【イタリア】陶器の町グロッターリエ 町の様子と買物での注意

紀元前から続くといわれる陶器作りの伝統が残る町グロッターリエ。

日本人にはあまり馴染みのない名前ですが、プーリア州では陶器といえばグロッターリエと言われるほどで、この町の工房で作られた食器を使っているレストランも多いです。

そしてここは、食器好きな私がプーリア旅行で真っ先に行先を決めた町。

旧市街には沢山の工房やショップが並び、食器好きにはもうたまりません!

今回はそんなグロッターリエの町の様子やショッピングでの注意、実際に購入してきた物を紹介います。

グロッターリエはどんな町?

プーリア州を代表する陶器の産地グロッターリエ。陶器作りの歴史は紀元前まで遡り、最盛期を迎える15世紀には国外にまで陶器製品が輸出されていたのだそうです。

町の名前はイタリア語で「洞窟」を意味する「グロッタ」から。現在も町に残る洞窟には10世紀頃から人々が住み始めたと言われていますが、洞窟住居といえばマテーラにも長い歴史がありますよね。

今でも約80軒の工房やショップがあり、タイミングがよければ作業中の風景を見学することも可。それぞれの工房で作品の個性が異なるので、比べてみながらあちこち見るのがとても楽しいです。

旧市街の様子

グロッターリエでは旧市街の南にある無料の駐車場を利用しました。駐車場からのびるメインストリートらしき坂道がショップや工房が集まるエリアになっていて、坂道を上りきるまで左右にいろんなお店があります。

こんな感じでお店が見えてきますよ。

坂道を上り切ったあたりには城塞があります。

それぞれの工房の職人さんが作ったタイル。ニワトリひとつとっても、職人ごとの個性が出て雰囲気が全然ちがいますよね。

どのお店もつい覗いてみたくなるような外観。小さい町ですが、特に食器好きの人なら1日いても飽きませんよ!

道の両側にお店があるわけですが、割と交通量が多いので注意。

ショップや工房によっては作業風景を見学出来たり、小さな博物館みたいな展示があるお店もありました。お店と工房が繋がっていて、隣の部屋へ行くと職人さんが作業している…という感じの所も多かったです。

水玉のような柄はこの町に伝わる伝統の柄。もともとはオリーブの枝に塗料をつけて模様付けしていたからこういう柄なのだそうです。

卵のような蕾のような形をした置物は、「プーモ」と呼ばれるもの。豊穣や子孫繁栄のシンボルとされ、町ではバルコニーに飾られているのをよく見かけました。

足元にも陶器製のタイルがあったりします。さすが陶器の町。

そして2歳児と4歳児を連れての陶器ショップめぐりは、なかなか緊張した!商品を割らないように2歳児は夫が抱っこ、4歳児は私が手をつないでお店の中をみていました。

ママが離れても大丈夫そうな雰囲気のときは、近くのベンチでおやつを食べながら待っていてもらうこともできました。やっぱり割れ物のお店は子無しが一番楽ですよね…

お店をあちこち見た後は路地の散策も少しました。先ほどの大通り沿いとはまた雰囲気が異なり、地元の人達の生活が垣間見れるような静かなエリアです。

消して派手ではないけれど、優雅さのある町並み。あちこちのバルコニーにプーモが飾られています。

いろんな色のプーモを探すのも楽しいですよ。

静かな町並みのなかで唯一賑やかだったのがこのレストラン。ちょうどお昼時だったので、中から楽しそうにお喋りする人々の声が聞こえてきていました。

ショッピングするなら知っておくべきこと

お昼休みの時間に注意

町には沢山の工房がありますが、そのほとんどがお昼休みの時間をとっています。

時間は12時半または13時くらいから、だいたい2~3時間ほど。閉店している時間が結構長いので、あらかじめ頭にいれておかないと待ち時間で予定がかなり狂ってしまうと思います。

車ならまだ融通がききますが、電車やバスで来る人は時間も限られているので要注意です。

工房の夏季休業にも注意

夏はバカンスシーズン。これは旅行者もそうですが工房の人達も同じなわけで、バカンスでお店を閉めてしまうところもあるみたいです。

期間は2週間~1カ月ほど。夏に行く人は、全ての工房が開いているわけではないという覚悟で行けなければいけません。

行きたいお店をあらかじめ絞っておくべし

沢山ある工房を端から見ていると本当に時間がいくらあっても足りないので、行きたいところを5カ所くらいに絞ることをおすすめします。

私もグロッターリエへ行く前は、グーグルマップの写真を見て数軒ピックアップしていました。そこに重点を置きながら、現地で雰囲気の良さそうな所があればそこにも入ってみるという感じ。

何も調べずにいくとお店が多すぎて訳が分からなくなるので、あらかじめお店の雰囲気だけでも確認しておくと町で動きやすくなると思いますよ。

グロッターリエでの購入品

何カ所か工房やお店をみたなかで、私が一番気に入ったのはAntonio氏の工房。ここで大小のプーモと、オイル入れを購入しました。

Antonio氏の工房はカラフルな食器のほかに濃いグリーンを使ったものが多かったです(行く時期によって置かれている商品は違うかもしれません)。色のインパクトがとても強くて他のお店をみていても頭から離れないほどだったので、「ここで買いなさい」というお達しだったのかもしれません。

Bottega Ceramica Di Fasano Antonio

【住所】Via Caravaggio, 7, 74023 Grottaglie TA

プーモは深みのあるグリーンがとても綺麗で、我家のインテリアにもよく合うのですごく気に入っています。

オイル差しも色が素敵ですよね。

本当はグリーンのお皿も買いたかったのですが、大きさも厚みも結構あって持ち帰るのは無理だと思ったので断念しました(飛行機の手荷物にしないといけないので)。でも本当にお皿も素敵で、ものすごく後ろ髪を引かれながら町をあとにしたのでした。

グロッターリエ:まとめ

陶器好きならいちどは訪れてみたい町グロッターリエ。

好きな人にとっては本当に楽しい町で、お店で商品をみたり工房での作業の様子を見学していればあっという間に一日終ってしまうと思います。

お店が並ぶ通りから少し離れて、静かな路地裏の散策もおすすめ。民家のバルコニーには色んな色のプーモが置かれているので、お気に入りを探してみるのも楽しいですよ。

旅行での宿泊地

旅行中はロコロトンドという町に宿泊しました。グロッターリエまで車で40分。アルベロベッロから10分ほど、周辺の町へのアクセスもしやすいです。

町自体が美しいのも魅力。

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