また旅行ネタについて書いていきます。
結婚した翌々週から、早速夫を置いて1人旅に出かけた私。
今回の旅行の目的は、「城巡り&黒い森の可愛い町巡り&ボーデン湖でのんびり」というもの。南西ドイツをボーデン湖まで下り、その後はウルム経由で岐路に着きました。
2週間あちこち回ってきましたが、その中から面白かった物を紹介していこうと思っています。途中で他のネタ(コスメや食べ物など)も入って来るかもしれませんが、気長にお付き合いください・・・。
さて、1日目から電車が約1時間遅れるという旅の洗礼を受けながら私が向かったのは、ハイデルベルクよりももっと南へ行ったところにあるブルッサール(Bruchsal)という町。
この町にはピンクでど派手なお城があり、ガイドツアーで内部を見学してきました。
sponsored link
城の中はフレスコ画の宝庫
「一度見たら忘れることが出来ないのでは」と思わせるほどの印象的な外観を持つブルッサール城は、プファルツ継承戦争(1688~1697)で破壊された居城の代わりとして、18世紀に時の司教ダミアン・ヒューゴ・フィリップによって建てられました。
自分の満足の行く城を築き上げる為、様々な芸術家をブルッサールへ呼び寄せた司教。中でも有名なのは、ヴュルツブルクのレジデンツを初めとする数々の建築を手掛けたバロックの巨匠、バルタザール・ノイマン。
私は以前1年ほどヴュルテンブルクに住んでいたことがあるので、町の名前を聞くとつい反応してしまいます・・・。
ブルッサール城では彼が手掛けた吹き抜けや天井に描かれている数々のフレスコ画、煌びやかな「大理石の間」等をガイドツアーで見学する事ができます。
フレスコ画はどれもため息が出るほど美しい・・・。こちらは吹き抜けの階段を上がった所にある天井画です。
所変わって、これは大理石の間の天井に描かれているもの。細かな装飾も入り混じり、華やかさもプラスされた作品になっています。
画の下の部屋はこんな感じです。写真真ん中の肖像画はマリア・テレジア。
ガイドツアーの集合場所もなっている入り口の天井にもまた見事な天井画。右下に描かれているクロネコ、龍、コウモリは悪魔を連想させる生きものなんだそうです。
どおりでクロネコはちょっと悪そうな顔してますね。
約1時間のツアーでは他のにも様々な部屋に通してもらえます。特に印象的なのは、壁に掛けられた大きなタペストリー。
ここに描かれているオウムや果物、そして花々は、かつて高級とされていた物や、富の象徴とされていたものばかり。
ツアー終了後、吹き抜けや大理石の間は個人で自由に見学できます。
ドイツ器械学期博物館
ブルッサール城にはドイツ器械学期博物館も入っており、お城のチケットでこちらも見学することができます。
入ってすぐの部屋にはこんなに巨大なオルガンがいくつも並んでいて、係の人が実際に動かしてもくれます。レトロな響きで、どことなく懐かしい気分になりました。
ほかにも見たことの無い様な形のオーケストリオンが沢山。1920年代のドイツで流行したのだそうです。
ガイドツアーが始まるのを待つ間や、ツアー後ゆっくり見学するのもおススメですよ。
裏庭に回ってみる
一通り見学をし終えたら、城の裏にも回ってみました。
城の裏は庭になっていて池や噴水もあります。
この噴水の向こうにある建物、一見すると壁に細かい装飾がしてあるように見えますが、これらは全て画なんです。作っている最中にお金が無くなっちゃったのかな、と勝手な想像をする私・・・。
可愛いカモの子供がいたのでパシャリ。動物がいると思わずカメラを向けたくなってしまいます。
ピーピー鳴いていたのですが、母親の姿がどこにもない・・・。大丈夫かなと少し心配になりながらブルッサール城を後にしたのでした。
sponsored link
ブルッサールへのアクセス
ブルッサールはハイデルベルクとカールスルーエの間くらいに位置する町です。
ハイデルベルクからだと電車で30分くらいで来れてしまいます。
ちなみにフランクフルトからは1時間40分。シュトゥットガルトからだと、電車にもよりますが1時間10分~1時間40分くらいの所要時間です。
この辺りには他にも城やレジデンツがいくつかあるので、どこかに拠点を置いて城巡りなんかも楽しいです。
ブルッサール城を見学したら、宿泊するホテルがある町バーデン・バーデンへ向かいます。