南西ドイツ旅行記の途中ですが、今回はビザの話です。
私は現在学生ビザでドイツに滞在していますが、先日結婚したということで配偶者ビザ(正式には「滞在許可証」ですが、ここでは簡単に「ビザ」と表記します)の申請に行ってきました。
既に学生ビザを持っている時点での申請なので、結婚を機にドイツへ来てドイツで初めてビザ申請する方とはちょっと勝手が違います。
それでも一応誰かの役にたつかもしれないので、ここに書き留めておこうと思います。
ちなみに今回は夫がちょうど休みだったので一緒に来てくれました。バスだと30分くらいかかる(おまけに1時間に1本)のが車で5分ちょっとなので本当に助かりました・・・。
それに後でも触れるように夫も書類にサインをしなくてはいけなかったので、結局は一緒に来て正解でした。
注意!
必要書類は地域や条件(既に何らかのビザを持っているかなど)によって異なる場合があるので、事前に管轄の外国人局に問い合わせをしましょう。
配偶者ビザ、期間は3年
今回の申請では新たに3年の滞在許可が下りるとの事。地域や条件によって1年や3年などばらつきがある事は分かっていましたが、現在の学生ビザが2年なので「まさか1年だけはないだろう」と思っていたのも事実です。
配偶者ビザの良い所は、就労に制限がないということ。現在の学生ビザでは年間の就労時間が年間120日までと決まっています。まあ実際には学校が忙しすぎてそんなに働けませんが・・・。
また大学院が終わって就活しようという時にも配偶者ビザを持っていると便利です。というのも、ビザサポートをしてくれる企業以外は「就労可能なビザを持っている」という条件を突きつけてくるから。
就労に制限のない配偶者ビザを持っていれば、色々な条件に振り回されることなく就活ができるという訳です。
そして3年後の更新で無期限の滞在許可が貰えるそう。
必要だった書類(ドイツ人の配偶者として配偶者ビザを申請する場合)
事前に下調べをして私達が用意した書類と、実際に必要だった書類は次の通りです。
用意した書類
①語学力の証明書
②保険に加入している事の証明(私)
③賃貸契約書
④雇用契約書(夫)
⑤給与明細(夫)
⑥婚姻証明書
⑦身分証明書(2人とも)
⑧顔写真(私)
実際に必要だった書類
①保険に加入している事の証明(私)
②給与明細(夫)
③婚姻証明書
④身分証明書(2人とも)
⑤顔写真(私)
役所で貰える書類
①ビザ申請書⇒その場で記入
②「偽装結婚でない」旨を宣言する紙⇒2人ともサインをする
必要書類を提出してから指紋のスキャン。そのあと申請料を払えば申請完了です。
許可が新たに下りて新しい滞在許可証(カード)が完成すると役所から通知が来るので、その手紙をもって滞在許可証を取りに行きます。
ちなみに語学力については、学生ビザを持っている時点で十分なドイツ語力があると判断されるのか、一切触れられませんでした。
費用
今回の申請でかかった費用は93ユーロでした。今持っている学生ビザは2年で80ユーロだったのと比較すると、3年で93ユーロはだいぶ割安感のある印象です。
もちろん町によって差があります。フランクフルトに住んでいた時は1年毎の更新で、毎回80ユーロくらいしていた気が・・・。
早く無期限滞在許可を取ってしまって、ビザ関連の出費をなくしたいというのが今の本音です。
おわりに
管轄の役所のHPや色々な方のブログなどを見て、必要と思われる書類は全て持って行ったわけですが、結局必要だった物はその中のほんの1部とちょっと拍子抜け。
しかし書類不備で出直すことなく1発で申請できたので幸運でした。
普段は忘れてしまっていますが、こういった手続きのたびに「外国に暮らす際は特に手続き関係が面倒」という事をつくづく思い知らされます。