妊活を始めるまでの葛藤&妊活中にやったこと

妊活を始めるまでの経緯や、妊活中にやった事をここに書き留めていきます。

修士論文を提出して学業に一区切りついた2019年の4月は、2人ともそろそろいい歳だったこともあり(私30歳、夫37歳)。「子作りをするのであればそろそろ始めた方が良いよね」という話が自然と出てきていました。

私の場合は子供に対して「いたらいいと思うけど、絶対欲しいという訳ではない」という考え。仕事と子供どちらを優先するかという点でかなり悩んだのは事実です。

夫と話し合って「子作りする」と気持ちは固まりましたが、諸事情で2回ほど開始を延期。コロナの感染拡大で他の予定や仕事の計画が大きく狂うなか、「これ以上は待てない」と妊活を決行して現在に至ります。

妊活を始めるまで

「子供」に関する考えを夫と確認

妊活をするにあたってまず「子供が欲しい気持ちはどのくらいなのか」という点を夫と確認しました。

具体的には以下の事項です。

  • そもそも子供がほしいか
  • 自然妊娠が難しい場合、どこまで不妊治療をするか
  • 授かれなかった場合どうするか

冒頭にも書いたように私の気持ちは「子供はいたらいいと思うけど、絶対欲しいという訳ではない」というものでしたが、幸い夫も同じ気持ちとのこと。

なので「妊活はしてみるけど、自然妊娠できなくても人工授精はしない」、「授かったら責任をもって育てる」という事で2人の考えがまとまりました。

この辺りはデリケートなテーマではありますが、カップルでしっかり話し合って確認しておくのが吉。2人の考えが共有できていなかったり、どちらか一方のみが頑張るばかりではお互いの不満も大きくなりやすいと思います。

また不妊治療してでも子供が欲しい訳ではなかったので、養子についても貰わないという方向に。

とはいえこの段階では「ダメだったら諦める」と考えていましたが、もしその状況になったら「やっぱり子供が欲しい」と不妊治療に踏み切っていたかもしれません。こればかりはどうなっていたのか私も分からないです。

仕事か子供かという葛藤

妊活するという方向でまとまったものの、大学院を卒業したばかりの私には「一度ドイツで就職しておいた方が良いのでは」という考えもあり、どちらを優先させるかかなり悩みました。

就職すれば私自身の収入も安定しますし、ドイツは産休や育休の制度も手厚くて出産後も比較的仕事が続けやすいです。

とはいえいつ仕事が見つかるかもわかりませんし、就職できたとしても常識的に考えて2年くらいは妊娠を待つ必要があります。私はもう30代、夫は40手前なので、2年というのは相当な時間のロス。それにそこから妊活を始めたとして、すぐに妊娠できるとは限りませんよね。

なので就活はせず妊活をする事になったものの、そこでの悩みがもうひとつ。

翻訳の仕事は良いとして、旅ライターの仕事は取材があってこそ成り立つものですが、子供ができればこれまでのように度々家を空けたり泊りがけの取材をするのは難しくなります。

子供がある程度大きくなればまた取材に出かけられるかもしれませんが、すべて今まで通りという訳にはいかないでしょう。

出産してから旅ライターとしてどうやって活動を続けようかと悩んでいましたが、そこにやってきたのがコロナ。

それまでは旅ライターにかなりこだわていましたが、計画していた取材やプレストリップが中止になってライターとしての仕事が減る中、どういうわけか「まあ、旅ライターできなくても仕方ないか」という感じで考えも変わっていきました。

強制的にお仕事を休まざるを得なくなったことで、「できなければ他のできることをすればいい」と考えられるようになったからかもしれません。

そんな訳であんなに大きかった旅ライターへの執着も薄れ、「翻訳の仕事を続けながら何か興味のある事があればまた挑戦してみよう」という事で私の考えもまとまっていきました。

開始までに時間がかかった妊活

決めたたからにはすぐに妊活に取りかかりたい所でしたが、日本への一時帰国のタイミングを考えて2回延期することになりました。

修論提出後の秋(2019年)に一時帰国する予定だったので、その時期を避けるためにまず1回延期。

その後弟の結婚式が翌年4月に決まり、どうしても参加したかったので2回目の延期という感じです。

結局結婚式はコロナの影響で延期になっていつになるか分からない状況だったので、それはもう待つことはせずに4月頃から妊活を始めました。

決心してから1年弱くらい時間をロスしてしまったうえ、結婚式で待った分は無駄になってしまいましたが、コロナは全く予想できなかった事なのでこればかりは仕方なかったと思います。

10年飲んでたピルをやめた

妊活を始めるタイミングで、これまで約10年間飲んでいたピルをやめました。

ピルを開始する前は生理が数ヵ月来ないのが常。やめた後も生理が来るまではしばらくかかると思っていたので、意外にも1ヵ月ちょっとで来てくれたのには驚きました。

一方でピルを中断した後は生理前のイライラや肌荒れなどがひどく、精神的にも肉体的にも結構辛かったです。

妊活方法

はじめから「排卵日前後に仲良くする」という方法を実行しました。

というのも私達は夜の営みがそこまで多くない方なので(平日は疲れてしまってだいたい週末になるという感じ)、計画的に進めないと時間だけが経ってしまうと思ったからです。

ピルをやめた直後で生理周期がはっきり分からなかったので、排卵日は基礎体温を記録するアプリで予測。アプリが妊娠しやすいと思われる日を教えてくれたので、その期間は頑張っていつもより多めに仲良くするという感じでした。

そのおかげもあってか、ピルを中断してから2回目の周期で上手く妊娠できました。

アプリは基礎体温計のovyというメーカーのものを使用。ovyの基礎体温計を買った時に箱にアプリ情報が書いてあったので使ってみましたが、結構使いやすかったです。

ちなみにドイツ語で「基礎体温計」は「Basalthermometer」といいます。

私が使っていた基礎体温計は計ったあとアプリに自分で記録しないといけませんでしたが、スマホと連動して自動入力してくれるタイプの基礎体温計もあります。値段は少し上がりますが、2度寝してしまう人はこちらの方が便利かも。

妊活中にやったこと

妊活中に意識して取り組んだことは以下の3つです。

  • 基礎体温表をつける
  • 葉酸サプリの摂取
  • 体を温める

基礎体温表は、ピルをやめた直後で生理周期がよく分からない時も排卵日を知るうえでとても役に立ちました。

また葉酸サプリは妊娠が発覚してからでは遅い場合もあるので、妊活を開始した時点で飲んだ方がいいとのこと。

実際に婦人科で妊娠が確認できた時、「葉酸サプリを摂ってる」と言ったら先生にすごく褒められました。

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妊活中に意識した3つの事柄については「妊娠前にしておいて良かった10のこと」という投稿に詳しく書いているので、興味のある人はこちらも読んでみてください。