【生後8ヶ月】赤ちゃんと初めての飛行機レポ 機内の様子や持ち物、ぐずり対策

10月末のギリシャ旅行は、生後8ヶ月の息子にとって初めてのフライトでもありました。

ドキドキの赤ちゃんとの初フライトでしたが、フライト時間3時間とそこまで長くなかったからか、想像していたほど大変ではなかったというのが終えてみての感想。

来年日本へ一時帰国するときに初フライトでいきなり12時間はちょっと不安だったので、短い路線での予行演習にもなりました。

という訳で、今回はそんな赤ちゃんとの初フライトをレポート。

搭乗するまで&機内での様子やぐずり対策、持って行ったものを紹介します。

赤ちゃんはいつから飛行機に乗れる?

赤ちゃんが飛行機に乗れるのは、生後8日目からという航空会社がほとんど。

また大人1人に対し、2歳未満の乳児は2人まで搭乗可能であることが一般的です。

料金は大人の膝の上やバシネットなど別に席を必要としない場合、だいたい大人料金の10%程度。3歳~12歳未満では小児運賃が適応され、料金はこちらも航空会社や路線により異なりますが大人料金の50~75%になります。

初フライトの様子

チェックイン~セキュリティチェックまで

何が起こるか分からないのが赤ちゃんとの旅行。という訳で今回は、フライト3時間前には空港に着くよう時間に余裕をもって自宅を出発しました。

空港についてチェックインカウンターに行くと、既に長い列が。。。長い列の割にはサクサク進み、いよいよ私達の番になってはじめて「ギリシャ入国のオンライン登録」をしていなかったことが発覚。

その場でスマホを使って申請をし事なきを得たのですが、「もしかして今日飛べない?」と一瞬頭をよぎってかなり焦りました。

そして無事に申請が完了し、完了画面をカウンターのスタッフに提示。

荷物を預ける時にベビーカーの扱いはどうなるのか聞いたら、搭乗口まで持って行けるとのこと。待っている間に息子をずっと抱っこしている必要がないのはかなり助かりました。

ドイツ ベビーカー

ちなみに持って行ったのはこのベビーカー。日本では大きくて嫌がられそうですが、ドイツだとみんなこんな感じの物を使っています。

その後はすぐにセキュリティチェックへ向かい、係の人が誰もいないレーンに通してくれてこちらもすぐ終了。ベビーカーは息子を乗せたままスタッフ4人くらいに囲まれ、何やら棒のような物をかざしながら不審物のチェックがされていました。

おじさんスタッフに囲まれたベビーカーは、なんとも面白い光景だった。笑

また通常なら液体類の持ち込みはできませんが、赤ちゃん用の水や離乳食は持ち込みができます。という訳で私達も260mlの哺乳瓶4つに湯冷ましを入れて持って行きました。今回は3時間のフライトなのでこれで十分でしたが、日本へ行くときなど長時間フライトの時は機内で水を貰った方がいいかも。

セキュリティのおじさん曰く、赤ちゃんの水&離乳食は好きなだけ持って行っていとの事だったので、帰りのフライトでは500mlのペットボトルも3本持ち込んで私達が飲んでいました。

9ヶ月 赤ちゃん 初飛行機

セキュリティチェックを終えたら、搭乗時間までしばし待機。この間に息子のオムツを替えたり、搭乗開始少し前にはミルクをあげたりしました。

搭乗&フライト中の様子

赤ちゃん 9ヶ月 飛行機デビュー

息子と遊んだりしながら搭乗を待っていると、アナウンスが入る前に係のお姉さんに「こっち来て~!」と呼ばれてゲートへ。ビジネスクラス(小さいのでファーストは無かった気が、、)の人達をすっとばして、飛行機へ一番乗りでした。

