愛の告白はなし?ドイツのバレンタインにまつわる7つの事実

恋する女子やスイーツ好き女子にとって、一大イベントともいえるバレンタイン。

1月下旬ごろから徐々にバレンタインムードが盛り上がり、デパ地下の志向を凝らした美味しそうなチョコを見ながらワクワクする人も多いと思います。

また本命の男性に告白をしようと、今から準備している人もいるかもしれませんね。

ところ変わってここはドイツ。ヨーロッパなのでさぞかしロマンチックなバレンタインを過ごすと思いきや、意外とそうでなかったりするのです。

そこで今回のテーマは、ドイツのバレンタインにまつわる7つの事実。日本との違いを中心に、ドイツのバレンタイン事情を紹介します。

ドイツのバレンタインにまつわる7つの事実

愛の告白はなし

最近では「友チョコ」や「自分へのご褒美」としてチョコを買ったり作ったりする人もいますが、まだまだ「女性が男性に告白する日」というイメージが強い日本のバレンタイン。

この機会を利用して、気になる男性にアプローチしようと考えている人もいるのではないでしょうか。

一方、ドイツのバレンタインは愛の告白とは無縁

どちらかというとカップルや夫婦で、男性から女性パートナーに日ごろの感謝を伝える日というスタンスです。

そもそもそこまで重要視されていない

世の中がバレンタインムードで盛り上がる日本と比べ、ドイツのバレンタインは冷めたもの。

さきほど「パートナーに日ごろの感謝を伝える日」と書きましたが、実際は何もしないカップルも多いです。

オンラインショッピングなどを扱うmydealzというサイトが行ったアンケート調査によると、「バレンタインを重要視していない」と回答した男性は約73%。女性は67%とのこと。

告白というビッグイベントもないしプレゼントはクリスマスに贈っているので、「ここでわざわざ何かする必要ない」と思っている人が多いのかもしれませんね。

我が家でもお互い特に何をするというわけでもなく、私の気が向いたらチョコ系のお菓子を作る程度です。

また最近でこそバレンタイン商戦を行う所も見かけるようになりましたが、お店での盛り上がりに欠けるのも事実。スーパーやデパートに小さなバレンタインコーナーが設けられる程度で、あんまりワクワクするようなものでもありません。

日本みたいにデパ地下の高級チョコ売り場に長蛇の列ができるなんていう光景は、ドイツでは見られないのです。

チョコに関していえば、クリスマスやイースターの方が色んな商品が出て盛り上がるという印象です。

男性から女性へのプレゼントが一般的

そんなドイツではいまいち盛り上がらないバレンタイン。「愛の告白はなし」の項でも触れたように、何かするのであれば男性から女性に贈り物をするのが一般的です。

女性から男性へのプレゼントがほとんどな日本とは真逆なのが面白いですね。

予算は25ユーロ以下が約半数 高額なプレゼントはなし

先ほどのアンケートによると、バレンタインの予算は25ユーロ以下に抑えるという回答が約半数。予算100ユーロ以上という男性は約6%、200ユーロ以上は2%しかいません。

なのでいくら男性からのプレゼントが一般的とはいえ、ドイツ人パートナーからの高価ものが貰えるとは期待しない方が良いでしょう。そもそも何にも贈らない人も多いでしょうしね。

またバレンタインに限らず、ドイツ人のプレゼントは質素だったり実用的なものであることが多いです。ブランド品を贈る人がいない訳ではないですが、かなり稀だと思います。

プレゼントの主流は花束

では男性がバレンタインに何を贈るのかというと、最も選ばれるのが花束。このほか食事に招待したり、人によってはジュエリーを贈る場合もあります。

また女性からパートナーに贈り物をする場合は、食事への招待、チョコレート、手作りの品の順で選ばれています。

逆に「もらって嬉しいプレゼント」でトップだったのは、男女ともに「2人でのディナー」。物を貰うよりも、2人の時間を過ごしたいと思っている人が多いみたいです。

義理チョコ文化がない

ドイツのバレンタインはカップルや夫婦間のイベントなので、会社の人に義理チョコを配るなんてこともしません。

日本では会社で同僚や上司に義理チョコを渡しますが、そこには「日頃の感謝」、「コミュニケーション」的な意味合いが込められていますよね。しかしドイツで同じようにチョコを渡してしまうと、場合によっては「自分に気があるのか」と変な勘違いをされる可能性があるので要注意です。

まあ、スーパーの安いチョコをばらまく程度なら大丈夫だと思いますが。

ホワイトデーがない

バレンタインのお返しをするホワイトデーは、そもそも日本発祥の習慣。1970年代に菓子業界が宣伝のために始めたもので、現在では日本のほか中国や韓国といった一部アジア地域でも行われているのだとか。

そんなホワイトデーの習慣はドイツにはまだ上陸しておらず、3月14日はこれといって盛りあがりもない普通の日です。

ドイツのバレンタイン:まとめ

カップル同士のイベントという意味合いが強い、ドイツのバレンタイン。意外に質素で驚いた人も多いのではないのでしょうか。

また日本のバレンタイン=チョコというイメージですが、ドイツでのバレンタインは何でもありという違いもありましたね。プレゼントにお金をかけないあたり、やっぱりドイツ人だなというのが個人的な感想です。

ちなみにチョコレートといえば、ドイツ人の年間チョコレート消費量は世界でもトップクラス!スーパーに行くと色々な種類のチョコレートが並んでいて、旅行時のお土産にもぴったりです。

お土産チョコについては「スーパーで買えるチョコレートおすすめ7選」という別記事があるので、興味がある人はこちらも読んでみてください。

【ドイツのお土産】スーパーで買えるチョコレートおすすめ7選