今日は「花の島」マイナウ島について紹介します。
ちょうどチューリップが見ごろで、一面に咲き乱れる様子はまるでチューリップの絨毯のようでした。
マイナウ島とはどんな島?
ドイツ南西部にはオーストリア、スイスとの国境にまたがるボーデン湖という大きな湖があります。マイナウ島はそこに浮かぶ小さな島。四季を通じて様々な花で溢れている、花やガーデニングが好きな人にとってはたまらない島です。
かつてこの島を所有していたレンナルト・ベルナドッテ伯爵が、荒れ放題だったこの地に花を植えて一般に公開したのが「花の島」としての出発点。日本ではあまり知られていませんが、来場者が年間100万人を超える人気スポットなのです。
ちょうど見頃をむかえたチューリップ
訪れた時はチューリップが見ごろをむかえていて、どこを歩いてもチューリップだらけ!花びらの先が尖った花や色が混ざっている花など、チューリップにもこんなに様々な種類があるんですね。
マイナウ島のハイライトでもある「イタリア式水の階段」。ビタミンカラーのチューリップが咲き、見ているだけで気分も明るくなります。この階段の写真はマイナウ島の紹介でもよく使用されるだけあり、人気の撮影スポット。
特に圧巻だったのが、湖を背にチューリップが一面に広がるこの場所です。「春の通り(Frühlingsallee)」という並木道沿いでは、ずっと向こうまでチューリップが咲いていて本当に絨毯みたいです。
チューリップだけまとめて植えられている所もあれば、様々な花がミックスされている場所もあります。この時期チューリップ以外に見られる花は、忘れな草,スイセン、ビオラ、アネモネなど。
上の写真でチューリップが植えられている場所には、夏の終わりごろからダリアが咲き始めます。こちらも見ごたえありますよ。
花で作られたオブジェが可愛い
マイナウ島では、島に入ってすぐの所と、そこから左手に進んだ場所に花で作られたオブジェがあります。入り口で私達を迎えてくれたのは、にっこり笑っているお花。
手前の花壇がまた綺麗で、最初からテンションが上がります。
もう一ヵ所のオブジェは、花でできたアヒルと孔雀。こちらもまた可愛いですよね。湖の部分は忘れな草、アヒルの体にはビオラが使われています。
可愛らしいアヒルとは対照的に、堂々とした姿の花のクジャク。
蝶の温室も忘れずに
マイナウ島には花以外の見どころもいくつかあります。そのひとつが、蝶が放し飼いされている温室。中はかなり蒸し暑く、その中を色とりどりの美しい蝶たちが優雅に舞っています。
所々に果物も置いてあって、蜜を吸っている蝶を間近で観察する事もできます。ここにとまっている蝶達、一見すると蛾のようですが羽を開くと綺麗な青色をしているんですよ。
しかし止まっている時はいつも羽を閉じてしまっているので、美しい姿を写真に撮ることがまた難しいです。
蝶だけではなく熱帯の植物も楽しめる温室です。
春以外も楽しめる
今回訪れたのは春でしたが、夏だとバラ、秋には上にも書いたようにダリアなど、季節ごとに様々な花が楽しめます。
頻繁に行きたい所ですが、マイナウ島があるのは彼の実家からでも車で3時間、私達の家からだと5~6時間はくだらない場所。またボーデン湖に遊びに来ることがあれば、上手く予定に組み込んで遊びに来たいです。