【2019年版】ドイツで開催されるお祭り・イベントまとめ

年間を通じて大小様々なお祭りやイベントが開催されるドイツ。

世界的に有名なオクトーバーフェストのほか、ワイン祭りや古城で開催される中世祭り、音楽の祭典など、ドイツらしいお祭りが各地で開催されます。

今回は2019年にドイツで開催されるお祭りの中から、面白そうなものをピックアップ。開催期間と開催される町をリストにまとめました。

春(3月~5月)

この時期にドイツを旅行するのであれば、ぜひ訪れたいのがカーニバル。カーニバル自体は前年の11月11日に始まりますが、ハイライトを迎える2月後半から3月にかけてのこの時期(年によって時期は前後します)。

各地でパレードが開催されるなか、特に大きな盛り上がりを見せるのがライン川流域のマインツ、ケルン、デュッセルドルフの3都市。仮装した人が街中に溢れかえり、飲んで騒いでととにかく羽目を外して楽しみます。

またドイツ南西部に広がる黒い森では、ライン川流域の「どんちゃん騒ぎ」なカーニバルとはだいぶ雰囲気が異なる、ゲルマン民族の伝統色が強いカーニバルが開催されます。木のお面と独特な装束を身にをつけた人々が旧市街を練り歩く様子は、ちょっと怖くもありますが歴史情緒を感じられてとても興味深いものです。

 

カーニバル、ファスナハト、ファッシング(Karneval/Fasnacht/Fasching)
開催日:2月28日~3月6日
「薔薇の月曜日(3月4日)」と翌日は各地で大規模なパレードが行われるほか、期間中も様々なイベントが開催されます。

主な開催地:

  • マインツ
  • ケルン
  • デュッセルドルフ
  • フィリンゲン
  • ロットヴァイル

 

ヴァルプルギスの夜(Walpurgisnacht)
ブロッケン山ほか、ハルツ地方の各地
開催日:4月30日

 

夏(6月~8月)

天気も安定して日も長い夏には、文化や歴史、食をテーマに各地で様々なお祭りが開催されます。

なかでも私が好きなのが、ワイン生産地で開催されるワイン祭り。天気がいい日に昼間からワインを飲みながら、おしゃべりに華を咲かせるのが何とも楽しいのです。お祭りには地域のワイナリーが集まるので、色々なワインの飲み比べも楽しみのひとつ。

下のリストにはリューデスハイムしか記載していませんが、ワインの生産地であれば大なり小なり必ずと言っていいほどワイン祭りが開催されます。

騎士祭や城祭り、歴史祭は、中世の雰囲気をたっぷり楽しみたい方におすすめ。風情溢れる古城や旧市街を舞台に開催されるお祭りは、ドイツらしさが前面に出たイベントといえるでしょう。

 

ハンブルク開港祭(Hafengeburtstag)
ハンブルク
開催日:5月10日~12日

モーツァルト音楽祭(Mozartfest)
ヴュルツブルク
開催日:5月24日~6月23日

バラ祭り(Rosentage)
エルトヴィレ
開催日:6月1日~2日

エアランゲンのビール祭り(Erlanger Bergkirchweih)
エアランゲン
開催日:6月6日~17日

マイスタートゥルンクの歴史祭(Der Meistertrunk)
ローテンブルク
開催日:6月7日~10日

ウェイブ・ゴシック・フェスティバル(Wave-Gotik-Treffen)
ライプチヒ
開催日:6月7日~10日

ハノーファー射撃祭(Schützenfest)
ハノーファー
開催日:6月28日~7月7日)

カルテンベルク騎士祭(Kaltenberger Ritterturnier)
カルテンベルク
開催日:7月12日~14日、19日~21日、26日~29日

ディンケルスビュールの子供祭り(Kinderzeche)
ディンケルスビュール
開催日:7月12日~21日

バイロイト音楽祭(Bayreuther Festspiele)
バイロイト
開催日:7月25日~8月28日

竜退治祭り(Drachenstich)
フュルト
開催日:8月2日~18日

コッヘムの城祭り(Burgfest auf der Raichsburg)
コッヘム
開催日:8月3日~4日

リューデスハイムのワイン祭り(Rüdesheimer Weinfest)
リューデスハイム
開催日:8月15日~19日

 

ラインの火祭り(Rhein in Flammen)

