「ビールとジャガイモの国」というイメージが強いドイツですが、実は知る人ぞ知るチョコレート大国。
ドイツ滞在経験者のなかには、スーパーで棚一面をうめつくすチョコレートの多さにビックリしたという方も多いのではないでしょうか。
ドイツではチョコレートが日本よりもかなり身近な存在。各メーカーから出されている様々な種類のチョコレートは、手軽なお土産にもぴったりです。
そこで今回は、ドイツのスーパーで買えるチョコレートの中から私が特におすすめする7商品を紹介します。
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1人あたりの年間チョコ消費量が世界一のドイツ
意外に思う方も多いかもしれませんが、ドイツ人はチョコレートが大好き。
スイスのチョコレート協会「Chocosuisse」の統計によると、1人当たりのチョコレート年間消費量が一番多い国はドイツ(2017年の統計)なのだそうです。
その量はなんと11.1kg!
100gのリッタースポーツだったら、1年間で111枚食べている計算です。1年で板チョコ111枚って、なんか想像できない数字ですよね…
ドイツに次ぐ2位はスイスの10.3kg、3位はエストニアの8.8kg。その後にイギリス、フィンランド、デンマークが続きます。
1人当たりチョコレート年間消費量(2017年)
1位:ドイツ(11.1kg)
2位:スイス(10.3kg)*
3位:エストニア(8.8kg)
4位:イギリス(8.1kg)
5位:フィンランド(7.4kg)
6位:デンマーク(6.9kg)
7位:クロアチア(6.6kg)
8位:ベルギー(6.4kg)
9位:リトアニア(4.7kg)
10位:スペイン(4.5kg)
*2018年のデータ
出典:Chocosuisse
ちなみに日本でのチョコレート消費量は、1人当たり年間2.2kg(出典:日本チョコレート・ココア協会)。
数だけで見れば、ドイツ人は日本人の約5倍ものチョコレートを食べていることになります。
ドイツのチョコレート 個人的なおすすめ7選
ドイツがチョコレート大国と分かった所で、ここからは私がおすすめするチョコレートを紹介します。
どれもスーパーで買えるので、ドイツ旅行の際はぜひ探してみてください。
ドイツチョコの定番「リッタースポーツ」
ドイツチョコの定番といえば、真四角の形をした「リッタースポーツ(Rittersport)」。
「どんなジャケットのポケットにも収まる様に」とのアイデアから真四角の形のチョコレートとして誕生し、現在では世界80ヵ国以上で親しまれています。
種類が多くてどれがいいか迷ってしまいそうですが、私が好きなのは「ラムレーズン(Rum Trauben Nuss)」と「ストロベリーヨーグルト(Erdbeer Joghurt)」。このほか新商品や季節限定商品もあり、珍しい味のものがあるとついつい買ってしまいます。
ミニサイズはばらまき用のお土産にぴったりです。
スイスの老舗「リンツ」
リンツを代表する商品「リンドール(Lindor)」は口どけの良さはもちろん、高級感のある見た目かつ個包装で配りやすいので、私が一時帰国する時はいつもお土産に買って帰ります。
しいて言えばリンドールは結構甘いので、甘いのが苦手であればダークチョコを使ったタイプを選んだ方が良いかもしれません。
このほかにも、見た目が美しいトリュフやプラリネタイプのチョコはちょっと特別な人へのお土産にもおすすめ。1粒が宝石のようにキラキラ輝いて、食べるのがもったいないくらいです。
リンツからはクリスマスやイースターといった行事の際に季節版が販売されるので、この時期ドイツに行く予定の方は要チェック!写真はクリスマスバージョンの可愛いパッケージに入ったプラリネチョコです。
そしてこちらはイースター版。春らしいパッケージに、卵型のチョコレートが敷きつめられています。
卵型をしたリンドールのミニサイズもあります。
ビターチョコで大人な味わいの「モンシェリ」
イタリアのフェレロ社から出ている「モンシェリ(MON CHÉRI)」。ビターチョコレートのなかに洋酒漬けのチェリーとリキュール液が入っている、大人の味のチョコレートです。
香り高いチョコとリキュール、肉厚なチェリーの組み合わせがなんとも絶妙な味わいで、小さな高級洋菓子を食べているようでもあります。
私も夫もこのチョコが大好きで、おそらく我が家で最も頻繁に食べているチョコレートがこれ。それを知ってか親戚がよくプレゼントしてくれて、クリスマスに貰ったものがまだ4箱も残っています。
洋酒入りのチョコが苦手な方には向いていませんが、「大人な味わい」のチョコを食べてみたかったら買ってみる価値ありですよ!
