ドイツで無期限滞在許可（永住権）申請　必要だった書類と申請の流れ

先日ドイツの無期限滞在許可（いわゆる永住権）を申請したので、必要だった書類と申請の流れを紹介します。

ビザ申請に関しては「ドイツで年金を納めている」、「ドイツの大学を卒業している」、「ドイツ人と結婚している」などなど、各人の状況や管轄する外国人局によって必要書類なども変わってきます。

なので今回の内容は、必ずしもすべての人の参考になる訳ではありません。なんとなく「無期限滞在の申請はこんな感じなのか～」と雰囲気をつかむ程度に読んでもらえれば嬉しいです。

私のドイツでのビザ遍歴

参考程度に、私がこれまでドイツで取ってきたビザがどんな物であったかをざっと紹介します。

学生ビザははじめ2年分出してもらえ、その後は1年ごとの更新でした。

結婚後は3年の配偶者ビザを出してもらい、今に至ります。

冒頭でも触れたように、ビザ取得に必要な条件はその人の状況や外国人局によって変わってきます。

なので必要書類については、電話やメールで外国人局に直接問い合せるのがおすすめです。

私の時はコロナで人がいなかったせいか電話になかなか出てもらえなかったので、メールで問合せをしました。

メールでは以下の点を踏まえた現在の状況を説明し、どの書類が必要なのか、いつ頃に申請をすればいいのか指示を仰ぎました。

問合せした次の日には返事がきましたが、この辺は外国人局によって差が大きいので早めに連絡を取った方が良いと思います。

私の場合は今持っている配偶者ビザの期限が9月終わりですが、問い合わせをしたのは5月頃。

というのも「Leben in Deutschland」のテストを受けなければいけないのか分からず、もし受けるならそれなりに時間がかかる可能性があったからです。

結局このテストは受ける必要がありませんでしたが、取得までに1ヵ月以上かかった書類もあるので、早めに問合せして準備をはじめて良かったと思っています。

外国人局からのメールにあった必要書類は以下の通り。

申請書、住居証明書、雇用証明書はメールに添付してくれてありました。

申請書は必要事項を記入したら、住んでいる町の役所で認証スタンプを押してもらう必要あり。

住居証明書も大家さんのサインと役所のスタンプが必要で、面倒だなと思っていましたが思いのほかスムーズに終わりました。

雇用証明書は会社に記入してもらい、スタンプも押してもらいます。私の方は翌日に発行してくれたのですが、夫の会社では受け取るまでかなり時間がかかりました。

語学証明はドイツに来た年に受けたDSHの証明書があったので、一応それを持参。

バイオメトリックス写真は写真屋さんで「証明写真を撮ってください」と言えば、それに合うように撮ってくれます。3ヶ月以内に撮影した物が必要です。

問合せの返信メールに「夫と一緒に面接があります」との旨が書かれていたので、申請時は夫に同行してもらいました。

とはいえ実際には面接はせず、「現在も婚姻関係が続いている」、「ドイツで生活するための十分な資金がある」などが書かれた紙に2人でサインをしただけでした。

申請の流れは以下の通り。

申請から2週間後、「書類が受理されカードを作成中です」との手紙が届きました。

手紙にはカード受け取り時に支払う費用も書かれていました。これまでのビザ申請では申請時に料金を払っていましたが、今回は受取時に支払うみたいです。

料金は135€。いまのビザは3年分で93€なので、それに比べるとかなり安く感じます。

またカードを受け取れるのは、今持っているビザが切れてから。ビザが切れて宙ぶらりんな状態は嫌なので、なるべく早く取りに行こうと思っています。

無期限滞在許可の申請に必要な書類や条件は人によって変わってきます。

今回の投稿をはじめブログで書いてくれている人も多いですが、外国人局に問合せするのが一番確実。

ブログ記事は参考程度にとどめておくのが無難でしょう。

私はこれまで何度もビザ更新をしてきましたが、無期限滞在許可が取得できればその手間がなくなるので嬉しい限りです。

今持っている配偶者ビザ申請の様子は以下の記事に書いてあるので、興味のある人はこちらも参考にしてみてください。