エルツ城を見学後はコッヘムという町へ向かいます。モーゼル川が町の中心を流れ、モーゼルワインの町としても有名なコッヘム。町の中にはいくつものワイナリーがあり、各地からワイン好きや観光客が集まります。
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コッヘムへのアクセス
電車の場合、フランクフルトからだと早ければ2時間半。遅いものだと3時間半ほどかかります。
モーゼル川の下流にあり、ライン川とモーゼル川が合流する町としても有名なコブレンツ (Koblenz) からは、所要時間40分です。
コブレンツからは日帰り旅行が十分可能ですが、フランクフルトやケルンといった大都市からのアクセスには時間がかかるので、これらの都市からの日帰り旅行にはあまり向いていません。
時間に余裕があるなら、思い切ってコッヘムに泊まるのも良さそう。周辺にある小さな町を訪れながら、夜はワイン酒場でワインを飲というのも楽しそうですね。
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山頂から絶景を楽しむ
コッヘムについて私達がまず向かったのは、町を見下ろすことが出来る山の上の見晴らしポイント。山頂へはリフト (Cochemer Sesselbahn) に乗って行く事ができます。
リフト乗り場があるのは町の西側。ここからリフトで一気に山頂を目指します。
見晴らしポイントまでは、リフトを降りた場所から更に少し歩きます。ここは足場が悪く、ちょっとしたハイキングのよう。
実際にこの道は、周囲にいくつかあるハイキングコースの一部でもあります。
しばらく歩いていくとやがて視界がひらけ、目的のポイントに到着します。ここからはモーゼル川とコッヘムの町、そしてワイン畑の上にそびえるライヒスブルク城が一度に見渡せます。
対岸の斜面にもワイン畑が広がる様子はさすがモーゼルワインの町。秋の紅葉も綺麗なんだろうなと思いながら、リフトでまた町まで下ります。
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ワイナリーでワインを購入
せっかくモーゼルワインの町に来たのだから、ワインを買わないと!という訳で、リフト乗り場から旧市街へ向かう途中にあったワイナリーでワインを購入しました。
私達はどちらかというと中辛口や甘めのワインが好きなので、お店の人と相談しながら良さそうなものを購入しました。1本はリースリングのシュペートレーゼ、もう1本はさらに糖度が高いアウスレーゼという等級です。
ドイツワインの格付けについては説明がちょっと面倒なので、興味のある方は検索してみてください。
ちなみに購入したワインはまだ飲んでいません。私たち週末にしかワインを飲まないのですが、最近週末の夜に出かけることが多くて飲んでいる時間がないんです。今週末もまたプチ旅行に行くし、いつになれば飲めるのやら・・・。
話がそれましたが、今回ワインを購入したお店ではホテルも経営しています。アパートタイプの部屋もあるみたいなので、長期滞在しながら周辺のワイナリー巡りなどしたい方にはピッタリ。
雰囲気の良いテラスでワインを飲むのも気持ちよさそうですね。
木組みの家が可愛い旧市街を散策
購入したワインを一度車においてから、今度は旧市街へと向かいます。
旧市街の細い路地を進んで行くと現れるのがマルクト広場。木組みの家に囲まれた広場は、ドイツの旧市街のイメージそのもの。カフェやレストランのテーブルも出ていて、ここでも皆さん楽しそうにワインを飲んでいます。
細い道も雰囲気があってとても好きです。
天気が良かったのでアイスを食べながら、次の目的地であるライヒスブルク城へ向かいます。ちなみに上の段は「モーゼルリースリング」という葡萄のアイス。さっき買ったワインの素となる葡萄のアイスです。
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葡萄畑の上にそびえるライヒスブルク城
コッヘムの町を見下ろすかのように建っているライヒスブルク城 (Reichsburg) は、西暦1000年頃に築かれたと言われています。12世紀に戦いに敗れて神聖ローマ帝国の所有物になった事から、ライヒスブルク (Reich=帝国、Burg=城) と呼ばれるようになったのだとか。
丘の上に立っているので、たどり着くまでに一苦労です。さっきの見晴らしスポットみたいにリフトがあればいいのに・・・。
頑張って城までたどり着くと、素敵な城門がお出迎え。手前の真っ赤なバラが綺麗ですね。
内部はガイドツアーで見学可能ですが、時間が遅くて城内には入る事ができなかったので、ここからまたモーゼル川の景色を楽しみます。ここからの眺めもまた絶景です。
【ライヒスブルク城】
ガイドツアー:9時~17時 (3月11日~11月1日、冬のツアー時間はHPで要確認)
チケット:大人6ユーロ、子供3ユーロ
お城からの眺めをしばらく楽だらコッヘムの観光は終了。このあと1時間半かけて車で自宅まで帰りました。
今度来るときは泊りできて、周辺の町巡りやハイキングなどもしてみたいです。