機内では荷物をしまった頃に客室乗務員の人がきて、ベビー用シートベルトの付け方を実際にやりながら説明。この時にベビー用の救命胴衣ももらいました。

赤ちゃん 飛行機デビュー

ベビー用のシートベルトは、大人のベルトに通して赤ちゃんの体を固定するというもの。赤ちゃんでもシートベルトあるんだ…!と、見ていてちょっと感動でした。

そしていよいよ離陸!息子は揺れや音にちょっとビックリしていた様子です。機体が上昇するときに水をあげたからか、気圧の変化にも泣くことはなく私達もホッと一息でした

今回はバシネット無しなので、シートベルトサインが消えたあとも夫か私の膝の上。フライト時間は3時間だし夫弟もいて大人3人が交代で息子のお世話ができましたが、大人1人だけだと食事の時とか大変そうですね。。

欧州路線は飛行機が小さいためか、バシネットはほぼ無いです。とはいっても飛行時間は長くて3~4時間程度なので、ずっと膝の上でもそこまで辛くはありません。

息子は搭乗前にミルクを飲んでいたからか、最初は興奮してキョロキョロしていたものの、だんだん眠くなったみたいで夫の腕の中でほとんどの時間を寝て過ごしました。

おしゃぶりホルダーは、機内で赤ちゃんへのプレゼントとして貰ったもの。これまで持っていなかったのですが、旅行中びっくりするほど役に立ちました。外でポロっと口からおしゃぶりが落ちるなんて事がよくありましたから。。

ほかにはステッカーや体拭き用のウェットティッシュも貰いました。

さて食事を終えた頃は、機内でのおむつ替えに挑戦。実際おむつ替えはそこまで必要ない感じだったのですが、ぐずり出す前に一度替えた方が良いかもと思ったし、夫が「日本に帰る時には機内で絶対しないといけないから、いちど練習しといたほうがいい」というのでやってみました。

おむつ替えは、機内におむつ替え台付きのトイレがあるのでそこでします。初めてでどんな感じか全くわからなかったので、夫もついてきて2人で「ほうほう、こんな感じか」と様子を見ながらおむつ替え。ちょっと揺れたりする以外は他の場所と変わらず、息子もなぜかあまり動いたりせずにササッと交換できました。

着陸~荷物受取まで

フライトも終盤になると、息子も起きてつまらないのか体をクネクネ。3人で代わるがわる抱っこして遊んだり、機内を散歩しているうちに着陸態勢に入り(今回おもちゃは全く使いませんでした)、ぐずる事もなく無事クレタ島に到着です。

飛行機を降りるとベビーカーが出してあったので、組み立てて息子を中へ。ギリシャはシェンゲンエリア内なので入国審査はありませんが、今回はコロナ対策として空港で搭乗前にオンライン登録したPDFを見せる必要がありました。

空港によってはベビーカーを預けた荷物と同じ場所でピックアップする場合もあります。帰りシュトゥットガルトについた時はそんな感じでした。

待っていた警察らしき人にPDFを見せたら、晴れてのギリシャ入国。人の流れについて行って荷物受取場所まで行き、スーツケースが出てくるまで私は息子のおむつ替えに行ったりしていました。

無事荷物を受け取ったら、空港の外に出てお迎えの車へ。以降は別に旅行記で書く予定です。

赤ちゃんとの初フライトで持って行ったもの

機内で足りないものがあっては大変!ということで、息子との初フライトではちょっと多すぎるくらいに色々持って行きました。

フライト3時間とホテルまでの1時間半をカバーできる分として、持って行ったものは以下の通り。

  • 息子の着替え:肌着、上下、靴下を2セット分
  • おしゃぶり:1個
  • おもちゃのぬいぐるみ
  • おむつ:8枚
  • おしりふきシート:1パック
  • おむつ交換シート:2枚
  • 水:260mlの哺乳瓶4本分
  • 粉ミルク:2回分
  • 離乳食:1瓶
  • 離乳食用スプーン:3本
  • 口拭き用ガーゼタオル:2枚
  • スタイ:2枚
  • ビニール袋
  • 大人用着替え:Tシャツ、長袖、ズボン各1枚
  • ブランケット

おむつは8枚持って行きましたが、搭乗前、フライト中、着陸後の3枚しか使いませんでした。

でも空気が乾燥した飛行機の中で水を沢山飲むかもしれないし、フライトが遅れたりする可能性もなきにしもあらず雲の上でおむつがない!なんて事になっては困るので、次回同じ旅程だとしても今回(フライト時間3時間+ホテルまで1時間半)のように8枚くらい持って行くと思います。

