先日に3度目の結婚記念日でエバーシュタイン城に宿泊したので、その様子をレポートします。
エバーシュタイン城は、南西ドイツの町バーデン・バーテンから東へ10kmほどの場所にある4つ星の古城ホテル。
家族経営のアットホームなホテルで、見晴らしのいいワイン畑の上に立っています。
2つあるレストランのうちひとつは、2020年にミシュランの1つ星を獲得。雰囲気の良いテラスで、見た目も味も素晴らしい料理が楽しめます。
中世の雰囲気が残るお城は、結婚式にも使用される素敵なロケーション。
部屋も料理も素敵で、特別な日の利用におすすめのホテルです。
Contents
「ディナー・ロマンティカ」の宿泊プランを利用
エバーシュタイン城の部屋数は16室。通常の宿泊のほか、宿泊+ディナー、朝食がセットになっているプランもあります。
宿泊プランはいくつかありますが、今回私達はミシュラン1つ星の「ヴェルナース・レストラン」での4品コースがセットになっている「ディナー・ロマンティカ(Dinner Romantika)」というプランを利用。
料金は1泊(2名)で290€です。
他にも同じレストランでの5品コースがセットになった「ラインシュメッカー(Reinschmecker)」や、もう一つのレストランでの4品コースが付く「キャンドル・ライト(Candle Light)」というプランなどがあります。
- ディナー・ロマンティカ:290€
- ラインシュメッカ―:340€
- キャンドル・ライト:220€
私達が「ディナー・ロマンティカ」を選んだ理由は響きがロマンチックだったからでもありますが、レストランの雰囲気がこちらの方が良さそうだった事、さすがに5品のコースは食べられないと思ったのも理由です。
プランで利用する部屋は「スタンダード」タイプですが、40€追加でジュニアスイート、70€追加でスイートに変更もできます。
中世ロマン溢れる外観
ワイン畑の上に立つ古城というだけあり、中世ロマンたっぷりのホテル。結婚式の会場に使われるというのも納得です。
実際に宿泊当日にもホテル内の会場で結婚式が行われていました。夏は結婚式が多く、お城や教会などに行くとよく結婚式に遭遇します。
中庭の様子。奥にはレストランの入口があります。
お城からブドウ畑に降りて散策できるようになっていました。この畑はお城が管理しているもので、ディナーではこのブドウから醸造されたワインも出されます。
スイートルームの様子
嬉しいことに、今回の宿泊では追加料金なしでスイートルームにアップグレードされました。
おととしの結婚記念日でクロンベルクの古城ホテルに滞在した時もアップグレードしてもらったことがあり、同じような事がまた起こってびっくり。
当時も今回もホテルで結婚式が行われていたので、「参加者が宿泊するから普通の部屋が埋まってしまったのかも」というのが私と夫の推測です。
実は予約の前に「追加料金払ってジュニアスイートくらいにする?」と話しながら結局止めていたので、結局払わないでアップグレードしてもらえたのはラッキーでした。
スイートルームには開放的なリビング部分と寝室があり、奥行きがあって広々。赤と黒、ブラウン系の色でエレガントにまとめられています。
リビングの奥にはウォークインクローゼット。ズボンプレッサーやセーフティーボックスもここにありました。
ウォークインクローゼット側から部屋を見るとこんな感じ。
寝室ではベッドの両脇にブラウンのチェストが置かれています。ほんのちょっとだけ写真に写っていますがベッドの足方向にもチェストがあり、その中にはミニバーが入っていました。
バスルームにはバスタブとシャワー室があります。使ってはいませんが、シャワー室はサウナにもなるみたいでした。
水回りもピカピカ。アメニティはごく普通です。
バスタブの左手にはトイレ。ドアの横に湯たんぽが掛かっていたのですが、カバーがフワッフワでとっても触り心地が良かったです。おそらく本物の毛皮なのでしょう。
レストランでのディナー
さきほども書きましたが、私達が利用した「ディナー・ロマンティカ」のプランにはレストラン「ヴェルナース・レストラン」での4品コースが含まれています。
コースの内容はシェフのおまかせです。
レストランは2020年にミシュラン1つ星を獲得。テラスからは麓の町や山が見え、日が落ちるにつれてムーディーな雰囲気になるのがまた良かったです。
服装は夫はワイシャツとベスト(ネクタイ無し)、私は綺麗目のワンピースでした。チラッと見た感じだと、男性はワイシャツの人がほとんど。女性はみんなシックな装いでした。
まずはアペリティフで乾杯。夫はシャンパンでしたが、私はカリンで作ったノンアルコールのプロセッコを頂きました。爽やかな酸味が夏らしくてとても美味しかったです。
アペリティフのすぐ後に運ばれてきたのは、牛肉と何か(すみません、忘れてしまいました)を乗せたフィンガーフード。見た目がちょっとお寿司みたいです。
その後にはクリーミーなザウアークラウトの上に乗ったミニウィンナーと、ビシソワーズ。上に乗ったオニオンピクルスが美味しくて、今度家でも作ったみたいと思ったのでした。
