南ドイツ

お茶目なドイツ版「ナマハゲ」が登場するロットヴァイルのカーニバル

ドイツ南西部の黒い森で開催されるカーニバルは、ゲルマン民族の伝統が前面に押し出された独特なお祭り。前回フィリンゲンのカーニバルを紹介したので、今回はロットヴァイル(Rottweil)のカーニバルの様子をお伝えします。

ロットヴァイルは「バーデンヴュルテンベルク州で最も古い町」と言われている歴史ある町。この町のカーニバルは黒い森のカーニバルにおけるハイライトとされ、「ナマハゲ」のようなお面と民族衣装に身を包んだ人々のパレードは圧巻のひとことです。

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一見恐そうで実はお茶目なドイツ版「ナマハゲ」達

黒い森のカーニバルにおけるハイライトとして、大きな盛り上がりを見せるロットヴァイル。今年(2019年)は約4200人もの人々が仮面と民族衣装を身にまとい、パレードに参加しました。

ロットヴァイルのカーニバルを特徴づけているのが、ドイツ版「ナマハゲ」とも言える怖い顔をした木のお面。小さな子供がみたら泣き出してしまいそうないで立ちの彼らですが、実はとってもお茶目なんです。

カメラを持っていると、「写真撮って!」と言わんばかりにポーズを決める道化師たち。手に持っている棒で上手にバランスを取ってみたり、棒を使ってぴょんと飛び跳ねたり、こちらの気を引くのに必死です。

かと思えば、棒の先についてるキツネの尻尾みたいなものを見物人の顔にすりすり攻撃。攻撃されているのは子供たちが多かったですが、私もアジア人でかなり目立っていたのか、通り過ぎる道化師たちに何度もスリスリされました。

2人で同時にすりすり攻撃をしてくる時もあり、そうなればもう逃げ場はありません。あまりにも皆がこっちに来るので、隣で見物していたおじさんに、「彼らはあなたのことが好きなんだよ」と言われてしまったほどです。

小さな子供たちもパレードに参加

ロットヴァイルのカーニバルでは3歳から既に仮面を被ってパレードに参加できるらしく、両親と思われる人に手を引かれた子供たちの姿をよく見かけました。

子供たちもしっかり道化師になりきっていて、大人顔負け。

この小さな「ちびナマハゲ」たちが見物している小さな子にイタズラしたり、お菓子をあげている姿は本当に可愛かったです。

3歳から参加できるロットヴァイルのカーニバルですが、参加者の服装は協会が厳しくチェック。いわゆるドレスコードをしっかり守っていない人はパレードに参加できないのだそうです。

実際にロットヴァイルのカーニバル協会のウェブサイトを見ても、衣装の着方やカゴの持ち方、立ち居振る舞いなどが細かく定められています。細かい決まり事が多くて面倒そうにも見えますが、これはこの町のカーニバルを誇りに思い、変わらぬ伝統を守り続けたいという思いがあるから。

ロットヴァイルのカーニバルは私が以前訪れた10年前とほとんど変わっていなかったのも、厳しい規則と市民の誇りがあるからこそなのでしょうね。

ロットヴァイルのカーニバルへのアクセス

黒い森の中にある町ロットヴァイルへは、シュトゥットガルトからチューリヒ方面行きのICに乗って1時間15分ほど。前回紹介したフィリンゲンへ行くには、ここで乗り換えてさらに30分の道のりです。

駅に到着したら目の前を通るバーンホーフ通り(Bahnhofstraße)を右手に進みます。緩やかな坂道を15分くらい上ると大きな橋あり、橋を渡ると町の中心部に到着です。

パレードが通るのは目抜き通りとなっているハウプト通り(Hauptstraße)。通り沿いに人が並んでいるのですぐ分かると思います。

歴史ある美しい街並みにも注目です。

おわりに

ロットヴァイルのカーニバルは黒い森のハイライトと言われるだけあり、伝統衣装に身を包んだ市民による迫力あるパレードが楽しめます。

フィリンゲンとはまた異なる表情の道化師が登場するので、2つの町のカーニバルを見比べてみるのも面白いかもしれません。

ゲルマン民族の伝統を直に感じられる黒い森のカーニバル。皆さんもぜひ足を運んでみてください。

余談ですが、私は写真を撮るのに必死であったのにもかかわらず、仮面をつけた道化師たちから沢山のお菓子をゲットできました。行かれる方はお菓子を入れる袋も忘れずに。

 

取材協力:ドイツ観光局

ドイツ観光のお役立ち

 

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