結婚式でドイツに来た家族・親戚は約1週間の滞在でしたが、私の父だけ数日長くドイツに残りました。
他の皆と空港でお別れをした後に父と夫と私の3人で向かったのは、ローテンブルク。
ここに住んでいる親戚が本当は結婚式にも来る予定でしたが、怪我のため来れなくなり欠席。しかし父もいるなら観光がてら皆で泊まりにおいでという事で、ご厚意に甘えて1泊お邪魔してきました。
ドイツへ来る日本人なら憧れる人も多いローテンブルクですが、中世の雰囲気が漂う可愛らしい街並みを見ていると、人気があるのも納得。
そんなローテンブルクでの町歩きの中から見どころをいくつか紹介します。
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城壁の上を歩く
ローテンブルクの旧市街は城壁で囲まれており、その城壁の上を歩くことができます。
狭い通路の壁には寄付をした人の名前が書いてあり、日本人の名前も多く見かけました。
前から来る人とすれ違うのがちょっと大変だったりしますが、城壁の上からはオレンジ色の屋根越しに教会の塔が見えたりと、眺めは抜群です。
城壁と言えば「進撃の巨人」の舞台として話題になったネルトリンゲンでも、同じように町が城壁で囲まれていて、その上を散歩できるようになっています。
城壁の上を南へどんどん進んで行くと、やがてシュピタール要塞にたどり着きます。
16世紀末に作られたという要塞の中には大砲なども置かれていたりして、中世の町はこんな風に町を守っていたんだなという事が想像できます。
更に進んで行くと野外劇場のような場所がありました。お祭りなどがある際に使われるのかもしれません。
プレーンライン
ローテンブルクを代表する風景ともいえるのがプレーンラインといわれるこの一角。
ガイドブックに必ずと言っていいほどここの写真が使われているので、見たことがある人も多いと思います。
ローテンブルクには何度も来ている私ですが、実はここをちゃんと見るのは今回が初めてでした。いつもマルクト広場を通って公園の方へ行ってしまうので、こっちまで来ないんです。
人気スポットというだけあり人も沢山いるので、写真に人が入るのが嫌なら朝の早い時間に来るのが良さそうです。
そして車も結構通るので、写真を撮る際は気を付けましょう。
プレーンラインからマルクト広場へ続く通りにはカラフルな家が並んでいます。窓に飾られたゼラニウムがドイツらしいですね。
お店の看板も統一感があって街の雰囲気に溶け込んでいます。
マルクト広場
観光客で賑わうマルクト広場。向かって左の建物が市庁舎、右が市議宴会館です。
市議宴会館の壁には仕掛け時計がついていて、マイスター・トゥルンクというかつての市長の伝説が再現されます。
クリスマスの時期にはここにクリスマスマルクトも開かれます。冬なので寒いですが、中世の街並みに溶け込んだマルクトは本当に素敵で一見の価値ありです。
おわりに
旧市街をただ歩いているだけでも十分に楽しめるローテンブルク。他にも「中世犯罪博物館」や「人形とおもちゃ博物館」といった博物館もあるので、興味のある方は行かれてみてください。
グルメな方はローテンブルクのお菓子「シュネバル」や、ローテンブルクを含むフランケン地方のワインに挑戦してみるのも良いでしょう。
力強い味わいのフランケンワインは私も大好物です。