1歳7ヶ月になった息子を連れ、初めて一時帰国した時のフライトの様子をレポートします。
私達は地方在住で日本行きの直行便がないので、まずはシュトゥットガルトからフランクフルトへ飛び、そこから羽田までという旅程。シュトゥットガルト発の便が予定していたものから変更になってしまい、日本の地を踏むまで合計24時間かかりました。
息子はこれまでヨーロッパ内のフライトを何度か経験していますが、長距離路線は初めて。果たして長時間フライトを乗り切れるか私達もかなり心配でしたが、夜便だったおかげかほぼ寝てくれていたので比較的楽でした。
Contents
まずはバシネット席の確保
今回は行きも帰りもバシネット席を確保しました。結局体重が12kgある息子はバシネットを使いませんでしたが、席は足元が広々。息子にご飯をあげる時、おむつ替えなどで立ち上がったり荷物を出したりする時、座りながらユラユラさせて寝かせる時などなど、前に席がなくて広い分とても動きやすくて便利だと感じました。
そんなバシネット席の確保はオンラインではできないので、航空会社(今回利用したのはANA)に予約の電話。
ちょっと繋がりにくくて電話口で待ったりしたものの、無事に席を確保できたのでした。
シュトゥットガルトからフランクフルトへ1時間のフライト
チェックイン時にベビーカーの受取場所を確認
今回はトランジットの時間が10時間とかなり長かったので、乗り換え空港でベビーカーを一旦出してもらえるようチェックイン時にお願いしておきました。
空港で借りる事もできますが、ベビーカー自体がすっごく小さいし背中部分が倒れないので寝たりできない。。結局息子はトランジット中にベビーカーをフラットにしてお昼寝していたので、出してもらうようにお願いしておいて本当に良かったです。
ちなみに以前の旅行でのチェックイン時は「ベビーカーの機内持ち込みは7ヶ月頃まで(座れるようになるので)なので、預けて空港のやつを使ってね!」なんて言われたのですが、今回は「なんか寝そうなんですよね~(なので持ってきたベビーカーをこのまま搭乗直前まで使わせてくれ!)」と言ったらあっさりOKでした。何事も言ってみるものですね。
赤ちゃん用の水は持ち込みOK
通常なら水類の持ち込みに制限がありますが、赤ちゃん用の水や離乳食は持ち込みOK。
なので今回も息子の水は、1Lペットボトルを1本、500ml入りを2本、ゼリー系のおやつや幼児食の瓶などを機内に持ち込みました。
ちょっと多めに持って行ったのは、トランジット時間がかなり長かったから。とはいえ水はフランクフルト空港にあった無料の給水所で補給できたし、機内でも貰えたので1Lのボトルは結局開けませんでした。
フライト中の様子
シュトゥットガルトからフランクフルトまでは、1時間の本当に短いフライト。離陸してシートベルト着用ランプが消えたと思ったのもつかの間、その後10分くらいで着陸態勢に入るため再びシートベルトサインが点灯という感じでした。
なので機内のドリンクもなし。チョコが配られておしまいです。
息子はというと、機内でもらったぬいぐるみで少し遊んだあと爆睡。特にグズグズすることもなくフランクフルトに到着したのでした。
フランクフルト空港で10時間のトランジット
飛行機を降りたところでベビーカーをピックアップ
フランクフルト到着後は、チェックイン時にお願いしていおいたように飛行機を降りた所でベビーカーをピックアップ。
息子は大きくて抱っこだけでも大変だし(しかも私は妊婦で夫はほかの荷物がある)、かといって1人で歩かせればすぐ変な所へ行ってしまうので、すぐベビーカーに座らせて移動ができて楽でした。
昼食
そして到着したのがちょうどお昼時だったので、トランジットエリア内にあるレストランでランチ。
高いけど味はまあまあというのは、空港あるあるですよね。。。
パスポートコントロール
昼食後はパスポートコントロールへ。フランクフルトからのフライトでシェンゲンエリアを出るので、パスポートチェックもここで行います。
今年の夏はヨーロッパの主要空港はどこもカオス状態で大変だと良くニュースでも見ていましたが、9月になって夏休みシーズンも終わったのかパスポートチェックでも特に混雑はありませんでした。
息子をひたすら遊ばせる
パスポートコントロールが済んだら、フライトまでに息子のパワーを消耗させるべく遊び場へ。他の子たちに混じってキャッキャと楽しそうに遊んでいました。
しかし遊び場には柵がなく、通路に出てしまう事もしばしば。利用した遊び場はターミナルの奥の方で人通りが少なかったので、他の人に気をつけながら本人の行きたい所まで歩かせたりもしました(そこから抱きかかえて連れ戻すのが大変でしたが。。)。
しばらく遊んだあとは息子が寝たので、ベビーカーをフラットにして寝かせて私達も休憩。遊び場のちょうど隣に休憩エリアがあったので、そこでコーヒーを飲みながらダラダラしていました。
搭乗口近くの別の遊び場へ
息子が起きたら、搭乗口近くにある別の遊び場へ移動。ここまたでしばらく遊ばせたり、夕方だったので息子にご飯をあげたりしました。
フランクフルトから羽田へのフライト
体重オーバーなのでバシネットをキャンセルしてもらう
しばらく遊んで搭乗時間が近づいてきたら搭乗口へ。ゲートが見えるあたりで待っていたらスタッフの方が優先搭乗について説明しに来てくれました。
この時バシネットの関係で息子の体重を聞かれたのですが、もう12kgあるしどう見てもベッドには収まらないと思ったので、ベッドはキャンセルしてもらうようこの時点でお願いしました。
息子も席をもらえた!
