フュッセン旅行の最終日は、町の郊外にあるテーゲルベルクという山へ。
山頂へ向かうロープウェイからはノイシュヴァンシュタイン城がちょうど良い角度で見え、ちょっとした穴場撮影スポットでした。
山の上の散策を楽しんだら、お昼を食べて帰宅。途中で休憩も兼ね、神秘的な青い池「ブラウトプフ」も訪れました。
▼この日のスケジュール
9:50 | ホテルチェックアウト |
10:00 | テーゲルベルク |
13:20 | 山の上のビアガーデンでお昼 |
14:10 | ロープウェイで下山 |
14:30 | フュッセンのスーパーで買いもの |
16:50 | ブラウトプフ |
18:30 | 帰宅 |
- 【1日目】フュッセン到着&旧市街の観光
- 【2日目】ノイシュヴァンシュタイン城、ヴィース教会、エッタール修道院、リンダ―ホーフ城
- 【最終日】テーゲルベルクからの絶景、ブラウトプフを経由して帰宅
ホテルの朝食
朝食は前日と同じように、チーズやハムのプレートを席まで持って来てくれるスタイル。盛りつけられている内容が微妙に違っていたので、連泊者にとっては有難かったです。
卵料理は前日はスクランブルエッグにしたので、今回は目玉焼きをお願いしました。
この時はコロナ対策で席同士の間隔を空ける必要があり、そのため朝食会場のテーブル数も普段より少ないとのこと。私達が行った時は会場が満席だったので、別の個室に通してもらってそこで朝食にしました。
絶景が楽しめる山テーゲルベルク
テーゲルベルクはフュッセンのすぐ近くにある山。
フュッセンからは73番と78番のバスが出ていて、15~30分くらいで麓のロープウェイ乗り場に着きます。バスは途中でノイシュヴァンシュタイン城の麓であるホーエンシュヴァンガウにも停車するので、先にお城を見てから山登りしてもいいと思います。
私達のように車で訪れる場合は、ロープウェイ乗り場の前に広い駐車場があります。
着いたのは10時頃でしたが、この時点で乗り場には長蛇の列。というのもコロナ対策でゴンドラに乗れる人数を15人に制限していたため(通常は44人)、その分待ち時間が長くなっていたのです。
乗り場の横で牛が飼われていたので、待っている間は夫に並んでもらって私は牛のほうへ。まだ朝の時間帯だったので、ご飯中の牛が多かったです。
そして1時間ちょっとの待ち時間を経て、いよいよゴンドラで山の上へ。
途中で右手方向に、ノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウが見えました。結構良い風に2つのお城が見えたので、珍しい角度からお城の写真撮影をしたい人にとっては穴場撮影スポットだと思います。
山の上では絶景を楽しみながらしばし散策。天気が良く、アルプスやフュッセンの町、美しく輝く湖がよく見渡せました。
パラグライダーやハンググライダーの滑空場もあり、みんな次からつぎへと飛び立っていきます。
順番待ちのハンググライダーがずらり。この時は一面並んでいましたが、しばらく散策して戻ってきたときには全て飛び立ったあとでした。
山から飛び降りる感じなので飛び立つ瞬間は恐そうですが、のんびり飛んでいる様子はとても気持ちよさそう。
十字架が立っている山頂までも行けます。道が急で恐そうだったのでここへは夫1人で行ってもらい、私は下で植物を見ながら待機です。
夫が山のてっぺんから撮影した写真。連なるアルプスの山頂が目線と同じ高さで迫力満点ですね。
十字架までの道のはやっぱり足場が良くなかったみたいで、「君は行かなくて良かったよ」とのこと。ちなみに待っている間、私は同じようにパートナーを待っているおばさんから生えている植物について色々教えてもらっていました。
ついつい山や眼下の景色に目が行きがちですが、足元を見てみるといろんな花が咲いていて興味深かったです。
そして散策のあとは、下山する前にロープウェイ乗り場に併設されているビアガーデンでお昼にしました。
前日のお昼でも出てきた、カウフボイレンという町のビール。
食べたのは「ゲルムクヌーデル」というスイーツ。肉まんみたいなフワフワの生地の中にプラムソースが入っていて、上からバニラソースがかかっています。南ドイツやオーストリアの山岳エリアでよく食べられるほか、クリスマスマーケットでもよく見かけます。
景色の良いビアガーデンでお昼のあとは、再びロープウェイで下山。上りであんなに待ったのに、下りでは待ち時間がほとんどありませんでした。
もしかしたら下りはハイキングにした人が多かったのかも。時間に余裕があれば上りだけロープウェイを利用して、帰りはハイキングなんてのも良さそうですね。
下りてきたら朝の牛たちが眠そうに地面に寝そべっていました。
神秘的な青い池「ブラウトプフ」
テーゲルベルクの観光を終えたら、いよいよ帰宅。自宅まで2時間半を一気に運転するのはちょっと大変なので、途中で休憩がてらブラウトプフに寄りました。
ブラウトプフは、「世界一高い大聖堂」で有名な町ウルムの近くにある青い池。
水中に含まれる細かな石灰成分が太陽の光を反射することで、池が神秘的な青い色に見えるのだそうです。
私は何度か訪れているのですが、一言に「青」といえどその時によって見え方が全く異なるとても興味深い場所です。
以前訪れた時は、こんな感じでターコイズブルーの様な色。先ほどの写真とはだいぶ雰囲気が違いますよね。
風がない時は、水面が鏡のように周囲の風景を反射。まるで水の中にある別の世界を見ているかのようです。
周囲にお土産屋さんや簡単なカフェのほか、すぐ近くには修道院もあります。ウルムからもう1ヵ所どこかへ行きたい時は、このブラウトプフまたは「南ドイツで最も美しい図書館」があるヴィブリンゲン修道院がおすすめです。
ブラウトプフから自宅へ帰宅して、今回のフュッセン旅行は終了。コロナの規制で多少不便な部分はあったものの、天気に恵まれたし、外国からの観光客が少ないぶん混雑がないのは嬉しかったです。
今回の旅行記は「#フュッセン旅行記2020」のタグでまとめてあります。フュッセンの観光スポットややヴィース教会、ノイシュヴァンシュタイン城の撮影スポットなどの記事は「#ロマンチック街道」のタグから探せるので、興味のある人はこちらも読んでみてください。
宿泊したホテル:
ホテル・ヒルシュ
町の中心部にあり、観光に便利なホテル。駅から近いほか、無料駐車場もあるので車での旅行にもおすすめです。
館内は伝統家具を配置したクラシックなインテリア。コンセントが多いのが個人的には◎でした。
[afbtn class=”raised main-bc strong”] » ホテルの料金・詳細を見る[/afbtn]