私達が日常生活で実践しているコロナウィルス対策

コロナウィルスの感染が拡大する中、私達が日常生活で実践している対策を紹介します。

自身や周囲の大切な人を守るためにも、できる範囲で日々の生活に取り入れてみてください。

ちなみにドイツの状況(4月16日現在)はというと、感染者数が13万4753人。死者は3804人に増える一方で焼く7万2000人が回復しています。

お店はスーパー、ドラッグストアなど生活必需品に関係する店しか営業しておらず、レストランはテイクアウトのみ。イベント類は中止で観光施設も閉まっている状態です。

日常生活で実践しているコロナウィルス対策

手洗いの徹底

手洗い

一番取り入れやすいのは、手洗いの徹底。日頃から手洗いはしっかり行っているつもりでしたが、もう一度「正しい手洗い」についてもう見直しをし、実践しているところです。

洗浄剤や消毒剤を扱うSARAYAのウェブサイトなどで調べたところ、ポイントは以下の4つ。

手洗いのポイント

  • ハンドソープをしっかり泡立てる
  • 30秒以上あらう
  • 流水でしっかり流す
  • 洗った後の手で水道のレバーを触らない

実際に洗ってみると、30秒って結構長いです。

しっかり泡立てる目的は、手全体にせっけん液が行きわたりやすくするため。小さなお子さんはまだ上手に泡立てられないので、「泡で出てくるハンドソープ」を利用するのもおすすめです。

そして特に重要なのは、洗ったばかりの手で水道のレバーを触らないこと。もしウイルスが着いていた場合、そこに触ってしまったらせっかくの手洗いが台無しです。

水道の水を止めるときは肘などを上手に使って、洗ったばかりの手がレバーに触れないように工夫してみてください。

また以下の部分は洗い残しが多いので、特に意識して洗う必要があります。

洗い残しが多い部分

  • 指先
  • 親指
  • 指のあいだ
  • 手の甲
  • 手首

しっかりやると時間がかかる手洗い。手のひらに石鹸をつけてこするだけでは意味がないので、自分のやり方をもう一度見直してみてください。

ドアノブなどの消毒

家具 除菌

家に帰宅してから手を洗うまでに触れる場所・物は、こまめに消毒するようにしています。

  • ドアノブ
  • 電気のスイッチ
  • 水道のレバー
  • 上着

サグロタン Sagrotan 除菌スプレー

我が家で使っているのは、 ドイツでおなじみ「サグロタン(Sagrotan)」から出ているスプレータイプの消毒液。乾いた布にスプレーして消毒したい場所を拭き取ったり、上着の場合はそのままスプレーして除菌しています。

あちこち消毒してもキリがないし続かないので、私達が行うのは上のリストにある5ヵ所のみ。

今は2人とも在宅で仕事をしているほか人の多い場所にも行かないので、このくらいでいいかなという感じです。

家族が多かったりお子さんやお年寄りのいる家庭は、テーブル椅子などもしっかり消毒した方が良いと思います。

 

スーパーでの買い物は時間帯に注意

スーパー

ドイツでは観光施設やレストランも閉まっているので、人のいる場所へ出ていくのはスーパーくらい。そんなスーパーへ行くときも、混みそうな時間帯を避けてなるべく人の少ない時間に行くようにしています。

具体的には平日の日中に買い物に行くようにし、避けるのは夕方や土曜日、連休の直前といった混みそうな時間帯です。

うちは2人とも在宅なので日中でも買い物に行けますが、「仕事をしていて時間なんて選んでいられない」という人にはネットスーパーが便利。

西友やイオン、イトーヨーカドーなどのネットスーパーを利用すれば、混んでいる時間帯にスーパーへ行く必要がありません

アマゾンのアカウントを持っている人なら、食料品や日用品をまとめて送ってくれる「Amazon パントリー」もおすすめです。

 

