ヴァチカンとカルボナーラ発祥の店へ 発祥店の気になるお味は? 

ローマ観光3日目。ヴァチカン周辺を散策してから、「カルボナーラ発祥の店」と言われているレストランへ向かいます。

発祥の店のカルボナーラはどんな味がするのでしょうか?

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ヴァチカン周辺

ヴァチカン周辺で訪れたのは以下の3ヶ所です。

  • サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ
  • サン・ピエトロ大聖堂内部
  • サンタンジェロ城

◆サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ

訪問は9月中旬でしたが、朝9時過ぎに到着して待ち時間は20分ほどでした。

警護にあたるスイス兵。ヴァチカンでは16世紀からスイス兵が教皇の警護に当たっています。

斧槍を手に持っていますが、今はそれで戦うことはありません。その代わりに催涙スプレーを服の中に忍ばせ、教皇が大勢の人前に出るときはそれで警護をするのだそう。

大聖堂内へ入る前にクーポラへ。上るにはエレベーター(5€)または徒歩(7€)の手段があり、私達は徒歩で上りました。

どんどん階段を上がっていくと、屋上テラスに出てそこからクーポラ内部に入ります。下から見えたときとは異なり、間近で見ると結構迫力あります。

建物の上に見えていた11人の使徒もこんなに大きかったのか・・・。

内部には金網が張ってあり、金網越しに大聖堂内が見えます。大聖堂内からは高い所にあってよく見えないであろう天井付近の絵画も、ここからならじっくり観察できますよ。

内部にかかれた絵も神秘的です。

クーポラの上までいくには、更に320段の階段を上がっていきます。クーポラの形に添って作られた幅の狭い階段。最後のさいごは急すぎて危ないので、つかまるための縄まであります。

そして頑張った私達の前には、ヴァチカンの美しい風景が広がります。吹き抜ける風も気持ちよくて最高。

ヴァチカン政庁舎。手前の花壇にはローマ教皇の紋章が描かれています。

視線を下へ向けると、屋根に沿って燭台のようなものがずらりと並んでいました。祭事の際はここに実際にロウソクを灯すのでしょうか?もしそうだったら絶対綺麗なはず!

クーポラの上を一周して気になったのが、頭上まである柵。私が2010年に訪れた際はこんなの無かったような・・・。なにか事件でもあって頭上までの柵が取り付けられたのか、とても気になる・・・。真相を知っている方がいたらぜひ教えてほしいです。

 

◆サン・ピエトロ大聖堂内部

大聖堂内部は天井が高くてとっても広々。あちこちに豪華な装飾がされていて、さすがはカトリックの総本山。巨大な大天蓋の下には、初代ローマ教皇である聖ペトロのお墓があります。

そして大天蓋の真上にあるのが、さっき私達がいたクーポラです。

大聖堂の一番奥にあるのが聖ペトロの司教座。ここは教皇のみが座ることを許されているのだそう。

歴代教皇の一覧もあり、ここは常に警備がついていました。そうでもしないと、自分の名前を書いたりする人とか出てきそうですもんね。

大聖堂から出たら行列がものすごく長くなっていました。行かれる方は早い時間の方がおすすめです

 

◆サンタンジェロ城

サン・ピエトロ大聖堂見学後はサンタンジェロ城周辺を散策します。城より要塞のような外観ですが、実際に要塞や牢獄として使用された過去もあるそうです。

お城へ向かう橋の両脇には、天使の彫刻がいくつも飾られています。

サンタンジェロ城からサン・ピエトロ大聖堂方向へ戻る道では、堂々とした大聖堂の姿が見えました。

カルボナーラ発祥の店「La Carbonara」

ローマにはカルボナーラ発祥の店と言われているレストランラ・カルボナーラ(La Carbonara)があります。せっかくなので昼食をここで食べる事に。

店内は入り口付近にバーカウンターとテーブルがあるほか、奥の広い部屋にもテーブルがあります。

私達が通されたのは奥の部屋でしたが、そこにいたのはほとんど日本人!私も含めてやはり日本人は、「〇〇発祥の店」みたいに話題になるお店が好きなんですね。

メニューは全てイタリア語でしたが、カルボナーラはイタリア語でも分かります。それから花ズッキーニのフライを食べてみたかった私たち。それらしい単語が見つからなかったので店員さんに訊いたところ、「できますよ」との事だったので注文しました。

前菜に頂いた花ズッキーニのフライ。花ズッキーニでモッツァレラチーズを包んでフライにした料理です。

揚げたてのフライはサクサク。真ん中にはアンチョビが入っていて、いい具合に塩気のアクセントになっています。

そしてメインのカルボナーラ。ソースはクリーミーで滑らかというよりは、すこしダマっぽいものでした。私がそこまでカルボナーラファンでないからかもしれませんが、とくに「すごく美味しい」という印象も受けず。

カルボナーラが好きな人が食べれば、また違った感想になると思います。

そこまで感動はありませんでしたが、「カルボナーラ発祥の店でカルボナーラを食べた」という旅の記念になった事は確かです。

花ズッキーニのフライ、カルボナーラ2人分、お水を注文してお会計31€でした。

[box04 title=”店舗情報”]ラ・カルボナーラ HP

【住所】Via Panisperna 214,00184 Rom
【営業時間】12:30~14:30、 19:00~23:00
【休業日】日曜
【アクセス】Cavour駅(地下鉄B線)より徒歩10分[/box04]

サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂

この日最後に訪れたのはサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂(Basilica di San Giovanni in Laterano)。

その歴史は4世紀まで遡るという大聖堂は、ローマ4大大聖堂のひとつ。4大大聖堂といえば、ローマ1日目に訪れたサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂もそうでしたね。

建物の上から見下ろす11人の使徒。どこかで見た事があるなと思ったら、サン・ピエトロ大聖堂もこんな感じでした。

午前中に見たヴァチカン同様、内部は様々な絵画でうめつくされています。

毎回思う事ですが、イタリアの教会や大聖堂は宗教美術に詳しい友人と巡れば10倍くらい楽しくなりそう。

ヴァチカンほど煌びやかでなく、神秘的で落ち着いた雰囲気に包まれているのがこの大聖堂の特徴とも言えそうです。

側廊部分はアーチがとても美しかったです。

ちなみに隣接するラテラノ宮殿では、1929年にローマ教皇と当時の首相ムッソリーニとの会談が行われラテラノ条約が締結されます。この条約によりヴァチカンのイタリアからの独立が認められ、「ヴァチカン市国」が誕生したのです。

[box04 title=”施設情報”]サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂

【住所】Piazza di S. Giovanni in Laterano, 4, 00184 Roma
【開館時間】7:00~18:45
【アクセス】San Giovanni(地下鉄A線)より徒歩3分[/box04]

 

大聖堂の近くにはジェラート屋さんがありました。ダブルで生クリームまでついて2.5€とかなり良心的な値段です。人気店なようで、スーツを着たサラリーマン風の男性から女の子のグループ、ベビーカーを引いたお母さんなど、地元の人と見られるお客さんがひっきりなしに来ていました。

壁にかかれているメニューはイタリア語ですが、それぞれイラストも描かれているので何のフレーバーか分かります。

[box04 title=”お店情報”]Rivareno Gelato
【住所】Via Magnagrecia, 25, 00183 Roma[/box04]

 

ローマの観光はここまで。次回は世界遺産にもなっているアマルフィのレポートです。

 

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