イタリア

芸術と文化の町フィレンツェ、ドゥオモ周辺と庭園巡り

トスカーナ地方を巡るツアーに参加した次の日は、1日フィレンツェで過ごしました。

芸術と文化の町とだけあり、美術館や庭園など見どころが沢山。行きたい場所が多すぎてものすごく迷いましたが、アクセスのしやすさを考え、大聖堂ピッティ宮殿をそれぞれ拠点に近くの見どころを訪れました。

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ジョットの鐘楼

私達がまず向かったのは、大聖堂の隣に立っているジョットの鐘楼。

鐘楼へ向かう前にドゥオモ共通券を購入します。

ドゥオモ共通券(Il Grande Museo del Duomo)

料金:15ユーロ
有効範囲:
◆ジョットの鐘楼
◆サン・ジョヴァンニ洗礼堂
◆大聖堂地下の地下遺跡
◆大聖堂のクーポラ
◆大聖堂付属美術館

ジョットというのは塔のデザインを任された画家であり建築家であった人物の名前から来ているのですが、彼は塔が完成するのを待たずに亡くなってしまいます。ちなみに塔が完成したのは1387年のこと。

混雑を避けるため一番最初にジョットの鐘楼へ来て大正解。待ち時間も無く、狭い階段も自分のペースで上ることができました。誰かとすれ違う際にリュックなどがあっても邪魔になるので、なるべく身軽で行くべし。

上まで一気に上るわけではなく、途中に踊り場の様な場所が何ヵ所かあります。ここから下を覗くとちょっと恐い。

すぐそこに見える大聖堂のクーポラ。この時点ではまだ見上げる位置にありますが、塔の一番上まで行くとだいたい目線と同じ位置に見えるようになるのです。

地上からは見えにくい大聖堂のこんな装飾もよく見えます。せっかく技術と財力を投入してここまで造ったのだから、見てもらわないと勿体ないですよね。

さらに上がって塔の一番上へ。ここから見えるフィレンツェの街並みは圧巻!高い建物が他にないので見晴らしがよく、統一感のある街並みもとても美しいです。

クーポラも下から見るより迫力がありますね。もっとずんぐりした形だと思いきや、傾斜が結構あります。登っている人も見えますが、そこからすぐ下を見下ろすのはかなり恐そう。

サン・ジョヴァンニ洗礼堂

ジョットの鐘楼からの絶景を楽しんだ私達が次に向かったのは、大聖堂の隣にあるサン・ジョヴァンニ洗礼堂です。大聖堂やジョットの鐘楼よりも古く、11世紀から13世紀にかけて造られたもの。

8角形でどことなくモンゴルのゲルを思わせる建物の中では、まばゆいばかりの黄金のモザイク画が天井を覆っています。

画のそれぞれにストーリーがあると思うのですが、何が書かれているのか分からないのが残念。しいて分かるのは上部にアダムとイヴらしき人物が描かれていることくらいです。

鬼らしきものが人間を襲う画。これを見て疫病の流行を表現しているのかと一瞬思ったのですが、どうなのでしょうか。

モザイク画ばかりに目が行きがちですが、内部の全体的な装飾も美しいです。特に窓のあたりが私は好きでした。

外側でひときわ目立つ東側の金ピカの扉は「天国の扉」。

大聖堂

フィレンツェのシンボルでもある大聖堂。正式名称はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂ですが、日本のガイドブックではイタリア語の読み方で「ドゥオモ」と書かれていることも多いです。

イタリアの教会や大聖堂はどちらかというとゴテゴテした煌びやかな内装の所が多いですが、こちらの大聖堂はだいぶ質素にまとまっています。質素でありながらも貧乏くさくなく、気品あふれる感じが素敵ですね。

祭壇上のクーポラの部分にはフレスコ画が描かれています。さっき洗礼堂で見たモザイク画と構造自体はとても似ていますが、こちらはいくらか優しい雰囲気。

大聖堂の地下遺跡

大聖堂の地下に広がっているのが、サンタ・レパラータ教会の遺跡。5世紀に作られたあと14世紀まで改修が繰り返され、1つの遺跡のなかに様々な年代の建築物が混ざっています。

フィレンツェの守護聖女サンタ・レパラータの像。3世紀頃に生きた聖人で、中世ではイタリア各地やヨーロッパで信仰の対象とされました。左にある窓の中にあるのは彼女の骨が入った聖遺物箱。

墓石も沢山並べられていました。

ボーボリ庭園

大聖堂周辺を観光したら、次の拠点となるピッティ美術館を目指します。ヴェッキオ橋を渡ってしばらくすると見えてくるのがピッティ宮殿。中にあるパラティーナ美術館へも後ほど訪れますが、まずは裏手にあるボーボリ庭園へ向かいます。

