今年も残りわずかという事で、2020年の出来事を振り返ってみました。
Contents
1月
ベッド&マットレスを新調
1月はベッドとマットレスを新調。これまで1つのマットレスに夫と2人で寝ていましたが、キングサイズのベッドを購入してそこにマットレスを2つ敷いて寝るというスタイルに変更しました。
マットレスを分けたことで、寝返りを打ったり早朝に起き上ったりしても相手に振動が伝わらず、以前より熟睡できるように!安くはありませんでしたがいい投資だったと思います。
ちなみにベッドはIKEA、マットレスはbett 1というメーカーが出している「Bodyguard」というもの。表面か裏面で好みの硬さを選べるほか、100日間の返品保証があるのでオンライン購入でも安心でした。
こんなにコンパクトに運ばれてきてびっくり!
2月
ベートーヴェン生誕250年のイベント告知
2020年はドイツ出身の音楽家ベートーヴェンの生誕250年だったので、ブログやツイッターで誕生の地ボンの見どころや関連イベントの紹介をしました。
とはいえ各地で予定されていたイベントは、コロナの影響でほぼ全てが中止。一部はオンラインで開催されたものもありましたが、期待していたよりもだいぶ寂しいベートーヴェンイヤーになってしまったのは残念です。
ドイツでコロナがじわじわ広がり始める
それまで「対岸の火事」のような感覚だったコロナがドイツで広がり始めたのも2月。
バイエルン州に拠点を置く企業で従業員の感染が確認されたのを皮切りに、各地で感染者が徐々に増えているという状況でした。
そして感染拡大に拍車をかけたのが、2月後半のカーニバル。ノルトライン・ヴェストファーレン州のとある町ではカーニバルの集会で何人もが感染するなど、感染の拡大はもう防ぎようがない所まできていました。
3月
ドイツでロックダウン
感染拡大に歯止めがかからず、ドイツでロックダウンが行われたのが3月。
スーパーや薬局、ドラッグストアなど日常生活に必要な店舗は営業していたものの、その他の商店やレストラン、美術館などは営業中止になりました。
また小麦粉やパスタ、イースト、トイレットペーパーの買い占めが行われ、どこへ行っても見つからないという状況。「買い占め」を象徴する「ハムスター買い」という言葉も話題になりました。
親知らずの抜歯
ロックダウンが行われた最中、私は親知らずの抜歯をしました。というのも以前から「様子見」となっている横向きの親知らずがあり、いずれ抜くのであれば妊活を始める前に抜いてしまいたいと思ったからです。
親知らずの抜歯が初めてで恐怖しかなかったので、歯医者さんと相談して全身麻酔をして抜歯。
抜歯後の数日は抜いた箇所が痛みましたが、痛み止めで何とかなったし、その後も問題なく傷がふさがったので有難かったです。
そしてやっぱり、妊活をする前に抜いてしまって良かったと思いました。つわりで気持ち悪い時に歯も痛かったら、完全にダウンしていたと思います。
4月
日本への一時帰国を延期
4月には楽しみにしていた日本への一時帰国を延期。そもそも飛行機が飛んでいなかったほか、同行予定だったドイツ人の夫や彼の弟は入国できない状況だったので、延期か中止せざるを得なかったという感じです。
私一人だったら別ルートで一時帰国ができたかもしれませんが、ひとりで帰ってもつまらないし。。。
それに帰れたとしても80代の祖母、昨年がん治療をした父、高齢者の患者が多いクリニックで働く母がいる中、私がウィルスを持ち込んだら大変。心配しながら帰るくらいなら別の機会を待った方が良いと思い、帰国を延期することにしました。
帰れないのは残念でしたが、本来なら帰国していた時期には去年の冬にせっせと植えたチューリップが満開に。散歩コースで迫力満点に開花したサクランボの木も見れたりして、悪い事ばかりではなかったと思います。
5月
近場のお城や旧市街を観光
4月に日本で楽しめなかった分、5月は近場でハイキングやお城訪問、旧市街の散策などを楽しみました。
廃墟になっているホーエンシュタウフェン城周辺でのハイキングや。。。
ワイン畑の上にあるシュテッテンフェルス城など。
今まで気がつきませんでしたが、私が住んでいる地域には古城がたくさん。ハイキングと古城訪問を組み合わせたりして、思い切り体を動かしてリフレッシュしました。
6月
2泊3日のフュッセン旅行