水や粉ミルク、離乳食も万が一を考えて多めに準備。重い荷物は男性陣におまかせです。笑

離乳食はこの時は時間をずらして朝一であげていたので(普段はお昼と夕方)、一応持ってはいきましたが食べませんでした。

スプーンや口拭き用タオルも、落としたりした時の事を考えてちょっと余分に準備しました

本当はおしゃぶりも2個用意したかったのですが、忘れてしまったので1個だけ。落としたら面倒だなと思っていたところに、機内でおしゃぶりホルダーを貰えて本当に助かりました。

着替えは息子用と大人の分も用意。なぜ大人の分もかというと、抱っこしている時や膝の上にいる時におしっこが漏れて、こちらの服まで濡れてしまう事があるからです。そんなハプニングも今回のフライト中は無かったのが幸い(旅行中にはありましたけどね…)。

そしてビニール袋はゴミ袋として使ったり、濡れてしまった洋服を入れる用として持って行きました。

おもちゃのぬいぐるみに関しては、今回は使わず。ちょっとぐずった時も、水をあげたり大人が遊び相手をする程度で大丈夫でした。息子はまだ9ヶ月なのでこの程度で済みましたが、もっと月齢が上がるならおもちゃや本などあった方が良いと思います。

フライト中のぐずり対策でやったこと

生後9ヶ月の息子とのフライトで、ぐずり対策としてやったことは以下の通り。

  • 搭乗前にミルクをあげておく
  • 耳抜きするために水をあげる
  • おむつがいっぱいでなくても交換する
  • 赤ちゃんが眠そうにしたらすぐ寝かせる
  • ぐずり出したら機内を散歩

搭乗前のミルクは、名付けて「あらかじめお腹を膨れさせて機嫌を良くしておく」作戦。レストランへ行くときもよくこの方法を使うのですが、うちの子の場合は機嫌がよくなって1人で遊んでくれるので私達もゆっくり食事ができて助かっています。いつまでこの方法が使えるか。。。

気圧の変化に対処するための耳抜きとしては、飛行機が上昇or下降して少し経ったときに水をあげました。そのおかげか息子も泣かずに済みました。

他にも耳抜き方法としては、おしゃぶりや飴をあげてもいいのだそうです。9ヶ月の赤ちゃんに飴は早いですけどね。。

おむつはいっぱいでなくても交換。なるべく不快感を減らす&新しいおむつでリフレッシュさせる作戦です。今回は機内で1回しか替えませんでしたが、親戚はロンドンから日本へのフライトで2時間おきに替えて赤ちゃんをリフレッシュさせていたそうな。

そして赤ちゃんがちょっとでも眠そうにしていたらすぐ寝かせられるよう、睡眠グッズ(うちの場合は「おしゃぶり」)あらかじめすぐ手の届く場所へ。うちの場合は眠い時のぐずり具合が激しいので、眠そうなそぶりを見せたらすぐおしゃぶりをあげて寝かしつけてしまいました。眠い時にすぐ寝れないとどんどん機嫌が悪くなっていくのでね。。

また退屈でぐずりだした時は大人が遊び相手になったほか、機内をお散歩したりもしました。小さい機内で1本しかない通路を往復しただけでしたが、ちょっと景色が変わるだけでも単純な息子はすぐ機嫌がよくなってくれたので助かりました。。

初めての飛行機レポ:まとめ

何が起こるだろうとドキドキだった、息子と初めての飛行機。

今回はフライト時間が3時間と短めではありましたが、冒頭でも書いたように日本へ一時帰国する時の良い予行演習になりました。

遅延やおしっこもれなど万が一のことを考えて、おむつや着替えなどは多めに持って行くのが吉。

ぐずり対策としてはミルクを先にあげたりして機嫌をとったり、眠そうなときにすぐ寝れるようにしておく、ちょっと環境を変えてリフレッシュさせるなど、ぐずりがひどくならないよう先を見ながら手を打つ事が赤ちゃんにも私達にとっても快適なフライトへの近道ではないかなと感じました。