南西ドイツ旅行記も今回が最後。
10月になって大学が始まってからとにかく忙しくてなかなかブログを書く時間がなかったのですが、やっと最終日までこぎ着けました!
今後は9月に新婚旅行で行ったイタリア旅行記を書いていきたいのですが、それはいつになる事やら・・・。皆さん気長にお待ちください。
さて、南西ドイツ旅行の最終日は、「南ドイツで一番美しい図書館」があると言われているヴィブリンゲン修道院と、ウルムという町の大聖堂に登ってきました。
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ヴィブリンゲンで日本人女性に出会う
最終日という事で、今日は家に帰ってゆっくりできると思うと何だか無性に嬉しくなる私。
帰る前にもしっかり観光をするので、朝ごはんも沢山食べます。
[aside type=”boader”]泊まったホテルHotel&Gasthaus “Beim Rinderwirt”
木のぬくもりが感じられる広々とした部屋。水回りもかなり綺麗。
併設のレストランではギャロウェイのステーキや地元食材を使用した料理が味わえる。
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今日のホテルが今回の旅の中では一番居心地がよかったです。
チェックアウトを済ませて向かうのはヴィブリンゲン(Wiblingen)という町。公共交通機関を利用する場合は、ウルムからバスに乗って10分ほどで着きます。
すると同じバスに日本人らしき女性が乗っているではありませんか。しかも同じ停留所で降りるという偶然。
話してみるとやっぱり日本人で、1ヶ月ほどドイツや隣国を旅しているとのこと。話をしているうちに仲良くなり、ここから帰りの電車まで一緒に観光をしました。
南ドイツで一番美しい図書館
例の図書館があるのはヴィブリンゲン修道院。
どこに図書館があるのか分からず、とりあえず入ってみたらそこは教会でした。
私達以外に誰も居なく、広い教会はしんと静まり返っていました。
天井のフレスコ画も美しい。写真では分かりにくいですが、絵の描かれている部分は平らではなくドーム型になっています。
今回の旅行ではものすごく沢山のフレスコ画を見てきたような・・・。
教会だけで満足してしまいそうですが、お目当ては図書館。教会の左側にある建物に入ると、そこには周辺地域の歴史を展示した博物館があり、その最後に図書館があります。
1740年から1750年にかけて造られたそうで、最盛期には同時期のどの大学よりも多い15,000冊もの本がありました。
図書館ですが本は残念ながら手に取る事は出来ません。
全長23m、幅11.5mで、その豪華な内装からは図書館というより「祝福の間」みたいな名前がしっくりきます。
あちこちに細かい装飾があって、見ていて全く飽きない。写真の天井画にはスイス兵らしき2人が描かれています。
幾つもある彫刻のひとつには、胸にフリーメイソンのマークもありました。なにか関係があるのでしょうか?
「南ドイツで最も美しい」と言われているのにも納得なヴィブリンゲン修道院の図書館でした。
世界一高い大聖堂の塔に登る
ヴィブリンゲンを後にした私達はウルムに向かいます。私はウルムからフランクフルトまでの電車を予約してあったので、その時間まで観光。
するとその女性に「ウルム大聖堂に登りましょう!」と誘われ、最初はあまり乗り気ではなかったのですがせっかくなので記念に上ってみました。
高さ162mと、大聖堂の中では世界一の高さを誇るウルム大聖堂。塔の上には展望台がありますが、そこにたどり着くには768段の階段を自力で上らなければなりません。
途中まで登ると一旦階段が途切れ、休憩がてら外を見渡す事ができます。
大聖堂の彫刻も間近でみえて面白い。
景色を見ながらしばらく休んだら、いよいよラストスパート。写真の階段を上っていくのですが、上りも下りも同じ階段なのですれ違うのも一苦労です。
ちなみに、上下共通になっているのはこの最後の階段のみ。他は上りと下りで階段が別になっています。
さっきよりも目線が高くなり、より遠くまで見渡せてとても気持ちが良いです。写真に写っているドナウ川は、ドイツからオーストリア、ハンガリーなど東欧諸国を流れて黒海へ注ぎます。
家がまるでミニチュアみたい。人が本当に小さいです。
あまりしたばかり見ていると足がすくみそうになるので注意。こんな高さまでどうやって建てたのか、ものすごく気になります。
下まで降りてきたら大聖堂の中も見学しました。15世紀に建てられ、第二次世界大戦でウルムの町が爆撃された際も破壊を逃れたという幸運な大聖堂。天井が高くて、荘厳な雰囲気が漂っています。
教会や大聖堂は静かにしなければならない所がほとんどですが、ここは子供たちやお年寄りのグループもいたりして結構賑やかでした。
大聖堂を見た後は2人でお昼ご飯を食べました。「ドイツ料理がたべたい!」という事でお店を探しているとラーツケラー(Ratskeller)を見つけたのでそこでご飯にしました。
ビールで乾杯。
私が頂いたのはフラムクーヘン(Flammkuchen)。極薄の生地の上にクレームフレッシュを塗り、玉ねぎとベーコンを乗せて焼いたもので、簡単なので私も家でよく作ります。
彼女はケーゼシュペッツェレ(Käsespätzle)。シュペッツェレという南ドイツ独特の卵麺をチーズと和えた料理です。
この後は電車の時間まで2人でお喋り。帰りの電車も途中まで一緒だったので、そこでもお喋り。私はあまりすぐ色んな人と仲良くなれるタイプではないのですが、この時はなぜか気が合ってお喋りが止まりませんでした。
という訳で、これにて南西ドイツ旅行は終了です。皆さんお付き合いありがとうございました。
この後はクリスマスなど季節ネタやイタリア旅行記などをゆる~く更新していこうと思っています。
いずれにしても更新スピードはかなりゆっくりになりそうです。