ドイツ南西部に広がる黒い森。その真ん中らへんに位置するトリベルクという町には、ドイツで最も高い滝(Triberger Wasserfälle)があります。
轟音を立てながら流れ落ちる滝は迫力満点。周辺は遊歩道やハイキングコースになっていて、森の中を歩きながら滝の一番上まで行くこともできます。
私たちはベビーカー持ちなので滝は下から眺めて終わりかなと思っていたのですが、、、なんと頂上まで行けてしまいました。
今回はそんなベビーカーで滝の一番上まで行き、町で本場の「黒い森のさくらんぼケーキ」を食べたレポートです。
Contents
高さ163m ドイツで最も高いトリベルクの滝
ドイツで最も高いトリベルクの滝があるのは、町に接する森の中。滝のあるエリアはハイキングコースにもなっています。
入場券を買って中に入ると、5分もかからないうちに滝が見えてきますよ。
ドイツ最大を誇る滝の高さは163m。とはいえ1つの滝がこの高さというわけではなく、7つの滝を合わせた合計です。なので滝の名称も「Triberger Wasserfälle」と複数形(単数はWasserfall)。
写真で伝わらないのが残念ですが、滝の目の前に立つとものすごい轟音!細かな水しぶきも沢山飛んできて、マイナスイオンをたっぷり浴びている気分です。
今回は昼間の訪問でしたが、夜にはライトアップされた大迫力の滝が22時まで楽しめます。
そして冬に気温が下がると、滝全体が凍りついた幻想的な様子も見られるのだそう。すごく寒そうですが、凍った滝も一度見てみたい…!
ベビーカーを押して滝の一番上へ
滝をしたから眺めたあとは、周りの遊歩道をのぼって一番高い場所をめざしました。
来るまでは「ベビーカーがあるし無理だろうな…」と思っていたのですが、道はしっかり舗装されているし段差もないので行けないことはありません。
ただ坂道でベビーカーを押していくのが結構大変!私はとても押せなかったので、夫にすべてお任せしました。
坂道でうっかり手を離したりするとで本当に危険です(特に下り坂)。止まる時は必ずロックをかけるように!!
途中での眺め。これもトリベルクの滝を構成する滝のひとつです。
遊歩道の脇にも水が流れていました。サワガニとかいそう。
ふきのとうらしき植物も。
頂上までの道のりではいくつか橋があり、橋の上からは真下に流れる滝が見えます。ここでも音がすごい!まるで地鳴りのようです。
そして一番上まで来ると、滝の向こうにトリベルクの町が見えます。
ここから先は、滝というよりは川が流れている感じ。特に面白い物はないので来た道を引き返しました。
本場で食べる「黒い森のサクランボケーキ」
滝の見学後は、町で本場の「黒い森のサクランボケーキ」を食べました。
私たちが利用したのは、メインストリート沿いにある「Cafe Adler」。入り口は通りに面していますが、裏には川のせせらぎが聞こえるテラス席があります。
オフシーズンの月曜日だったからか、テラスにはほかに誰もいなくて貸し切り状態。夏はドイツ国内外からの観光局で賑わうのでしょうね。
黒い森のサクランボケーキは、その名の通り黒い森をイメージしたケーキ。生クリームたっぷりかつ1切れがだいぶ大きいですが、軽い食感でペロリと食べられます。
ココアスポンジに黒い森名産のキルシュワッサー(さくらんぼリキュール)がたっぷり染みこんでいて、香り高い味わい。アルコール強めなので、お酒に弱い人はほろ酔い気分になってしまうかもしれません。
【Cafe Adler】
住所: Hauptstraße 52, 78098 Triberg im Schwarzwald
営業時間:11:00~18:00(木曜定休)
滝のチケットで入場できる「ミニチュアランド」と「黒い森博物館」
ケーキを味わった後は、滝のチケット入れるミニチュアランドへ。場所はさきほどのカフェの2軒隣です。
ハンブルクのミニチュアワンダーランドに比べると、かなり小ぢんまりとした印象。でもその代わり、息子みたいな1歳が飽きる前にサクッと見て回れます。
目の前のボタンを押すと、車や電車が動く仕掛け。もうちょっと大きな子達ならこういうのも喜びそうですね。
また今回は訪問しませんでしたが、「黒い森博物館」も同じチケットで入場できます。
博物館には民族衣装やこの地の伝統的なカーニバルの衣装、カッコウ時計などが展示してあり、黒い森の歴史や文化に触れることができます(写真は以前訪問時のもの)。
黒い森のカーニバルは、ケルンやマインツとはまた違った伝統色の濃さが特徴。以前フィリンゲントロットヴァイルのカーニバルを取材した時の投稿もあるので、興味のある人は読んでみてください。
▼ 黒い森のカーニバル


トリベルクの滝 基本情報
開園時間など、トリベルクの滝を訪れる際に知っておきたい基本情報は以下の通り。
- 住所:Hauptstraße 85, 78098 Triberg im Schwarzwald
- チケット売り場:9:00~17:00
- 入場料:大人8€、子供7,50€(夏時間)
- ウェブサイト:黒い森観光局のページ
チケット売り場の営業時間は上記の通りですが、色々調べてみるとどうやらこの時間以外はチケットを買わずに入れるみたいです。17時で閉まってしまったらライトアップが見れませんしね。
この辺は私も詳しく分からないので、もし早朝や夜に行った人がいればぜひ教えてください!
そして入場料にある「夏時間」というのは、詳細な記載はありませんでしたがおそらく4月~10月末だと思われます。冬時間には入場料が夏より2€安くなります。
また入場券は黒い森観光協会が発行しているKONUSカード提示で50セント割引になります。同じ入場券で黒い森博物館とミニチュアランドにも入れるので、なくさないうに!
KONUSカードとは
黒い森観光協会が発行するゲストカード。加盟している町に宿泊すると、その宿が発行してくれます。
宿泊時に観光税(Kurtax)を払わないといけないのですが、そのお返しみたいな感じで無料でもらえるのが特徴。
トリベルクの滝へのアクセス
鉄道の最寄り駅はトリベルク(Triberg)。
しかし滝のある町中心部へは1.8㎞ほどあって歩くと30分くらいかかるので、駅からはバスの利用がおすすめです。
▼ 周辺都市からトリベルクまで
- シュトゥットガルトから:カールスルーエ乗り換えで2時間50分
- バーデン・バーデンから:コンスタンツ行きのREで1時間10分
- フライブルクから:オッフェンブルク乗り換えで1時間40分
トリベルクの駅からは7270番のバス(Furtwangen行き)にのって「Triberg im Schwarzwald über dem Wasserfall」で下車。所要時間は10分程度です。
それか手前の「Marktplatz」で下車して、カッコウ時計屋さんを見たりしながら滝へ向かっても良いかもしれません。
トリベルクの滝:まとめ
ドイツで最も高いトリベルクの滝。轟音を立てて流れ落ちる滝は下から見ると迫力たっぷりなほか、上からもまた違った眺めが楽しめます。
周辺の遊歩道も整備されて段差もないので、私達みたいなベビーカー持ちでも滝の一番上まで上ることが可能(坂道がちょっとキツイですが)。今回上までは無理だろうなと思っていたので、これにはビックリでした。
夜のライトアップもあるので、近くに滞在予定の人はぜひ日が暮れた後も行ってみてください(そして感想をおしえてください!)。
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