2週間のクロアチア・モンテネグロ旅行では、アドリア海の町ザダルから島々を巡ってドゥブロヴニクへ。その後はモンテネグロのコトルへも足をのばしました。
私も夫もクロアチアは初めてでしたが、真っ青な海にサンサンと照りつける太陽、美味しい地中海料理に魅せられ、一気にクロアチアのファンに。
旅行中は天気にも恵まれたほか思っていたほど混雑もなく、思いきり観光が楽しめました
Contents
旅行の概要
- 時期:6月16日~30日(14泊15日)
- 同行者:夫
- 手配:個人手配
- 宿泊:アパート(1泊のみB&B)
旅行日程
2週間の旅行日程は以下の通り。リンクをクリックするとそれぞれの旅行記へジャンプします。
日 | 日程 | 宿泊 |
1 | ザダル到着、旧市街観光 | ザダル |
2 | コルナティ諸島1日ツアー | ザダル |
3 | スプリットへ移動、旧市街観光 | スプリット |
4 | トロギールへ日帰り | スプリット |
5 | クルカ国立公園などの1日ツアー | スプリット |
6 | フヴァル島へ移動、観光 | フヴァル島 |
7 | コルチュラ島へ移動、観光 | コルチュラ島 |
8 | ドゥブロヴニクへ移動、観光 | ドゥブロヴニク |
9 | ドゥブロヴニク旧市街、ツァヴタット訪問 | ドゥブロヴニク |
10 | スルジ山、ドゥブロヴニク旧市街 | ドゥブロヴニク |
11 | コトルへ移動、観光 | コトル |
12 | コトル城塞、その後カフェやビーチ | コトル |
13 | 北モンテネグロ1日ツアー | コトル |
14 | ドゥブロヴニクへ移動、買い物、旧市街 | ドゥブロヴニク |
15 | フライト(ドゥブロヴニク ⇒ シュトゥットガルト) |
荷物を持っての移動をなるべく減らしたかったので、1ヵ所に数日滞在して町を見たり、周辺へ日帰り旅行をするスタイルにしました。
フヴァル島とコルチュラ島も最初はスプリット(またはドゥブロヴニク)から日帰りにしようと思っていましたが、そうするとスプリットからドゥブロヴニクまで4時間もバスに揺られることになります。
途中で休憩があるとはいえ4時間もバスに乗るのは嫌だったので、ここは島を移動しながらドゥブロヴニクへ行くコースにしました。
クロアチアのほかの町からドゥブロヴニクへ陸路で行く場合、国境を2回超えないといけないでバスはかなり遅れます。
私達はドゥブロヴニクからモンテネグロのコトルへ向かったのですが、1回しか国境を越えていないのにバスが2時間以上も遅れました。
コトルからドゥブロヴニクへ戻った時は、なんと3時間の遅延。
なのでスプリット-ドゥブロヴニク間の時刻表で4時間と書いてあっても、夏のハイシーズンで国境が混んでいれば6時間くらいかかると思った方がいいです。
それぞれの旅行記は以下のリンクからどうぞ。
現地での移動手段
長距離移動はバスまたは船。電車は一度も使う機会がなかったです。
移動日のバスと船のチケットは、全て事前にオンライン予約をしました。ハイシーズンの7、8月以外でも、乗りたい便に確実に乗れるよう予約することをおすすめします。
私達の旅行は6月でしたが、乗った便はどれもほぼ満席でした。
ザダルからスプリットへの移動
ザダルからスプリットへはバスで移動しました。移動時間は2時間半で、料金は125クーナ(2,020円)。大幅な遅れもなく、ほぼ時間通りにスプリットに到着しました。
ザダルではバスターミナルから旧市街が離れていて、歩くと30分くらいかかります。荷物が少なければ歩いても良いですが、そうれなければ「2番」のバスを利用しましょう。
スプリットからフヴァル島への移動
スプリットからフヴァル島(フヴァルタウン)への移動は、「カタマラン」と呼ばれる高速艇が一般的です。
所要時間は1時間。料金は110クーナ(1,760円)でした。
スプリットは港が大きく、どの船がどこに停まるのかがかなり分かりにくいです。チケットオフィスの人が教えてくれた場所も結局間違っていて、少し焦りました。
フヴァル島行きのカタマランは、下の地図で印をつけた場所が乗り場です。
フヴァル島からコルチュラ島への移動
フヴァル島からコルチュラ島への所要時間は、カタマランで1時間15分。料金は110クーナ(1,760円)です。
前日に船を降りた場所で待っていればいいので、こちらは迷う事はありませんでした。
コルチュラ島からドゥブロヴニクへの移動
コルチュラ島からドゥブロヴニクもカタマランでの移動です。フェリーもあるみたいですが、私が検索した時はカタマランしか出てきませんでした。
所要時間は2時間、料金は130クーナ(2,070円)です。
乗船したカタマランは既にスプリットやフヴァル島から沢山の乗客が乗っていて、ほぼ満席状態。船内の荷物置き場が一杯で、デッキの上にスーツケースを並べていました。
