ドイツで2人目出産レポート 【破水からはじまり45分の超スピード出産】

ドイツで2人目を出産した時のレポートです。

破水から始まり産まれるまで

出産の2日くらい前、夜中に重い生理痛のような痛みがあり「これは陣痛なのか?」とドキドキ。たぶんこれは前区陣痛だったのだと思います。

もしかして今日産まれる!?と思いきや、そのうち痛みは遠のき翌日の日中にはお腹の張りをたまに感じるくらいでした。

そして出産当日、朝方4時半すぎに脚の間から水が流れる感覚がして目が覚めました。これはもしや…! と思って確認してみると、どうやら本当に破水のよう。婦人科の先生の言葉を思い出し、夫を起こして息子を着替えさせ…なんてやっているうちに陣痛が始まったのでした。

陣痛は始まったものの、今始まったばかりだし逆子でもないし、ちょっとくらい余裕はあるよね…と思っていたのですが、これが甘かった!

急いで車で産院へ向かう間に(家からは20分くらい)、間隔がどんどん短くなって痛みも増していく。産院までもうちょっとという頃には、車の中で何度も絶叫していました。

そして無事産院に到着。ちょうど陣痛の波が引いていたので分娩室まで歩いていこうとおもったのですが、数歩歩いたところでまた陣痛。もう立っていられなくて床に崩れ落ち、夫に車椅子をもってきてもらいました。

分娩室のあるエリアではすでに病院のヘバメが入り口で待っていて、すぐ分娩台の上に乗って子宮口の確認。

「さてこれからどのくらいの時間痛みに耐えなきゃいけないんだろう…」なんて思っていたらまた陣痛が来て、痛みに耐えてるとヘバメ達の1人が「いきんでみて!」とな。

そんな早いわけないだろと思って聞き返したら本当にいきめという指示だったらしく、いきんでみるとヘバメ達は「お!いいよいいよ!」 この時、膣に指を突っ込まれてグイグイ広げられているのがよく分かりました。

次の陣痛でまたいきんでと言われている最中に再び陣痛が来たので、力のかぎりにいきんでみるとベビーの頭が外に出た感覚が。そのままさらにいきんだところで身体全体が外に出て、娘誕生となったのでした。

生まれた瞬間に元気な産声が聞こえて、こみあげてきたのは「あー終わった!」という達成感。すぐに上半身の服を脱がされ、娘を抱っこさせてもらいました。初めて娘を目にした時の感想は、「小さい!!軽い!!温かくてちょっと生臭い(笑)」。

この時点で破水で目が覚めてから45分!1人目もそうでしたが、今回もビックリするくらいスピード出産でした。

その後少ししてから「胎盤出すからもう1回いきんで」と指示があったので、力を入れたらドゥルン!という感じで胎盤も出てきました。

そして少し裂けてしまった会陰の縫合。「ちょっとだけだから麻酔無しでいっちゃうね!」と言われたけど、結構痛かった…! 大丈夫大丈夫~なんて言われながら数針縫ってもらっておしまいでした。この痛みのせいなのか後陣痛のせいか分かりませんが、この時体がガタガタ震えていました。

裂けたのが少しだけだったからか縫い方が上手だったのか、その後は痛みも少なくて歩いたりトイレも問題なかったのは幸いでした。

ちなみに夫はというと、立ち合いの予定だったのに夫ママを待っていたら間に合わなかった(産院で息子を預ける予定でした)。なので彼に切ってもらおうと思っていたへその緒も自分で切りました。笑

まあ1人目の時は夫が切ったし、へその緒を切る経験なんてもう一生できないと思うので自分で出来たのは良かったのかもしれません。

しばらくしたら夫も分娩室に入ってきて、赤ちゃんにご対面。その後は急変に対応できるよう2時間くらい待機とのことだったので、ベビーに話しかけたり写真を撮ったりしていました。

あっという間の出産で体力の消耗も少なかったので、この時の私自身はピンピンしていた。出産直後のベビーを抱っこしている写真を日本とドイツの家族に見せたのですが、双方から「なんかすごくイキイキしてるね!」なんて感想が返ってきました。笑

出産を終えての感想:速すぎて逆に怖かった…

先ほども書いたように、破水から始まって産まれるまで45分。びっくりするほどのスピード出産でした。

長時間陣痛に耐える必要がなかったのは良かったけれど、速すぎて逆に怖かった… 本当に間に合ってよかったです。夫が家にいる時間で、かつ早朝で道が混雑していないのが幸いでした。

こんな事言ったら贅沢かもしれませんが、あと30分くらい赤ちゃんが待ってくれても良かったのになというのが正直な気持ちです。

とはいえ、無事に産まれて来てくれてよかった!!

夫おばあちゃんには「次は30分以内かもしれないから気を付けて!」なんて冗談を言われてしまいましたが、うちは3人目の予定はないのでその心配はなさそうです。