  • ボン(5月4日)
  • リューデスハイム/ビンゲン(7月6日)
  • コブレンツ/シュパイ(8月10日)
  • オーバーヴェーゼル(9月14日)
  • ザンクトゴアール/ザンクトゴアルスハウゼン(9月21日)

 

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秋(9月~11月)

秋の注目と言えば、ドイツで最も有名なこのお祭りであるオクトーバーフェスト。会場となるミュンヘンのテレジエンヴィーゼには巨大テントと移動遊園地が出現し、2週間の開催期間中に世界中から約600万人もの人々が来場します。

そしてアルプス地域の山間部に秋を告げるのが、アルムアプトリープ。夏のあいだ山での生活を送った牛たちが、カウベルの音を鳴らしながら村に戻ってくるお祭りです。山の天気は変わりやすく、牛たちの生活は常に危険と隣り合わせ。この祭りには無事に牛が戻ってきたことに感謝するという意味も込められています。

 

ルートヴィヒルブルク城のかぼちゃ祭り(Kürbisausstellung)
ルートヴィヒルブルク城
開催日:8月30日~11月3日

帝国自由都市祭(Reichsstadt-Festtage)
ローテンブルク
開催日:9月6日~8日

アルムアプトリープ(Almabtrieb)
オーバーシュタウフェン
開催日:9月13日

オクトーバーフェスト(Oktoberfest)
ミュンヘン
9月21日~10月6日

カンシュタッター・フォルクスフェスト(Cannstatter Volksfest)
バート・カンシュタット
9月27日~10月13日

ワイマールの玉ねぎ市(Zwiebelmarkt Weimar)
ワイマール
開催日:10月11日~13日

フロイデンベルクの中世市(Mittelaltermarkt Freudenberg)
フロイデンベルク
開催日:10月中旬

 

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冬(12月~2月)

冬のドイツの一大イベントがクリスマス。クリスマス4週間前から始まるアドヴェント期間には、ドイツ各地2500ヵ所以上でクリスマスマーケットが開かれます。

特に有名なのが、「ドイツ3大クリスマスマーケット」であるニュルンベルク、シュトゥットガルト、ドレスデンの3都市。

他にも迫力のある眺めを楽しみたいのであればケルンやエアフルト、小ぢんまりとしながらも温かみのあるクリスマスマーケットに行きたいのであればハルツ地方のゴスラーや西部のモンシャウなどがおすすめです。

またエスリンゲンやドレスデンでは、ひと味変わった「中世のクリスマスマーケット」が開催されます。控えめなランタンの光に照らされた会場では、お店の人の衣装やグリューワインのカップも中世風。訪れる者をつかの間の時間旅行へと誘います。

クリスマスマーケットの日程についてはここでは書ききれないので、秋ごろに開催期間をまとめて投稿しようと思っています。

クリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)
ドイツ各地

ベルリン国際映画祭(Internationale Filmfestspiele Berlin
ベルリン
開催日:2月7日~17日

 

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ハルツ地方の古都ゴスラーのクリスマスマーケット

ワインとグーテンベルクの町マインツの星降るクリスマスマーケット[/box06]

 

今年は「バウハウス」100周年

2019年はバウハウス設立100周年

バウハウスは1919年、デザインや造形、建築に関する教育を行う教育機関としてテューリンゲン州のワイマールに誕生しました。

初代校長となったのは、近代建築における四大巨匠のひとりヴァルター・グロピウス。教授陣には建築、絵画、彫刻、写真など様々な分野における名手が招かれ、当時としては革新的ともいえるデザイン教育を展開しました。

1933年にはナチスの台頭により、わずか14年で閉校に追い込まれたバウハウス。工業製品や建築デザインにおける合理性、機能性を追求した精神がその後のデザインに与えた影響ははかり知れません。

バウハウス関連のスポットは、「ヴァイマルとデッサウのバウハウスとその関連遺産群」として世界遺産にも登録されています。100周年という記念の年に、バウハウスゆかりの地を巡るのも楽しそうですね。

おわりに

ドイツの祭りと言えばオクトーバーフェストを想像する方が多いかもしれませんが、ほかにも歴史や文化、芸術そして食に関する様々なお祭りが開催されます。夏から秋にかけては数もぐっと増えるほか、リストに載せていない物も沢山あります。

ドイツ旅行を計画している方は、訪問地の近くでお祭りが開催されるか調べてみるのも良いでしょう。町並みを楽しむだけとはまた違った、あらたなドイツの魅力を発見できるはずです。

 

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