修善寺で宿泊した「湯回廊 菊屋」さんの宿泊レポートです。
夏目漱石をはじめ、多くの文豪に愛された老舗旅館。まるで昔にタイムスリップしたかのようでレトロな雰囲気の館内で、美味しいごはんに温泉に、、、と忙しい毎日を忘れて極上の時間が過ごせました。
修善寺旅行記
- 修善寺旅行記（前編）：ホテルチェックインと富士山が見える碧テラス
- 修善寺旅行記（後半）：三島スカイウォーク、漱石も愛した「湯回廊 菊谷」、三島観光
- 露天風呂付の部屋に宿泊 修善寺の老舗旅館「湯回廊 菊屋」宿泊レポート ←今回の記事
宿泊したのは露天風呂付の部屋
菊屋さんには異なる趣の部屋がいくつかあり、今回利用したのは「離れ草庵」という離れになっているタイプの部屋。部屋には露天風呂がついています。
部屋に入ると、お香のいい香り。天井が高く広々しているのは良い物の、個人的にはちょっと照明が暗いかな。
ベッドは畳の上にあります。ここで足を伸ばして寛いだり、息子とゴロゴロしながら遊んだりしていました。
向かいの窓際にはソファーもあり、窓の外に目を向けると小さな庭が見えます。テーブルの上にはお茶菓子が2種類あり、とても美味しかったので売店でお土産に買っていきました。
そしてテラスにも出られますが、今回は使わず。
そしてこの部屋を選んだ決め手だった、部屋つきの露天風呂。室内にシャワーがあり、そこで体を洗ってから外に出れるようになっています。
喫茶室「漱石の庵」でコーヒータイム
荷物を下ろしたらさっそく「漱石の庵」と呼ばれる喫茶室でコーヒータイム。コーヒーなどのドリンクや駄菓子があり、ありがたいことに無料で利用できます。
コーヒーはホットもあれば、水出しコーヒーもあり。なんかジメジメしていたので、冷えたコーヒーがなんとも美味しかったです。
ちょうど誰もいない時だったので、人の出入りを気にする事なく落ち着いた雰囲気を存分に味わえました。
部屋の露天風呂に入ってみる
一息ついたら3人で貸切温泉に行こうと思ったけれど、空いていたのは館内で一番熱い温泉。なので部屋に戻ってきて露天風呂に入りました。
菊屋さんには4つの貸切温泉があり、無料で使用できます！
お湯はだいぶ熱めですが、水の蛇口があって好みの湯加減に調整可能。
息子は前日までの旅館と同様、最初は泣いたけどすぐ慣れてうつらうつら… 家族3人で温泉に浸かるって良いですね。部屋にあるので、貸切温泉みたいに待ったりせず好きなタイミングで入れるのは本当に便利！
湯舟の大きさは、大人2人と赤ちゃんが入ってちょうどなくらい。大人がもう一人増えると狭いかな～と思いました。中に一段あって座れるようになっていて、息子はさすがに小さすぎですが子供でも入りやすそうです。
館内の散策
温泉のあとは、作務衣に着替えて館内を散策。
赤ちゃん用にサイズ90の作務衣もあり、息子に着せてみたらすごく可愛いかったです。
廊下の窓から見える庭がまた素敵。秋の紅葉の時期はさらに趣が増すのでしょうね。
「回廊」と名前にあるだけ、迷路のようで最初はよく迷ったりしました。
夕食 メインが選べる懐石料理
菊屋さんの夕食は懐石のコース料理。前菜やお造りなどは内容は最初から決まっていますが、メインとご飯ものは2～3品あるうちから選べるようになっています。
食事処で頂くようになっていて、通されたのはライトアップされた庭が見える個室。時間は17時半～と19時45分～があり、子供がいるので早い方にしてほしいと予約時に伝えてありました。
そして今回の旅行で一番楽しみにしていたと言ってもいい夕食でしたが、変な時間に寝てしまった息子は機嫌が悪くてギャン泣き…夫が息子を連れてあやしに行ってくれたので最初の数品は一人で食べるはめに… その後は機嫌もだいぶ直り、持ってきたタブレットをついに解禁して遊ばせながらこちらは夕食という感じでした。
彩り豊かな前菜と土瓶蒸し。
続いてお造り。わさびは贅沢に本わさびを目の前ですりおろしてくれました。
選べるメインのひとつ目は桜エビのかき揚げ。サクサクしてエビの香りも引き立っていました。
メイン2品目は白身魚のパイ包みとビーフシチューがあり、2人ともビーフシチューを選択。菊屋さんの名物と聞いていて楽しみにしていたもので、柔らかいお肉と濃厚なソースの組み合わせが最高でした。
その後はジューシーで口の中で溶けるアナゴや、明太高菜ご飯、さらにデザートと続いて食事は終了。品数が豊富でお腹いっぱいになり、最初忙しかったですが美味しくて心も満たされました。
私は大浴場 夫はマッサージ
夕食が5時半からだったので、食べ終わった後もまだまだ時間がたっぷり。せっかくなので夫に息子を見てもらい、私は大浴場へいってみました。
大浴場は地下にあるものの、開放感たっぷり。やや熱めのおゆが「温泉に入ってる～」という気持ちにさせてくれました。
お湯から上がったら夫が息子を寝かしつけてくれていたので、次は夫がマッサージへ。日本へのフライト以降なんだか背中と腰が痛かったみたいで、しっかり揉んでもらって気持ちよかった！と満足げに戻ってきました。
夜鳴きそば
夜鳴きそばのサービスは夜10～11時まで。マッサージから帰って来た夫に「小さなラーメンがもらえるよ！」と教えてあげたら、いそいそと出かけていきました。笑
あんなに食べたのにまだ入るのか！？とも思いましたが、体が大きいですからね。そして彼はラーメンが大好きなのです。
提供場所がちょっと混んでいたとのことで、ラーメンを部屋に持ってきた夫。私もちょっと味見させてもらったら、懐かしい醤油味でとても美味しかったです。
翌朝：豪華な朝食
翌朝は夫と息子が寝ているあいだに、部屋の露天風呂で一風呂。ちょっと小雨が降っていましたが、しとしと降る雨音を聞きながら湯に浸かるのもまた風情があって素敵でした。
さっぱりしたら朝食会場へ。前日の夕食と同じ会場で、外が明るくて庭が良く見えるので前日とはまた違った雰囲気でした。
食前のドリンク。いくつか種類があり、そのなかから私はリンゴ酢、夫はぶどうジュースを頂きました。
そして出てきたのが、これまた豪華な朝食。和食と洋食がえらべ、せっかく旅館に泊まっているのだからと2人とも和食にしました。アジの干物はもちろん焼きたて。いくつもあるお漬物もご飯によく合いました。
そしてご飯はおひつにたっぷり。よく食べる息子がいるので助かりました。
朝食後は部屋で一休みし、荷物をまとめてチェックアウト。私達はちょっと早めに出てしまいましたが、もう一度温泉に入ったり館内を散策したりと時間のゆるす限りゆっくり過ごすのもおすすめだと思います。
今回は楽天トラベル
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▼ 関連旅行記
修善寺旅行記（前編）：ホテルチェックインと富士山が見える碧テラス
修善寺旅行記（後編）：三島スカイウォーク、漱石も愛した「湯回廊 菊谷」、三島観光
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