事も美味しかったです。[/aside]
[…] 南西ドイツ旅行(4)黒い森ハスラッハの民族衣装博物館と旧市街 […]