外出時は消毒ジェルを携帯

外出中ですぐ手が洗えない時に便利なのが、携帯用の消毒ジェル。

スーパーのショッピングカートなど、不特定多数の人が使うものに触れた後はこまめに手の消毒をするようにしています。

除菌ジェル 携帯用

ドイツでは、写真の様な携帯用消毒ジェルを使っている人が多い様子。ホルダー付きのタイプもあり、コロナ以前から女の子たちがバッグにぶら下げているのをよく見かけました。

ジェルのほか消毒できるウェットティッシュもあるので、用途によって使い分けてみてください。ウェットティッシュなら手の「汚れ」も拭き取れるので、外で何か食べる時には重宝しますよ。

 

外出中はなるべく顔を触らないように

外出しているときは、自分の顔をなるべく触らないようにしています。

手にウィルスが付いていた場合、その手で顔を触ることでウィルスが目や鼻、口から体内に侵入する可能性があるからです。

意識してみて気付いたのですが、髪をかき上げたり目をこすったりと、自分では気づかないうちに結構顔を触っていたりします。

触らないに越したことはありませんが、どうしても目がかゆかったりする場合はまずジェルで手を消毒してから。こういう時の為にも、携帯用の消毒ジェルは持っていると便利です。

 

人の集まりそうな場所へは行かない

人混み

「スーパーの時間帯に気をつける」とも似ていますが、人の集まりそうな場所へは用がない限り行かないようにしています。

特に気をつけないといけないのが、晴れた休日の公園。ドイツも最近どんどん暖かくなってきているせいか、公園に行くと本当に沢山の人がいます。

みんな1.5mの距離を保っているものの、人が多いと「ここで感染しそう」と心配になってしまうもの。密室ではありませんが感染するリスクが0ではないので…

この時期とっても綺麗な花の咲く公園があるのですが、そこにも行けないのはとても残念(結構人が来るところなので)。

幸い家が自然に囲まれた場所にあるので、そこを散歩したり庭いじりをしたりしながら「春」を楽しんでいるところです。

電車 公共交通機関

あとは公共交通機関もなるべく使用しないようにしています。エコではありませんが、普段電車で行くような場所への移動も今は車。

電車通勤している人はラッシュアワーを避けた通勤、電車内でのマスク着用などで対策できるでしょう。本当は在宅ワークが一番ですが、全ての仕事で導入できるわけではないので難しい所です。

離れて暮らす家族や友人に会うのは我慢

友人

これは「自分が感染しない」というよりも、「周囲に広めない」ために気をつけていることです。

最近では「ソーシャルディスタンス」という言葉をよく聞くようになりましたが、感染の広がりを抑えるためにも1人ひとりが、他の人との距離を意識して生活する必要があります。

もし自分が感染に気付かず他の人に会えば、自分から彼らにウィルスを広めてしまう可能性だってあるのです。

この様な理由から、最近は友人と会うのを控えていますし、夫のおばあさんの家にも行っていません。

おばあさんは80歳を超えていて、もし感染したらどうなるか分かりません。私達の軽率な行動で、彼女の命を危険にさらすなんて事はしたくないのです。

イースターは毎年おばあさんの家で親戚一同が集まるのが恒例ですが、今年はそれも無し。おばあさんや皆に会えないのは寂しいですが、今は耐えるしかないと思っています。

直接は会えませんが、おばあさんや家族、友人たちとはスカイプやWhatsApp(LINEのようなもの)で連絡を取り合いながら「早く会えるようになるといいね」などと話しているところです。

日常生活で実践しているコロナウィルス対策:まとめ

ウィルスに感染しないため、周囲に広めないためにも、1人ひとり日常生活で実践できる対策は色々あります。

「マスク」や「咳エチケット」を心がけている人がほとんどだと思いますが、今回紹介した方法の中にも出来そうなものがあればぜひ実践してみてください。

正しい手洗い」や「他の物を触った手で顔を触らない」は意外と出来ていなかったりするので、この機会に見直してみるのをおすすめします。