6月の頭には、聖体祭の祝日を利用してフュッセン旅行へ。フュッセンに宿泊しながら、ノイシュヴァンシュタイン城やヴィース教会、リンダ―ホーフ城などを巡りました。
夫はノイシュヴァンシュタイン城を訪れるのが初めて。マリエン橋からの迫力ある眺めを見て、「これは人気なのが分かる!」と納得の様子でした。
世界遺産のヴィース教会も美しかったですが、それに負けないのがエッタール修道院。吸い込まれるような天井画の美しさに、しばし時間を忘れて見入っていました。
海外からの観光客がいないせいか観光地はだいぶ空いていましたが、感染対策の規制による不便な面があったのも事実。これまで通りに旅行ができるのは、まだまだ先だなと思ったのでした。
妊娠
4月から開始した妊活が上手くいき、婦人科で妊娠確定したのが6月の終わりごろ。
この時点で6週目を迎えていて、すでにエコーでは豆粒みたいに小さな物体がピコピコ動いているのが見えました。
先生は「おめでとう!!」と言ってくれてその時は私も嬉しかったのですが、妊娠初期でダメになってしまう確率が決して低くない事を知っていたので、とても不安だったのをよく覚えています。
夫は私が泣き虫なのをよく分かっているので、「今喜びすぎるともしもの時に辛いから」という配慮からテレビでよくあるような抱き合って喜ぶという様な事はせず。「体に気をつけて、しばらくは様子見だね」という感じでした。
そんな不安だらけだった妊娠生活も順調に過ぎ、今(12月30日)では9ヶ月目に突入。「妊活をはじめるまでの葛藤」に書いたように悩んだ時期もありましたが、いまとなっては我が子に会えるのがとても楽しみです。
7月
古城ホテルで3度目の結婚記念日
7月に迎えた3度目の結婚記念日は、南西ドイツバーデン・バーデンの近くにあるエバーシュタイン城の古城ホテルで過ごしました。
嬉しいことに部屋をスイートにアップグレードしてもらい、広々とした部屋で悠々快適。
夜はホテルのレストランでご飯。今年ミシュランの1つ星を獲得したそうです。
ゆっくり3時間くらいかけてコース料理を頂きました。彩がきれいで美味しかったー😋眺めもとってもよかった! pic.twitter.com/UAfhbOaHRJ— Mops @ ドイツ🇩🇪 (@Mops_doitsu) July 12, 2020
ミシュランの1つ星を獲得したレストランのディナーも素晴らしかったです。テラスの雰囲気も素敵で、記念日のいい思い出になりました。
8月
ツイッターのオフ会に参加
8月の終わりには、ツイッターのフォロワーさんが企画してくれたオフ会 in シュトゥットガルトに参加。
ほかの参加者とはツイッター上でもまだあまり交流していなかったのでだいぶ緊張しましたが、皆さん良い人ばかりでとても楽しい時間が過ごせました。
ドイツに来た理由も皆それぞれで、色々な境遇を聞けてとても興味深かったです。また誰かオフ会を企画してくれないかな(そこは人任せ)と思っていたのに、コロナ第2波でそれも難しい状況になってしまったのがすごく残念です。
9月
ローテンブルク再訪
9月にはローテンブルクを再訪。前回訪れたのが2018年のクリスマスマーケット取材だったので、かなり久しぶりの訪問でした。
この町に住んでいる親戚に会った後は、旧市街の中をしばし散策。日本など海外からの観光客がいない一方、ドイツ国内から来る人が多いみたいで町は想像していたよりもだいぶ賑わっていました。
10月
日本への一時帰国を断念
コロナ感染者の再増加により、一時帰国の雲行きもだんだん怪しくなってきた10月。4月に延期したフライトも「キャンセル」状態のままだったので、これ以上延期はせずに今回の帰国は断念することにしました。
残念ではありましたが、こればかりは仕方がない。もともと変更等できないフライトでしたが、フライト自体がキャンセルになっていたため全額戻ってきたのが幸いでした。
つぎ帰るとしたら、出産後にベビーを連れて来年の秋あたりでしょうか。ワクチン接種も始まりましたし、その頃までには状況が改善していると良いのですが。。。
1週間のボーデン湖&アルザス旅行
日本への一時帰国が無しになったので、その分のバカンスを楽しむべくドナウ川流域やボーデン湖、フランスのアルザス地方をまわる1週間の旅行をしました。
お城・廃墟訪問やハイキングを楽しんだほか、ボーデン湖の町フリードリヒスハーフェンではヴュルツブルク時代の友人と再会。私と夫の共通の友人なので、昔の話などしながら盛りあがりました。
