クロアチアの各都市・島を結ぶ船の予約方法と、乗船時の注意事項について解説します。
フヴァル島やコルチュラ島へ行く予定がある方、スプリットからドゥブロヴニクまでバスではなく船を利用する計画だという方は、参考にしてみてください。
Contents
クロアチア 船の予約方法
クロアチアを代表する船会社はヤドロリニヤ(Jadrolinija)。便数が多いので、まずここで探すのがおすすめです。イタリアなど国外への路線もあります。
良さそうなスケジュールが見つからなかったら、次はクリロ(Krilo)も見て見ましょう。
[jin_icon_info color=”#d6c440″ size=”18px”]ヤドロリニヤのウェブサイト[jin_icon_info color=”#d6c440″ size=”18px”]クリロのウェブサイト
ヤドロリニヤでの予約方法
まずはヤドロリニアのウェブサイトへアクセス。サイトはクロアチア語のほか、英語、イタリア語、ドイツ語に対応しています。
トップページでは「出発地」、「目的地」、「利用日」をそれぞれ入力し、「Search」をクリック。
すると下にスケジュール表が出てきます。船タイプ(Ship type)にある「カタマランCATAMARAN」は高速艇のことです。
「Price list」をクリックすると料金が表示されます。
スケジュールと料金を確認したら「BUY」をクリック。
すると選択したスケジュールが表示されます。問題なければ、下の箱でチェックをつけて「PROCEED」をクリック。
次は人数を選択し、また「PROCEED」をクリックします。
確認画面が出てくるので、旅程を追加するなら「ADD VOYAGE」、これでOKなら「PROCEED」をクリック。
次のページでは氏名、住所、メールアドレスなど個人情報を入力します。インボイスが欲しければ「I require an invoice」の欄にチェックを入れてください。
利用規約の欄にチェックをいれたら、「PAYMENT」をクリックします。
すると支払い画面に移るので、カード情報を入力して「PAY」をクリックすれば購入完了です。左の個人情報も、もう一度確認しておきましょう。
すぐにメールでチケットが送られてくるので、プリントアウトして当日持参します。
クリロでの予約方法
クリロのウェブサイトはクロアチア語と英語に対応しています。
まずスケジュールを見たいので、メニュー欄にある「Sailing Schedule」をクリックしてみます。
すると寄港地が書かれたファイルが下に出てくるので、行きたい場所があるものをクリックするとPFDファイルのスケジュールをダウンロードできます。
ファイルには時期ごとのスケジュールが記載されています。良さそうな時刻が見つかれば次は予約です。
チケット購入にはユーザー登録しないといけません。まずトップページからBook Now」に進み、次のページで右上にある「Register」をクリックします。
「名前」、「姓」、「メールアドレス」、「パスワード」を入力し、下の四角にチェックをいれて「Register」をクリック。
ちなみにチェックを入れた所には「購入したチケットの受信やスケジュール変更などの連絡を受けるために、メールアドレスが使用されることを許可します」といった旨が書かれています。
すぐにメールが送られてくるので、そこにあるリンクをクリックして上の様な画面が出てきたら登録完了。このまま予約をするので、左の欄の一番うえにある「Purchase tickets」をクリックします。
次の画面では利用する日と出発地、目的地を選択します。利用日はカレンダーをクリックすれば選択できます。
選択したら「Check」をクリックしてください。
すると下に利用可能なスケジュールが表示されるので、問題ないなら「Select」をクリックして次に進みます。
次の画面では購入するチケットを選択します。カテゴリーは「ノーマル」、「3歳以下」、「ゲージ入りのペット」、「自転車」、「8kg以下のペット」に分かれています。
「Quantity」で人数を選択したら、「Forward」をクリックして次のページへ。
旅程や人数を確認したら、「利用規約に同意」にチェックをいれて「Buy」をクリックしてください。インボイスが必要な場合は、そこにもチェックを入れましょう。
すると支払いページに移るので、カード番号と個人情報を入力し、「Make payment」をクリックすれば購入完了です。
クロアチアの船に関する基本情報
船の乗り方
クロアチア国内を運航する船の場合、特別な荷物検査はありません(イタリアなど国外へ行く場合は検査があるみたいです)。
乗船時は係員にチケットを見せ、バーコード部分をスキャンしてもらえばOKです。
スーツケースなど大きな荷物は荷物置き場を利用するか、そこが一杯ならデッキの上に並べるよう指示されるので、それに従います。
座席予約はないので、席は早い者勝ち。既にほかの港から乗ってきている乗客が大勢いる場合は、なかなか窓側のいい席が見つからないかもしれません。
フェリーとカタマランの違い
スケジュールを調べていると、カタマランのほかに「フェリー(FERRY)」と出てくることがあります。
フェリーとカタマランの大きな違いは、走行中の速度。フェリーがゆっくりなのに対して、カタマランは「高速艇」という程ですから結構スピードが出ます。
スピードが出るからか、カタマランでは移動中にデッキに出ることができません(フェリーはOK)。またカタマランに車は乗せられませんが、フェリーでは車も一緒に運ぶことができます。
おもな観光地 ルート別所要時間のめやす
旅行で行きそうな港間の所要時間をまとめてみました。全てカタマラン使用でのめやすです。
- スプリット-フヴァル島(フヴァルタウン): 1時間
- スプリット-コルチュラ島(旧市街): 3時間30分
- スプリット-ドゥブロヴニク: 7時間
- スプリット-ブラチ島(ボル): 1時間
- フヴァル島(フヴァルタウン)-コルチュラ島(旧市街): 1時間15分
- フヴァル島(フヴァルタウン)-ドゥブロヴニク: 3時間半
- コルチュラ島(旧市街)-ドゥブロヴニク: 2時間
ちなみに私達はスプリットから出発し、フヴァル島、コルチュラ島で1泊ずつしながらドゥブロヴニクへ向かいました。
最初はスプリットまたはドゥブロヴニクから日帰りで行こうと思っていたのですが、移動時間がもったいないので各島での宿泊にしたという感じです。おかげで帰り船の時間を気にせず、のんびりと観光が楽しめました。
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乗船での注意
船内で水やスナックを買うと高い
船内のバーカウンターで水やスナックは購入できるものの、陸で買うよりも割高感があるので事前にスーパーで購入した方が良いです。
アパートに滞在しているのなら、サンドウィッチなど作って持って来れば遠足気分で楽しいですよ。
荷物の重量に注意
無料で持ち込める荷物は20kgまでと決まっていますが、乗船時にひとつずつ重さを計るわけではありません。
とはいえ、どこかで抜き打ちチェックがあるかもしれないので、重さには注意しましょう。
まとめ
クロアチアの船旅を計画している方は、まず便数が多いヤドロリニアのサイトでスケジュールを調べてみましょう。
良さそうなスケジュールが見つかって予約が完了したら、チケットを印刷して当日持参するのも忘れないでくださいね。
乗船時の荷物検査はありませんが、荷物の重さは20kgと決まっているので注意が必要。水やスナックは船内で買うと高いですし、欲しいものがあるとも限らないので事前に用意すると安心です。
ここまで読んでも予約や乗船が不安というのであれば、スプリットやドゥブロヴニクから出ている1日ツアーを利用するのもアリ。日本語で予約できるので安心感があります。
[box05 title=”クロアチア島めぐり”] [/box05]今回は船の予約方法を解説しましたが、バスの予約方法を知りたい場合は「【クロアチア】長距離バスの予約方法と利用時の注意点」を参考にしてください。