ココナッツ好きにはたまらない「ラファエロ」
「ラファエロ(Raffaello)」は、モンシェリと同じくフェレロ社のチョコレート。厳密にはチョコレートではないのですが、とても美味しいし、見た目がトリュフチョコっぽいのでここで紹介させてください。
ココナッツをまぶしたウエハースの中にココナッツクリームと1粒のアーモンドが詰められ、軽い食感でありながらクリーミーでリッチな味わい。ココナッツクリームが濃厚で、ココナッツ好きにはたまらない1品です。
軽い食感でついつい「もう1つ」と手が伸びてしまうので、ダイエット中の方は要注意。
ナッツと洋酒「エーデレ・トロプフェン」
「エーデレ・トロプフェン(Edle Tropfen)」は日本語に訳すと「高貴な雫」みたいなカッコいい名前のチョコレート。先ほど紹介したモンシェリと同じく洋酒入りですが、入っている洋酒や外側のチョコレートにいくつかバリエーションがあります。
写真はホワイトチョコレートに、ピニャコラーダやダイキリといったカクテルフレーバーの洋酒液を入れたもの。このほかキルシュヴァッサーのような果実の蒸留酒が入ったものや、グラッパやコニャックといったクラシカルなお酒が入ったものもあります。
私がこのタイプのチョコが好きなだけかもしれませんが、香り高い洋酒と甘いチョコレートのマリアージュはもう最高。チョコ部分には刻んだヘーゼルナッツが入ってるのでザクザクとした食感も楽しめ、1粒でかなり満足できるチョコレートです。
マジパンの老舗「ニーダーエッガー」
北ドイツのリューベックで創業したマジパンの老舗、ニーダーエッガー(Niederegger)。マジパンを包んだチョコレートは、しっとりとした香り高いマジパンと芳醇なチョコレートが一体化し、なんとも高貴な味わいが楽しめます。
私は以前はマジパン入りのチョコレートが苦手で「モソモソしたマジパンとチョコが合う訳ない!」と思っていたのですが、ここのチョコを食べたらむしろ好きになったくらいです。
ニーダーエッガーのマジパンは、使用する砂糖の量を控えることでアーモンド本来の香りがしっかり前面に出ているのが特徴。味わいはもちろんパッケージにも高級感があり、老舗の貫禄を感じさせます。
ハート形の可愛いパッケージは、バレンタインの義理チョコにも。
ちなみにリューベックの本店にはカフェもあり、マジパンを使ったケーキなどスイーツや軽食が味わえます。食べるのがもったいないくらい可愛いマジパンも沢山売っているほか、上階にはマジパンの博物館も。世界遺産に登録されている旧市街もとても美しいので、北ドイツ観光をする予定の方はぜひ旅程に加えてみてください。
個包装でみんなに配りやすい「メルシー」
名前こそ「メルシー(Merci)」ですが、ドイツのメーカーが販売しているチョコレート。
薄い箱の中に細長い板状のチョコレートが4~6種ほど入っていて、それぞれ個包装になっているので会社や学校で配るのにも向いています。
砕いたナッツが入っている物やムースが入っている物など、パッケージは数種類。以前はカカオ99%のチョコが入っていたこともありましたが、最近はないみたいですね。
お店で選ぶときは、パッケージに描かれたチョコの絵をみながら美味しそうだと思うものを買ってみてください。
夏場や大量購入の際はお土産宅配もおすすめ
チョコレート大国ドイツで買いたいおすすめ7商品。私の個人的な好みで選んだため万人向けではない商品もありますが、「こんなチョコもあるのか!」とお土産選びの参考に少しでもなれば嬉しいです。
今回紹介したチョコはどれもスーパーで購入可能。スーパーで見つからなかったら、ガレリアカウフホフのようなデパートで探してみましょう。
このほか「事前に買うものが決まっている」、「夏は溶けるのが心配」という場合は、お土産宅配ができる通販を利用するのもおすすめ。沢山買う予定の方も、宅配便なら荷物が増える心配がありません。
通販なので家でじっくり選べるし、品ぞろえも豊富。興味があればぜひウェブサイトを覗いてみてください。
便利なお土産通販サイト
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