ドイツ西部

モーゼル川旅行 マッヘルン修道院、ベルンカステル・クース、モーゼル・ループの絶景

モーゼル川旅行2日目。

朝食後は町の対岸にあるマッヘルン修道院へお散歩。それから車で10分ほどの場所にあるベルンカステル・クースで木組みの家が並ぶ旧市街や丘の上にある城塞を散策しました。

その後は、前日訪れたアラス城からさらに川を下った場所にある絶景ポイント「モーゼル・ループ」へ。上から見下ろすモーゼル川やぶどう畑を見ながら、自然の力の偉大さを肌で感じてきました。



ワイン醸造が行われていたマッヘルン修道院

2日目の観光は、対岸にあるマッヘルン修道院から。

モーゼル川沿いを散歩しながら向かったら、途中で仲の良さそうなおじいちゃん、おばあちゃんのグループを見かけてほっこりしました。

川沿いには白鳥の姿も。人に慣れているせいか、近づいても全く逃げる気配なし。こんなに近くで白鳥を見たのも初めてでしたが、本当に真っ白です。

対岸への橋を渡る途中、遠くに前日訪れた橋が見えました。大きい橋なのでどこからでも見える。このあと訪れたベルンカステル・クースからも、ちょっとだけ橋が見えたほど。

マッヘルン修道院(Kloster Machern)は13世紀に設立されたシトー派の女子修道院。14世紀にかけてはここでのワイン生産が花開き、トリーア大司教からワイン販売の許可も正式に与えられていました。

しかし16世紀に勃発した30年戦争を機に、修道院はしだいに衰退。18世紀の時点で6人の修道女と1人の修道院長しかおらず、もう復興は不可能となっていました。その後1802年にはナポレオンが教会や修道院の世俗化を行った際、ここも修道院としての役割を終えることになります。

敷地内には博物館のほか、ワインショップやビール醸造所、ビアレストランなどがあります。祝賀ホールみたいなのもあって、ここで結婚式もできるとのこと。私達が訪れた時も、結婚式用に花で飾った車がちょうど止まっていました。

修道院の入り口には貝のマーク。ドイツにも巡礼路はありますが、この修道院もその一部なのかも。

ワインショップの前にあった巨大なブドウ搾り機。修道院ではもうワイン製造はおこなっておらず、ケッセルシュタットと言うワイナリーのワインを置いています。ケッセルシュタットといえば、先日のトリーア取材でもこのワイナリーのレストランでランチしたばかり。

ワイン醸造の代わりに現在はビール醸造を行っています。

作りたてのビールを飲めるビアガーデンは、ゼラニウムが満開でとても綺麗でした。

マッヘルン修道院(Kloster Machern)HP

【住所】Zeltinger Brücke, 54470 Bernkastel-Kues

 

木組みの街並み ベルンカステル・クースの旧市街

マッヘルン修道院を散策後は、車でベルンカステル・クースへ。行きたい行きたいとずっと思っていた場所で、今回のモーゼル旅行はここを訪れるための旅行でもありました。

ベルンカステル・クースはモーゼル川の中流にある町。旧市街には可愛い木組みの家がならび、中世の趣を色濃く残しています。

町のハイライトは、周囲を木組みの家に囲まれたマルクト広場。ここまで立派な木組みの家が並ぶ様子は、ドイツでもなかなか見る事ができません。

左手にあるオレンジの建物は、1608年に建設された市庁舎。

ファサードをよく見と紋章が2つも。左にあるのはトリーア大司教の紋章で、右の熊が描かれているのは町の紋章です。熊はこの町のシンボルでもあり、町のあちこちで見かけます。

たとえばこの噴水。熊が噴水にくっついていて、名前もそのまま「熊の噴水(Bärenbrunnen)」です。

マルクト広場の周辺は、木組みの家のあいだを縫うようにして細い道がいくつもあります。所々にぶどうの蔓もはっていて、ワインの町らしい雰囲気。狭い道を歩いていると、なんとなく家たちがこちらに迫ってくるよう。