バシネットはキャンセルしたので息子は膝の上に乗せるか床の上で遊ばせようと思っていたら、さっきのスタッフさんがまた来て「隣に誰も来ないようブロックしたので、息子さんそこで寝かせて大丈夫ですよ!」とのこと。なんと追加料金を払う事なく息子も席をもらえたのでした(通常なら2歳から席が必要になり、運賃が大人の70%くらいになります)。
ちなみに帰りの便でも息子は席をもらえました。特に自分の食事中、息子が隣に座っていたおかげて自分が食べながら横であやしたりパンとかあげたりできたので、本当に楽だと思いました。
離陸前から熟睡で1食目はパス
そんな息子ですが、滑走路を走っている時からすでにウトウト。。。飛ぶ頃には寝てしまって、離陸後の食事の時も起きませんでした。とはいえ離陸前に夕食をあげていたので問題なし。
フライト中をほぼ寝て過ごした息子&おむつ替えに苦戦
フライト中はたまに起きてグズるけど、水を少し上げておむつを替え、席に寝かせればまた寝るの繰り返し。席にそのまま座らせるとずり落ちてくるので、両側と背中にクッションを入れてあげて体がなるべくフラットになるようにしてあげました。フットレストみたいなのがあればもっと快適だったかも(航空会社や席の場所によっては使用できないので事前に要確認だと思います)。
そして機内でもおむつ替えがまた大変!おむつ替え台付きのトイレが数ヵ所あったのですが、その台が横向きなのでおむつ替えも横からしないといけません。
横からおむつを替えるのも初めてなら、息子の体が大きくて台が狭い。。せめて正面から替えられるような台になっていればな~と毎回おむつ替えしながら愚痴っていました。笑(以前、別のフライトでは正面に倒れる台があったのです)
着陸前のベビーミール ちょっと冷たすぎ…
そんなこんなで時間が過ぎ、13時間のフライトもあとわずか。着陸前の食事で息子のベビーミールをもらったのですが、びっくりするくらいキンキンに冷えている…!
これではとてもあげられないので、代わりに持ってきたパンをあげたり、私の食事から取ってあげたりして息子の食事は終了でした。
ちなみに朝食ベビーミールの中身はHippのペーストやおせんべい、ジュースだったので、赤ちゃんによっては量が足りないかも、、と感じました。スナックやパンなど軽食を多めに持って行くが吉です。
羽田到着後
My SOS確認や入国審査
羽田到着後、My SOSの確認や入国審査は待つ事なく終了。ちなみに私達のときはスクリーンショットでもOKでした。
荷物を自宅宅配に出して、モバイルWifiピックアップ
心配だった荷物も全て出てきたので、3つあるスーツケースのうち2つを自宅宅配へ。羽田空港にはクロネコヤマトとJAL ABC宅配のカウンターがあり、特に料金も変わらなさそうなのでいつも使っているクロネコさんにお願いしました。
残ったスーツケース1つはほぼ空。トランジットでの乗り継ぎトラブルを想定して機内持ち込みバッグに着替えなど色々入れていたので、その中身を全てこのスーツケースに入れて荷物を少なくして翌日実家へ向かう作戦でした。
荷物を宅配に出した後は、モバイルWifiをピックアップ。空港で受け取り&返却できるという理由で、いつも【Wifiレンタルどっとこむ】を使っています。
今回は30日で6GB使えるプランで、発行手数料を含めて料金は5,000円ちょっと。実家にはWifiがるし、私も夫も外出中はほとんどスマホを使わないので、このくらいで十分でした。使ったのは外出中にラインでやり取りする時や、旅行中にGoogle Mapを使った時くらいです。
空港のホテルチェックイン
空港での細々した用を済ませた後は、ホテルにチェックイン。飛行機の到着が夕方でそこからさらに3時間弱かけて帰るのはしんどい&都内の電車移動も億劫と思ったので、事前に空港のホテルを予約しておきました。
羽田空港には第2、第3ターミナルにそれぞれ直結しているホテルがあります。本当は到着する第3ターミナルのホテルが良かったのですが、値段が1万くらい安いという理由で第2ターミナルの「羽田エクセルホテル東急」に宿泊しました。
ターミナル間の移動は無料バスが頻繁に走っているし、荷物をおくスペースもあるので特に不便ではありませんでした。
そして久々の日本のホテル!部屋にはケトルやお茶があり、寝間着やスリッパまであって、そこで日本に帰って来た事をしみじみと実感したのでした。
[note title=”羽田空港ターミナル直結のホテル”] [/note]赤ちゃんと初めての長距離フライトを終えて
今回は赤ちゃんと一緒の初めての長距離フライトで心配事も色々あったものの、心配していたほど大変な思いをする事なくフライトを終えられました。
息子の軽食や、水、着替え(大人の分も!)など十分すぎるほど準備して結局全て使った訳ではありませんでしたが、しっかり準備したぶん安心感が大きかったのも確か。たぶん次回の長距離フライトでも同じくらい準備していくと思います。
機内持ち込みの荷物は増えたけれど、夫が荷物持ちをしてくれるのでね。。。
また何も考えず夜便にしたものの、私達の場合は運よくこれが大正解。沢山息子を遊ばせた後はいつもと同じくらいの時間に寝てくれ、そのままほとんど熟睡だったので助かりました。
機内ではおむつ台がせまかったりベビーミールが期待したほどでないなど愚痴りたくなる部分もありましたが、客室乗務員さん達が何かと声をかけてくれたり手伝ってくれたおかげて快適に過ごせました。バシネット席についてはメリット、デメリットそれぞれあるものの、私達の場合は確保しておいて良かったと思います。