宿泊
今回の旅行では、フヴァル島のB&Bを除いてすべてアパートに宿泊しました。
アパートメントタイプの部屋は「アパルトマン(Apartman)」や「ソベ(Sobe)」と呼ばれ、クロアチアではこのタイプの部屋が多いです。
同じ価格帯のホテルより部屋が広々しているし、キッチンつきで自炊ができるので食費を抑えたい人にもおすすめ。
予約はすべて「Booking.com」からしました。泊まった宿の詳細はそれぞれの町の旅行記にも詳しく書いているので、そちらも参考にしてみてください。
ザダルのアパートメント
旧市街の北にあるアパートで、部屋はリビング・ダイニングの2部屋。洗濯機に乾燥機まであって、水着をすぐ洗いたい時に重宝しました。
スプリットのアパートメント
部屋はダイニング、リビング、寝室の3つあり、かなり広々。リビングにもベッドが2つあるので、子供連れや友人同士での利用にも向いていると思います。
旧市街の「金の門」まで5分と、観光にも便利な立地。
フヴァル島のB&B
町の中心から徒歩15分とやや離れていますが、船の時間を伝えるとピックアップしてくれます。オーナー一家がとても親切だったのが印象的でした。
小高い丘の上にあるので、部屋からの眺めは最高。
コルチュラ島のアパートメント
港から5分もかからない場所にあり、観光に便利。1泊6,540円とかなりコスパが良かったです。
ドゥブロヴニクのアパートメント
今回の旅行で一番だったアパートがここ。部屋もバルコニーも広く、キッチンもとても使い勝手が良かったです。
旧市街からは離れていますが、スーパーやビーチは徒歩五分圏内にあります。
リノベーションしたばかりで、どこもピカピカ。キッチンも必要な物がコンパクトにまとまっていて使いやすかったです。
こちらも旧市街から少し離れていますが、徒歩でも十分行ける距離です。
コトルでのアパートメント
旧市街の中にあるので観光に便利。コトル城塞の入口も目の前にあります。
部屋のタイプによっては「窓の外に室外機が沢山あって、窓が開けられない」なんてことがあるので、気になる場合は事前にオーナーに問合せすると安心です。
現地ツアー
現地ツアーは3回利用。2件は現地のツアーデスク、1件はGetYourGuideというオプショナルツアーの予約サイトから申し込みました。
- 英語の予約は不安
- 現地で探して申し込む時間がもったいない
現地ツアーを日本語で申し込めるほか、レビューも多くて参考になります。
「GetYourGuide」では、VELTRAで扱っていないようなマイナーなツアーも多いです。
食べ物
アドリア海に面しているクロアチアで食べたいのは、やっぱり新鮮なシーフード。
シュカンピ(手長エビ)のグリルやイカ墨リゾット、マグロのステーキなど、素材を活かしたシンプルな味付けで日本人の口にも合います。
スパイスを混ぜたひき肉を筒状にしてグリルした「チェヴァピ」は、ファストフード感覚で食べられるB級グルメ。
このほかクロアチア旅行でチェックしたいローカル料理は「クロアチアで食べて美味しかった料理」で紹介してるので、ぜひ参考にしてみてください。
かかった費用
クロアチア、モンテネグロを2週間してかかった費用は、1人あたり172,705円でした。
私達はドイツからのフライトでしたが、日本からの航空券が9万円とすると全部で25万円になる計算。
日本からのツアーだと10日前後で40万円くらいするので、かなり費用は抑えられたと思います。とはいえ旅行中にケチケチしていたわけではなく、レストランやカフェで食事を楽しんだり、現地ツアーにも3回参加しました。
費用の内訳や旅費を抑えるコツは「クロアチアとモンテネグロ 2週間の旅行にかかった費用と節約のコツ」で詳しく解説しています。
旅行の費用を抑えたいのであれば、ツアーよりも個人旅行がおすすめ。実際クロアチアもモンテネグロも各都市を結ぶバスの便が発達しているので、個人でも十分旅行しやすいですよ。
自分で全て計画するのが不安だという人は、旅のプロに旅行プランを作ってもらうのもおすすめ。「タウンライフ旅さがし」では行きたい場所や期間を入力すると、無料で旅行のプランが作ってもらえます。
クロアチア、モンテネグロでのクレジットカード事情
クロアチア、モンテネグロとも、スーパーやドラッグストア、観光地にあるレストランでは大体クレジットカードが使えました。
3万円分ほど両替して持って行きましたが、1万円分くらい余ったという感じ。これでも最後の方で「現金使わなきゃ」と意識して使った結果です。
1番使えるカードはVISAカード。マスターカードも使える場所が多いです。
アメリカンエキスプレスは使えない所が多く、JCBカードはほぼ使えません。
私達が利用したカフェはどこもカードが使えましたが、カフェでのカード使用可/不可にはかなりばらつきがあるみたいです。