同じくボーデン湖のコンスタンツは、私と夫が初めて一緒にバカンスに行った思い出の場所。当時訪れたレストランを再訪したりするうちに色々な思い出がよみがえり、なんかとても嬉しいような懐かしいような気分でした。
アルザス地方では、ここに住んでいるお義父さん宅にお邪魔。フランスでのロックダウンの話を興味深く聞いたり一緒にコルマールを観光したりと、つかの間の再開を楽しみました。
11月
ザクセン州のバーチャル・ファムトリップに参加
旅行に再び制限が出てくるなか、ザクセン州観光局が開催したバーチャル・ファムトリップに参加。6日間かけてドレスデンやマイセン、ゲルリッツやライプチヒなどザクセン州の見どころ各地をバーチャル体験しました。
この景色が生で見れたらと思う一方、パソコンに向かっての視聴だったので膨大な説明をメモしやすかったのは良かった。また自由に旅行が出来るようになったら、今回の復習も兼ねてザクセン州の旅行も良いかなと思いました。
バーチャルトリップの様子は、別ブログGood Time Germanyの「ザクセン州のバーチャル・ファムトリップに参加しました」という投稿で詳しく紹介しています。興味のある人はこちらもどうぞ。
クリスマスマーケット中止&家で巣ごもり生活
開催 or 不開催で様々な議論がなされてきたクリスマスマーケットですが、感染対策が十分にできないという理由でほとんどが中止に。
本来なら11月後半から始まるはずが、今年はお店は出ずにツリーなどのイルミネーションが飾られるだけというちょっと寂しいクリスマスになりました。
私はというと、寒いのと長時間の外出が厳しくなってきたのも相まって、家で巣ごもり生活の日々。ベビー服をネットで注文したり、ミシンや編み物という趣味をしながらお家時間を楽しみました。
去年のこの頃、クリスマスマーケットの取材で10ヵ所以上巡っていたのが嘘のようです。
12月
ドイツで再びロックダウン
12月の半ばからは、ドイツで再びロックダウン。
スーパーや薬局、ドラッグストアが営業しているのは前回と一緒ですが、今回はホームセンターが休業に。私も夫もクリスマスから年末にかけてお休みで家の片付け等したいと思っていたので、ホームセンターが営業していないのはちょっと不便でもあります。
夫実家でのクリスマス
クリスマスは例年なら夫おばあちゃん宅に親戚が集合しますが、今年はリスクが高いのでそれは無し。夫の実家にて夫ママ、夫の弟、私達夫婦の4人だけで過ごしました。
今年のクリスマスはおばあちゃんの家に集合ではなく、夫の実家で過ごしました。イヴのディナーは仔牛のロースト😋
親戚が集まるのはクリスマスかイースターくらいなのでそれが無いのはちょっと寂しいですが、ご飯のあと焚火を囲んでグリューワイン飲んだりして結構楽しかったです🎄 pic.twitter.com/0IPW1nPOKt— Mops @ ドイツ🇩🇪 (@Mops_doitsu) December 25, 2020
ちょっと寂しいかなと思っていたものの、外でたき火を囲みながらグリューワインを飲んだりして結構楽しかったクリスマス。夫ママが用意してくれた仔牛のローストもすごく美味しかったです。
2020年を振り返ってみて
2020年を一言で表すなら、「コロナに振りまわされた年」。色々な予定や仕事がコロナで延期や中止になってしまった一方、バーチャル・ファムトリップのようなオンライン体験ができたのもコロナ禍ならではでした。
旅行関係ではダメになった仕事がいくつかあったものの、翻訳のほうは今までと変わらず。あまりあちこちに手を出すのも良くありませんが、仕事もリスク分散が大事なのかなと思ったりもしました。
そして今年一番の出来事は妊娠したこと。
初期の頃は私も夫も心配ばかりで喜ぶ時間もありませんでしたが、今ではお腹の中のベビーに話しかけたりしながら会える日を楽しみにしているところです。
お出かけや旅行に関しては、早く以前のように自由にできるようになってほしいですね。本文中にも書いたように、来年の秋には今年叶わなかった日本への一時帰国がしたいです。
最後に、今年もブログやツイッター等で皆さんと交流できたことにとても感謝しています。特に今年は現実の世界で人に会う機会が少なかったので、皆さんとのやりとりには精神的にもだいぶ支えられました。
来年も引き続き絡んでもらえると嬉しいです。
ありがとうございました。では良いお年をお迎えください!