そして、ここからやっとコース料理の1品目。ブッラータに数種類のトマトとキャラメリゼしたオリーブを添えたカプレーゼで、上にはバジルのソルベが乗っていました。
このバジルのソルベが美味しくてびっくり。ブッラータは中がとてもクリーミーで、添えられているソルベやトマトとの相性も抜群です。
魚料理はブリュターニュで獲れたエイの仲間(ドイツ語でRochenといいます)。下にはほうれん草ピュレーが敷かれ、運ばれた後に上からケイパーなどが入った酸味のあるソースをかけてくれました。
エイを食べるのは初めてでしたが、クセもなく食べやすかったです。
そしてお肉料理は、ボーデン湖の水牛ステーキ。これは言うまでもなく素晴らしかった~。お肉が柔らかくて最高でした。
右に添えられているソースは骨髄から作ったもの。骨髄ときいてびっくりしましたが、クリーミーでコクがあって美味しかったです。
お肉の後には口直しのレモンソルベ。散りばめられているオレンジ色の物体は、ウコンを削ったものです。
ウコンはカレーに使うイメージが強いですが、意外にもレモンとの相性が良くて驚きでした。これもいつか家で真似してみたいです。
そしてデザートは、アプリコットとピスタチオのスイーツ。アプリコットムースのうえにドライ&生のアプリコット、ピスタチオをキャラメリゼしたものやアイスが乗っています。
横に添えられているのはアプリコットソースとローズマリーオイル。アプリコットとピスタチオが色んな食感で楽しめる1品でした。
これでコース料理も終わりと思いきや、まだあった…!
食後のコーヒー、紅茶と一緒に、小さなお菓子たちが運ばれてきました。
お菓子を食べ終えたところで全て終了。お喋りしながらのんびり食べて、だいたい3時間くらいでした。
料理はどれも彩が美しく、味も素晴らしかったです。夫いわく、「これまで食べたコース料理の中で一番良かった」とのこと。スタッフも動きがスマートで気が利いていて、さすがミシュランレストランという感じでした。
ちなみにアペリティフの分はプラン料金に含まれていますが、その他のドリンクは別会計になります。私達の時は夫が飲んだワイン、水、コーヒー、紅茶で大体40€くらいでした。
ホテルの朝食
朝食会場にはハムやチーズ、スモークサーモンのほか、フルーツやムースなどのデザートも並びます。
コロナ対策なのかもしれませんが、全て1回分がお皿に盛りつけられ(トングなど触らなくていいように)、それを取っていくという感じでした。
フルーツやサラダ系はWeckの容器に入っていました。特にフルーツはベリー類やパイナップル、スイカ、メロンなど種類が多かったです。
ホテル基本情報
エバーシュタイン城のホテル情報は以下の通りです。
エバーシュタイン城(Schloss Eberstein) | |
住所 | Schloss Eberstein 1, 76593 Gernsbach |
星 | ★★★★ |
チェックイン/アウト | 15時~18時/11時 |
設備 | セーフティーボックス、ミニバー、無料Wifi、エレベーター、レストラン、無料駐車場 |
料金・予約 | » Booking.comで見る |
部屋数は16室。ホテル内には2つのレストランがあるほか、ホテルが管理するワイナリーのワインも販売しています。
電車やバスが通っていないので車必須。ホテルの前には広い駐車場があり、無料で利用できます。
エバーシュタイン城の宿泊予約ができるサイト
エバーシュタイン城の宿泊予約は「Booking.com」からできます。
Booking.comは私も旅行の予約に使っているサイト。検索がしやすいほか予約、キャンセル、ホテルへの問合せもサイト経由でできるので便利です。
Booking.comエバーシュタイン城の予約
一方で今回私達が利用したようなプランはBooking.comからでは予約できないので、ホテルに直接予約を入れます。
公式サイトの左上に連絡先が掲載されているので、そこからメールや電話で問い合わせてみてください。
公式サイトSchloss Eberstein
記念日の滞在におすすめのホテル
エバーシュタイン城はワイン畑の上に立つ古城ホテル。
エレガントなスイートルームやミシュランレストランでの食事など、今回の滞在では本当に贅沢な時間を過ごせました。レストランは星付きといえど、変な緊張感もなくとても居心地が良かったです。
中世ロマンあふれるロケーションも素敵で、記念日での滞在には特におすすめ。
南西ドイツで特別な日の滞在先を探している人は、ぜひ候補のひとつに入れてみてください。
ちなみに一昨年利用した古城ホテル「シュロスホテル・クロンベルク」については別記事でレポートを書いているので、興味がある人はこちらも読んでみてください。
今回より料金はだいぶ上がりますが、アンティーク家具が並ぶ館内で非日常な時間が過ごせますよ。
私がホテル予約する時にいつも使っているサイトがBooking.com。
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