教会や大聖堂の塔、城塞などの観光施設はカード不可の所がほとんど。青空市での買い物や、バスの運転手から直接チケットを買う時も現金が必要になります。
またアイス屋さんやパン屋さんでもカードが使えない所が多かったです。
アパートの支払いについては、1ヵ所をのぞき予約した「Booking.com」から宿泊前または宿泊後に引き落とされ、現地で支払う必要はありませんでした。支払い方法については宿ごとに異なるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
- 観光地のレストラン
- スーパー
- ドラッグストア
- お土産屋さん
- ホテル
- 教会、城塞などの観光施設
- 青空市
- バスチケット(運転手から購入する場合)
- パン屋、アイス屋
- バスチケットのカウンター
- カフェ
- アパートの支払い
もしこれからクレジットカードを作るのであれば、入会金・年会費無料のエポスカードがおすすめ。
自動付帯している海外旅行保険は、年会費無料のカードの中では内容が最も充実しています。
気候・旅行時の服装
私達が旅行した6月後半は天気のいい日が続き、日中の最高気温は30℃前後の日が多かったです。朝晩でも20度くらいと、そこまで涼しくなることはありませんでした。
▼ドゥブロヴニクの最高気温、最低気温のめやす
平均最低気温 | 平均最高気温 | |
1、2月 | 6℃ | 12~14℃ |
3月~5月 | 10~14℃ | 15~20℃ |
6月~9月 | 18~21℃ | 25~30℃ |
11、12月 | 8~10℃ | 15~17℃ |
気温が30℃くらいになっても空気がカラっとしているので、日陰に入ってしまえばかなり過ごしやすいです。とはいえ日差しが強烈なので、観光中の暑さ&日焼け対策は必須。
服装については、Tシャツやノースリーブのトップスにショートパンツでちょうど過ごしやすかったです。
ショートパンツは2枚持って行きました。私は必要ありませんでしたが、天気が崩れて気温が下がることもあるのでズボンも1着あると良いかも。
このほか、ちょっとおしゃれしたい時用にワンピースも3着持って行きました。左の2着は腰にベルトを巻いてキュっと絞ります。
また夏でもカーディガンなどの羽織れる物が1枚あると便利。観光中は必要ありませんが、船やガイドツアーの車内は少し寒かったです。
足元はニューバランスのスニーカーと、ビルケンシュトックの「BALI」。スニーカーは山登り(城塞やスルジ山)をする時、それ以外は「BALI」を履いていました。
ビルケンシュトックのサンダルは、長時間歩いても疲れないのが特徴。「BALI」はストラップがあるので脱げにくいほか、デザインが可愛くてお気に入りです。
- トップス:5枚
- ショートパンツ:2枚
- ワンピース:3枚
- カーディガン:1枚
- クロタイツ(寒い時用)⇒ 出番なし
- 薄手のアウター ⇒ 出番なし
治安・混雑具合
治安は、訪れた町に関しては良かったと思います。夜の町も、10時頃でも結構人がいて賑やかでした。
クロアチアでは凶悪犯罪は少ないみたいですが、観光客を狙ったスリや置き引きには要注意。「人混みを避ける」、「セキュリティポーチを使う」などして貴重品管理を徹底しましょう。
混雑状況については、「思ったより混んでない」という印象でした。私達が旅行したのは6月後半で、バカンスが始まる前だったのが幸いしたみたいです。
7月、8月になるとヨーロッパ中からバカンス客が押し寄せるので、どこも混雑するほかホテルも値上がりします。
混んでる町の中を観光するのは、正直疲れるだけで楽しくないです。
「混雑は避けたいけど暖かい時期に旅行したい」のであれば、6月や9月あたりがおすすめですよ。
クロアチア、モンテネグロのお土産
グルメな人におすすめなお土産はトリュフ製品やオリーブオイル。このほかラベンダーグッズやサンゴジュエリーも人気です。
クロアチアのお土産については「クロアチアに行ったらチェックしたいお土産9選&買える場所」にまとめてあるので、こちらを参考にしてください。
このほか、モンテネグロのコトルには「猫グッズ」が沢山ありました。コトルには猫が沢山いて、町自体を「猫の町」として宣伝しているみたいです。
クロアチア旅行に便利なサイトまとめ
最後に、クロアチア旅行に便利なサイトをまとめました。
クロアチアは個人旅行がしやすいので、これらのサイトを活用してお得に旅行を楽しんでください。
- 格安航空券検索:サプライス
- ホテル検索:Booking.com
- レストラン検索:トリップアドバイザー
- 現地ツアー予約:VELTRAまたはGetYourGuide
- レンタルWifi:グローバルWifi
- お土産宅配:JTBショッピング
- フォトブック:撮るだけフォトブック