脇にはこんな可愛らしい家もありました。1416年に建てられた家で、むかしのモーゼル流域のワイン醸造家の家はこういった形が典型だったそうです。

町の背後に広がるぶどう畑。時間と体力があれば、畑のあいだをハイキングしてみるのも楽しそう。

ベルンカステル・クースへのアクセス

コッヘムから電車でヴィトリヒ(Wittlich)まで行き、そこから300または301のバス。
所要時間約1時間。

 

ぶどう畑の上にそびえるランツフート城

町の背後には廃墟となったランツフート城がそびえ、マルクト広場から歩いていく事ができます。

こんな感じのワイン畑のあいだを、ひたすら上りました。広場から650mとの表示があったので楽勝じゃと思っていたのですが、ずっと上り坂だったのでかなりキツかったです。

こんな眺めを楽しんでいられるのも最初だけ。

ぶどう畑がある場所なので、日差しもかなり強い。夏は日焼け止め必須で、できれば帽子もあった方がいいですよ。お城へは町からシャトルバスも出ているので、体力に自信がなければそちらを利用しましょう。

ランツフート城は1000年頃に建てられたと言われるお城。現在は廃墟となっていて自由に見学できるほか、中にはレストランも入っています。

このお城にまつわる興味深い伝説が、「病気を治す力がある」と言われているワインにまつわるもの。14世紀に大病を患ったトリーア選帝侯のボエムント2世がこのお城に滞在。とあるワインを飲んだところ、そのワインが彼の病気を治してしまった…という言い伝えです。

そのワインは現在も生産されていて「ベルンカステラー・ドクター(Bernkasteler Doctor)」という名がついています。病気を治す力はおそらく無いと思いますが、気になる方は旧市街のワインショップを覗いてみましょう。

廃墟なのでこれと言った見どころはありませんが、塔の上からの眺めは素晴らしいです。遊覧船も行き交ってのどかな風景が広がります。

視線をずらすと、宿泊した町の巨大な橋が遠くに少しだけ見えました。

ランツフート城からまた旧市街に戻り、カフェで休憩。せっかくワインの町にいるので、ワインクリームのケーキ(Weincreme Torte)を頂きました。

ワイン入りのカスタードクリームがスポンジでサンドされていて、ほのかにワインの香りがするケーキ。これも今度自分で作ってみたいです。

絶景ポイント「モーゼル・ループ」

ベルンカステル・クースを散策したら、モーゼル川がカーブする絶景「モーゼル・ループ(Moselschleife)」を見にブレムという町へ。

ぶどう畑の上にCALMONTという絶景ポイントがあり、カーブするモーゼル川が見える…はずでしたが、どうやら場所が上すぎたみたい。木々に阻まれてカーブの先端部分が見えませんでした。でも眺めは素晴らしかったです。

ちなみにライン川のカーブが見える場所としては「ゲデオンズエック」という展望台があります。今回の展望台は車でないと来れませんが、ゲデオンズエックは電車やライン川のクルーズ船で簡単にアクセスできてオススメです。

この辺りは、ドイツで最も傾斜が急なぶどう畑があることでも有名。手前のぶどう畑はそうでもなさそうですが、奥の山の斜面は結構傾斜がありそうですね。

ぶどう畑に囲まれたブレムのまち。平地にあるぶどう畑は、遠目からは田んぼのようにも見えました。

展望台には小さなスタンドもあり、飲み物やワインが買えます。優雅にワインを飲みながら眺めを楽しむのも良さそう。

展望台CALMONTへのアクセス

ブレム(Bremm)からL106をボイレン(Beuren)方面へ。
山を登りきったあたりの草原にハイキング用の駐車場と草原の中へ続く道があり、その道を少し進むと別の駐車場があります。
そこから500mほど歩くと展望台に到着。

 

モーゼル川とワイン畑が織りなす絶景を楽しんだら、1泊2日の旅行も終了。

ワインもう少し飲みたかった~と後ろ髪を引かれながら家路につきました。

モーゼル川旅行のお役立ち



 

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