【ドイツの医療】ドイツで行う歯のクリーニング 流れ&費用

ドイツ 歯のクリーニング

少し前にドイツで歯のクリーニングに行ってきたので、その様子を紹介します。

毎日の歯磨きでは落としきれない汚れを除去するのがクリーニング。

ドイツでは「Professionelle Zahnreinigung」と呼ばれていて、費用は保険の適応外になっています。

決して安くはないですしそれ以前に歯医者が苦手という人もいると思いますが、虫歯や歯周病予防のためにも定期的に行いたいものです。

歯のクリーニングの目的

冒頭でも触れたように、普段の歯磨きでは除去できない歯垢や歯石、歯の着色汚れを除去するのがクリーニング。

汚れを定期的に除去することで虫歯や歯周病の予防ができます。

歯の着色汚れも落としますが、あくまで歯本来の姿にもどすだけ。歯を白くする「ホワイトニング(ブリーチング)」とは別物です。

ドイツでの歯のクリーニング

予約

クリーニングはどこの歯科医でも行っているので、かかりつけの歯科医で予約をします。予約の際に費用についてもしっかり確認しましょう。

歯医者に行くのが初めてという場合は、「jameda」という医師検索サイトで近くの歯科医を探せます。

jameda」のトップページで「Was」の欄には「Zahnarzt(歯医者)」、「Wo」の欄には町の名前や郵便番号を入力し、検索をかけてみてください。

すると歯科医の一覧が表示されるので、利用者の評価などを見ながら良さそうな所を選びましょう。

クリーニングの流れ

私が行ったクリーニングの流れは以下の通り。

  1. 歯の間、歯茎の境目にある歯垢や歯石の除去
  2. 歯の表面の汚れを除去
  3. フロス
  4. 舌の汚れ取り
  5. フッ素コーティング

歯の間や境目にある汚れの除去はまず先端にフックが付いたような器具を使って手動で行い、その後に特別な機械が使われました。

機械で汚れを落とすときは「キィ~~ン」と怖い音がしますが、痛みはあまりありません(これはやってくれる歯科医の技術次第かも)。

その後はエアーフローで歯の表面の着色汚れを除去。強力なジェット水流で細かいパウダーを吹き付けるのですが、パウダーがものすごくしょっぱかったです。

続いてフロス、舌の汚れ除去をしたら、フッ素で歯全体をコーディングしてクリーニングは終了。

フッ素の効果を保つため、施術後30分は飲食をしないように言われました。

支払い

支払い方法は「その場で払う」、「請求書が送られてくる」など歯科医によって異なります。

請求書の場合は後日郵送されるので、記載されている口座番号に振り込めば支払い完了です。

費用は保険適応外

歯のクリーニング費用は保険適応外で、今回は89€。

費用は歯の状態や歯科医によって変わるので、あくまで目安程度に考えてください。

保険適応外ではありますが、私は歯の追加保険に入っているのでそちらから払ってもらえました。

追加保険では保険適応外になっている治療費や詰め物のマテリアル費、クリーニング費用等がカバーされます。

以前全身麻酔で親知らずを抜いた時も、通常は適応外になっている静脈麻酔(全身麻酔のようなもの)の費用は追加保険から出してもらえました。

気になる人はかかりつけの歯医者さんに相談すれば、パンフレットなど貰えると思います。

私が通っている歯科医では、これまでの治療暦や歯の状態から良さそうな保険会社やプランを紹介してくれました。

クリーニングの頻度

クリーニングを行う頻度は、人によって年1回~2回

歯周病が進行している場合は、進行の速度を遅らせるために3回行うこともあるのだとか。

回数が増えればその分費用もかさむので、日ごろから歯磨き&フロスでしっかりケアしたいところです。

ドイツで歯のクリーニング:まとめ

歯の不調は自覚症状があまりない(ある時はすでに手遅れとか)ほか自力で治せない場合がほとんどなので、手遅れになる前に定期的なクリーニングでケアする事が大切。

費用は自己負担になりますが、虫歯や歯周病が悪化した場合の治療費やインプラントなどの費用に比べれば安いものです。

クリーニングと並行して、半年ごとの定期検診も忘れずに

異国の地で初めて歯医者に行くときは緊張しますが、1回行ってしまえば慣れてしまうものです。