九州旅行3日目は別府から湯布院の塚原温泉、九重夢大吊橋、鍋ヶ滝を経由して黒川温泉へ。
どのスポットでも大自然がつくり出す美しい風景が楽しめ、「九州は自然の風景が素晴らしい滝の周辺や滑りやすかったり、ぬかるんでいる場所もあったりするので、歩きやすい靴で行きましょう。」ということを実感した1日でした。
今回は訪れた各地の魅力を紹介します。
▼この日のスケジュール
9:40 | ホテルチェックアウト |
10:10 | 塚原温泉・火口乃泉 |
11:30 | 九重夢大吊橋 |
13:35 | 鍋ヶ滝 |
14:50 | 旅館「のし湯」チェックイン |
15:40 | 黒川温泉の散策 |
16:00 | 甘味処で休憩 |
16:30 | 旅館に戻って温泉 |
18:00 | 夕食 |
20:00 | 貸切風呂 |
20:50 | 旅館内のセルフバー |
[box02 title=”九州旅行記”]
- 【1日目】松本空港へのアクセス&博多グルメ
- 【2日目】別府地獄めぐり おすすめコースと7つある地獄の見どころ
- 【3日目】別府から九重夢大吊橋、鍋ヶ滝を経由して黒川温泉へ
- 【4日目】高千穂峡で貸しボートに乗ってから熊本へ
- 【5日目】熊本城、大宰府を観光して福岡へ
- 黒川温泉「お宿 のし湯」宿泊レポート【大人な時間が過ごせる旅館】
塚原温泉・火口乃泉
この日まず訪れたのは、湯布院にある「塚原温泉・火口乃泉」。「日本三大薬湯」のひとつとしても知られ、全国から温泉マニアや湯治客が集まる場所です。
平安時代から湧き続けている温泉で、鉄イオン含有量は全国1位、アルミニウムイオンの含有量は全国2位。酸性度の高さも全国2位となっていて、なんとレモンの数十倍というのだからびっくり。
100%かけ流しの温泉は入ると肌がスベスベになり、女性客にも人気だそうです。
かなり効能のありそうな温泉ですが、私達がここを訪れた目的は温泉ではなく火口見学。
入り口で受け付けを済ませて5分ほど歩くと周囲が開け、火口から煙がモクモクと上がっている様子が見えます。
火口があるのは、標高1,045mある伽藍岳(がらんだけ)の中腹にあたる場所。この山の底に眠る熱水が、別府の温泉になるとのこと。
坂の上にのぼり火口を見下ろすと、穴から噴気が出ている様子がよくみえました。ものすごい勢いで放出される噴気は怖いほどで、これをみた昔の人が「地獄」と呼んだのにも納得。
山を見上げると、火口以外にもあちこちから噴気があがっています。たまに風向きが変わって煙がこちらに流れてくると、硫黄の臭いがたちこめて辛いです…
臭いと戦いながら火口から見た山々が、また美しくて感動ものでした。
塚原温泉・火口乃泉
【住所】〒879-5101 大分県由布市湯布院町塚原1235番地
【電話】0977-85-4101
【営業時間】9:00~19:00(6月~8月)、9:00~18:00(9月~5月)
【料金】大人200円、小学生100円
【アクセス】大分自動車道「由布岳IC(ETC利用のみ)」より車で約5分
【ウェブサイト】塚原温泉・火口乃泉
九重夢大吊橋
九重夢大吊橋は、塚原温泉からさらに西へ走った九重町にある吊橋。2006年に開通し、橋の名前は一般公募により選ばれました。
高さは173mあり、歩行者専用の吊橋としては日本一。長さは390mあり、近くで見るとかなり大きいです。
吊橋と言えど鉄筋やコンクリートで出来ているので、橋の上は思っていた以上に安定感があります。
揺れもあまり感じませんでしたが、風が結構強かったです。歩道が格子状になっているので、ヒールの方は要注意。
木々が色づき始めた渓谷と、その向こうに連なる山々。高さもあるので最初は怖い怖いと思っていましたが、橋の上からの景色が美しくてそんなこと忘れてしまいます。
「日本の滝100選」にも選ばれている「震動の滝」。雄滝と雌滝があり、こちらは雄滝のほうです。
橋を渡り切ってしばらく進むと、吊橋全体が見渡せる展望スポットがありました。橋も迫力がありますが、周囲の風景が素晴らしかったです。
橋を往復したあとは、小さなフードコートみたいな場所で軽めのお昼にしました。チケット売り場の並びにお土産屋さんや売店、トイレもあります。
九重夢大吊橋
【住所】〒879-4911 大分県玖珠郡九重町大字田野1208番地
【電話】0973 73 3800
【営業時間】8:30~17:00(1月~6月、11月、12月)、8:30~18:00(7月~10月)
【料金】中学生以上500円、小学生200円
【アクセス】大分自動車道「九重IC」より車で約25分
【ウェブサイト】九重夢大橋
鍋ヶ滝
鍋ヶ滝は熊本県小国町にある滝。滝の裏側にまわって見ることができるため、「裏見の滝」とも呼ばれています。
幅20mの滝がカーテンのように流れ落ちる様子は、とても神秘的。何度もシャッターを切りたくなってしまいますよ!
正面から見た滝。滝の高さは10mほどです。
どの角度から見ても美しい滝。滝を裏側から見るという、なかなかできない体験で面白かったです。
滝の周辺や滑りやすかったり、ぬかるんでいる場所もあったりするので、歩きやすい靴で行きましょう。
滝へ降りていく階段にはサワガニもいました。水が綺麗な証拠ですね。
帰る時に中学生の団体とすれ違ったのですが、みんなが夫に「ハロー!」と挨拶しているのが微笑ましかったです。
鍋ヶ滝
【住所】〒869-2502 熊本県阿蘇郡小国町黒渕
【電話】0967 46 2113
【営業時間】9:00~17:00
【料金】高校生以上300円、小・中学生150円
【アクセス】大分自動車道「日田IC」より車で1時間
黒川温泉
鍋ヶ滝を訪問後は、この日の宿泊地である黒川温泉へ。
黒川温泉は緑豊かな山あいにある温泉街。旅館の数は30件と決して多くはないですが、しっとりと落ち着いた雰囲気が魅力で「一度来てファンになった」という人も多いのだそうです。
ここでは「お宿 のし湯」に宿泊しました。全室11室の旅館で、大人のプライベートな時間が過ごせるのが魅力です。
温泉街には焼き物やはちみつ製品、漬物などを売っているお店がならびます。食事処やスイーツのお店も何件かあり、どこも地元の食材にこだわっているみたいでした。
休憩に利用したのは「白玉っ子」という甘味処。その名の通り白玉スイーツのお店です。
ここで食べたのは胡麻みつがかかった白玉。白玉パフェや白玉ぜんざいもありましたが、夕飯が食べられなくなると思ったので小さ目のメニューにしました。ツルツル、もちもちでとても美味しかったです。
ジャージー牛乳を使用した抹茶ラテも、濃厚な味わいでした。
白玉っ子
【住所】〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺黒川温泉内
【電話】0967 48 8228
【営業時間】9:30~18:00(17:40オーダーストップ)
【ウェブサイト】白玉っ子