【ドイツで出産】電動搾乳機のレンタル方法、料金、期間

ドイツ 電動搾乳機

赤ちゃんがおっぱいをまだ上手に飲めない時や、長時間授乳ができない時、母乳の出が良いので保存しておきたい時などに使う搾乳機。

便利な電動タイプは決して安くはないので購入を迷うところですが、ドイツではこの電動搾乳機を手軽にレンタルできます。

今回はそんな電動搾乳機のレンタル方法や料金、レンタル期間について解説します。

電動搾乳機はいつ使う?

冒頭でも触れたように、赤ちゃんが上手におっぱいを飲めない時、ママひとりでの外出や体調不良などで長時間授乳ができない時母乳が沢山出て保存したい時などが搾乳機の出番。特に赤ちゃんが上手に飲めないあいだは、作られた母乳を搾乳してしっかり出すことで乳腺炎の予防にもなるのだそうです。

このほか私のように母乳の出が悪いママも、搾乳機を使って刺激を与えることで母乳が出るようになっていきます。

▼搾乳機を使う場面

  • 赤ちゃんがまだ上手におっぱいを飲めないとき
  • 外出、体調不良などで長時間授乳ができないとき
  • 沢山出る母乳を保存したいとき
  • 母乳の出があまりよくないとき

搾乳機には電動と手動がありますが、電動の方が断然楽。搾乳の時間に両側10分ずつかかるとして、その間ずっと手を動かすのはかなりしんどいです。搾乳の目的によって回数は変わるものの、用途によっては1日数回搾乳する必要がありますからね。

私はヘバメ(助産師)の指示で最初の頃は3時間おきに電動搾乳機を使用。その後徐々に回数を減らしながら4ヶ月くらいまで搾乳していましたが、手動だったら面倒でここまで続かなかったと思います。

ドイツで電動搾乳機をレンタルする方法

電動搾乳機は薬局(Apotheke)でレンタルできます。

▼レンタルに必要な物は以下の通り

  • 処方箋
  • 身分証
  • デポジット

処方箋は産院で入院しているときに貰っておきます。デポジットは薬局により異なり、私のところは50ユーロでした。

注意事項としては、在庫がない可能性もあるので事前に要電話確認。また産後すぐ重い物を持つのはNGですが、ケースに入っている搾乳機は結構大きい&重いので、旦那さんなどほかの人に取りに行ってもらう方が安心です。入院中に取りに行って付属品を消毒しておいてもらえば、退院後にすぐ使えます。

レンタルできる電動搾乳機

薬局でレンタルできる電動搾乳機はメデラの「シンフォニー」。他の人のブログを見ていても、この搾乳機のところがほとんどのようです。

ドイツ 電動搾乳機

産院で使用していた搾乳機も同じもの。すでに使い勝手が分かっていて混乱せずに済みました。

メデラ 電動搾乳機 ポンプ

またこの搾乳機では一度に両方の胸を搾乳できますが、付属のチューブや搾乳口、ボトルは1個分しかありません。なのでもし産院でも搾乳するのであれば、使用済みの付属品を持ち帰っておくと家でも一気に両側の搾乳ができて便利です。

これらの付属品、産院で使うときは使用開始から24時間後には捨てて、新しいものを貰うよう指示されます。とはいえヘバメ曰く「哺乳瓶と同じように消毒すれば何度も使えるから、捨てないで持ち帰ってね!」との事だったので、私も持ち帰って家で使っていました。両側一気に搾乳できれば、かかる時間も半分になるのでとても便利で助かりました。

ちなみに、ボトルなど電動搾乳機の付属品は返却不用。返却するのは本体のみです。

レンタル料金・期間

搾乳機は処方箋があれば、デポジット以外のレンタル料金は無料です。

産院で最初にもらう処方箋は2週間分ですが、延長が可能。延長したい場合は産院ではなく妊婦検診で通っていた婦人科で処方箋を出してもらい、レンタル期間が終わるまえに薬局に提出します。こちらの処方箋は4週間分で、この期間が終わる前にまた処方箋を出してもらえばさらに延長ができます。

婦人科では診察なしで搾乳機の処方箋を出してくれるので、私は電話だけして夫に取りに行ってもらっていました。電話では「産院でもらった搾乳機の処方箋を延長したい」と伝えればOKです。

産後2週間の体で出かけるのはかなり負担になるので、頼れるところはどんどんお願いしていいと思います。

ドイツで搾乳機をレンタルする方法:まとめ

処方箋があれば無料でレンタルできる電動搾乳機。購入するとなると決して安くないので、産院でも採用されている搾乳機を無料で使えるのはとてもありがたいです。

レンタルには処方箋が必要になるので、産院にいる間に貰っておくのを忘れずに。本文中にも書きましたが、退院するまでにパートナーなどに引き取り&消毒をしてもらって、すぐ使えるように準備しておけば帰宅後バタバタせずに済みますよ。