そのまえにチケット購入。ボーボリ庭園、バルディーニ庭園、パラティーナ美術館に入場したかったので買ったチケットは以下の2つです。

ボーボリ庭園チケット料金:10€
有効範囲:
◆ボーボリ庭園
◆バルディーニ庭園
◆陶器美術館
ピッティ宮殿チケット料金:13€
有効範囲:
◆パラティーナ美術館
◆近代美術館
◆大公たちの宝物館
◆ファッション・衣装美術館

庭園というよりは巨大な公園に近いのではと思うほど広大なボーボリ庭園は、1500年代のイタリア造園様式を色濃く残しています。ピッティ宮殿の裏は坂になっていて、登った所から見る宮殿がまた美しい。

陶器美術館がある場所は高台みたいになっていて、トスカーナの田舎風景が眼下に広がります。美術館前にはバラなどが植えられていましたが、何故か水たまりが沢山あってかなり歩きにくかったです。

ボーボリ庭園はとにかく広いので、地図を見ながら計画的に歩かないとただ疲れるだけなので注意

庭園の至る所に池や噴水もありました。噴水の中心へ続く道に柑橘系の鉢が沢山並んでいますが、それぞれ異なる種類の木のようでした。日向ぼっこをしているカメなんかもいて長閑な場所です。

庭園内で一番好きだった場所。他の場所は緑中心でしたが、この一角には花も沢山ありました。

バルディーニ庭園

ボーボリ庭園の隣にあるバルディーニ庭園。ボーボリ庭園から一旦出ますが、チケットを持っていれば再入場できます。

ちょうどお昼時だったので、庭園内にあるカフェでランチにしました。

ホットサンドは質素な見た目に反して、濃厚なチーズとハムで食べごたえ十分。ドイツのチーズやハムも美味しいですが、イタリアのものもまた違った味わいがあって良いですね。

カフェのある場所からはフィレンツェの旧市街が一望できます。ミケランジェロ広場まで行くのは時間&体力的にムリという方は、ここからでも十分絶景が楽しめますよ。

ここのアーチは6月頃になると、トンネル一面が藤の花で埋め尽くされるのだそう。訪れた9月は緑だけでしたが、それでも十分美しいです。

期待していたより花が少ないのは残念でしたが、よく整備された美しい庭園でした。

ピッティ宮殿

庭園を見た後はピッティ宮殿内の美術館を見学します。さんざん歩いた後だったのでだいぶ疲れていましたが、パラティーナ美術館はどうしても見たかったので頑張って見学しました。

◆パラティーナ美術館

美術品の収集家としても知られているメディチ家の所蔵品が集められている美術館です。ラファエロやルーベンス、ボッティチェリなど超有名芸術家の作品が沢山。他の美術館に作品の貸し出しもしているみたいで、写真のように枠だけになっている所が何ヵ所かありました。

絵画の他にも天井一面にフレスコ画や豪華絢爛な部屋など、絵画以外にも見どころ満載です。美術館に興味を示さない夫が私よりも真剣に見入っていたのが、とても以外でした。

 

◆近代美術館

見るもの全てが豪華だったパラティーナ美術館の後に来ると、なんだか物足りない感じもする近代美術館。ここには18世紀~20世紀にかけての絵画を中心とした芸術作品が展示されています。

天井にも絵が描かれていました。ライオンの顔が可愛い。こういう動物が描かれているもの大好きなんです。

壁と天井にものすごく細かい装飾がされている部屋もあり、特に天井はずっとみていると目が回りそう。

他にも幅の広い絵画がいくつもあり、大きさもあってか迫力がありました。

 

◆ファッション・衣装美術館

これまでの2つの美術館からガラリと雰囲気が変わるのが、ファッション・美術博物館。清楚系なドレスからモードっぽいものまで、様々な主にドレスが展示されています。

この青いドレスは結構素敵だと思ったものの、よく見ると胸のあたりの生地がスケスケ。ちゃんと大事な場所が隠れているか心配になって、着ている時は落ち着かなそうですね。

フィレンツェ最後の食事

フィレンツェ最後の食事は、大聖堂の近くで見つけたお店に入りました。

そのまえに、美術館からホテルへ帰る途中で買ったカンノーロでおやつ。そして疲れ果てていたので少し昼寝。疲れた時にすぐ休めるので、観光地エリアに近いホテルの立地はものすごく重要です。

元気になった所で夕食へ。まずはトリュフのパスタ。トリュフの香りがとても良い。

メインは鶏肉のフリット。唐揚げみたいで美味しかったです。勝手にイタリア風唐揚げと命名。

朝早くからさんざん歩き回って疲れながらも充実した1日になりました。

 

フィレンツェ滞在はこの日まで。次の日はローマに向かいます。

宿泊ホテル

B&B レ・スタンツェ・デル・デュオモ(B&B Le Stanze del Duomo)

大聖堂(ドゥオモ)の目と鼻の先にあるホテル。部屋は広々していて、冷蔵庫と電気ケトル、コーヒーセットあり。
カフェで食べる朝食がかなり豪華。ホテルでオプショナルツアーの予約可。

 

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