黒川温泉では、「お宿 のし湯」に宿泊しました。
「お宿 のし湯」黒川温泉の中心にあるお宿。丁寧に手入れされた美しい庭の奥に古民家風の建物があり、かやぶき屋根や柱、梁などに使われている木の温もりがどこか懐かしい気分にさせてくれます。
部屋は11室しかなく、プライベートな大人の時間が楽しめるのも魅力。
今回はそんな「お宿 のし湯」に宿泊した時のレポートを紹介します。
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手入された庭が美しいエントランス
のし湯に到着してまず感動したのは、エントランスまで続く美しい庭。門をくぐると手入れのされた庭が広がり、木々の葉が木漏れ日に照らされて瑞々しく輝いています。
旅館に入る前から「こんな感じの庭が欲しい!」と、夫とかなり盛り上がりました。
私の実家でも昔こんなことしてたなとしみじみ…
旅館ではまず受付をすませ、お茶菓子を頂きながら館内の説明をしてもらいました。このお餅がまた美味しかった。
宿泊した部屋
今回宿泊したのは「萩」の部屋。1階にあり、部屋までは中庭に面した廊下を歩いていきます。
廊下にはソファーもあり、中庭を眺めながらのんびり寛いだりもできますよ。
「萩」はツインベッドつきの和室。6畳ある和室の隣が、こちらも6畳の板の間になってベッドが置かれています。
和室にベッドと聞いた時は不思議な感じもしましたが、実際見て見たら案外部屋の雰囲気とマッチしていて悪くなかったです。
流し台にはお茶セットやケトルもありました。水差しに入っていたのは、きりっと冷えた天然水。
洗面所とトイレは一緒になっています。
メイク落としや化粧水、乳液など必要なアメニティは一式揃っていました。
歯ブラシ、コットンやヘアゴムもあります。
「お宿 のし湯」では、このほか月見台つきの部屋や半露天風呂付の部屋、内湯付きの離れなどもあります。
[jin_icon_arrowdouble color=”#d6c440″ size=”18px”]のし湯のほかの部屋をみる旬の食材をふんだんに使用した創作懐石料理
楽しみにしていた夕食は、全国から仕入れた旬の食材を使った創作懐石料理。
食事は食事処で食べるようになっていて、時間も18:00からと決まっています。
この日のお品書き。英語で書いてくれてあったので、夫にいちいち説明する手間が省けて助かりました。
まずは食前酒。梅酒のソーダ割りです。
先付けはすっぽんのジュレ。「すっぽん」ときいた途端にカメ好きな夫が悲しい顔になったので、なんだかこちらも申し訳ない気持ちになってしまいました。
でも食べない方がもっと酷いので、感謝しながらありがたく頂きました(ほかの食材に対しても同じです)。
里芋やアナゴ、鶏肉などが一口サイズで盛られた前菜。
鴨しんじょやお餅が入ったお吸い物。すだちとミョウガの風味がとても良かったです。
可愛い入れ物に入ったお刺身。
牛肉の煮物は、ご飯が欲しくなる味でした。
鯛の揚げ出し。
牛肉のステーキ。柔らかいお肉のほか、付け合わせの野菜も味が濃くて美味しかったです。
この時点でお腹いっぱいでしたが、さらに出てきたのは安納芋の炊き込みご飯とお味噌汁、そしてお漬物。余ったご飯はおにぎりにしてくれました。
デザートはガトーショコラ。もっと和風なデザートを期待していたので、ここだけ「あれ?」という感じ。美味しかったんですけどね。
自然のなかで癒される温泉
温泉は内湯と露天風呂のほか、貸切風呂が4種類あります。露天風呂は立ち寄り温泉ができ、それ以外は宿泊者専用です。
私達は夕食前に内湯と露天風呂に入り、夕食後に貸切風呂へ行きました。
内湯はそこまで大きくはないですが、そもそも部屋が11部屋しかないのでそこまで混まないでしょう。私が行った時は内湯も露天風呂も貸し切り状態でした。
露天風呂は周囲に木々が生い茂って風情があり、もう「最高」としか表現できません。訪問時はまだ葉っぱも緑でしたが、これが紅葉すると本当に綺麗だと思います。
貸切風呂は半露天風呂の「宙ろくの湯」、立ちながらお湯に浸かる「めおと立ち湯」、そして家族風呂の3種類。
実際に利用したのは「宙ろくの湯」で、夫と2人でのんびりお湯に浸かりながら1日の疲れを癒しました。
温泉の写真ありませんが、「Booking.com」や「一休」に素敵な写真が沢山あるので、ぜひウェブサイトを覗いてみてください。露天風呂は見たら絶対入りたくなると思います。
[jin_icon_arrowdouble color=”#d6c440″ size=”18px”]Booking.comで温泉の写真を見る[jin_icon_arrowdouble color=”#d6c440″ size=”18px”]一休で温泉の写真を見る
セルフバー「NAYA」
貸切温泉に浸かったあとは、セルフバー「NAYA」にも行ってみました。
ジャズがかかっている大人の世界。
テーブルや椅子、ランプなど家具のひとつひとつが、まるで主役であるかのように存在感たっぷりです。
セルフバーで係の人などもいないので、自分で冷蔵庫から飲み物を取りだしたり、ハイボールを作ったりします。カウンターの上に伝票があり、飲んだものを記入してフロントに提出するシステム。
私はシードル、夫はハイボールを作って飲みました。ほかにもビールやウィスキーなどありましたが、種類はそこまで多くなかったです。
ほろ酔い気分でのお喋り。いつもと同じような会話でも、場所が変わると新鮮味があってとても良かったです。
朝食
朝食は夕食と同じ場所でいただきました。
焼き魚や卵焼、山菜のお浸しなど、品数も豊富。柚子胡椒が乗った辛子明太子が特に美味しかったです。
ここまでしっかりした和風の朝食を食べるのは久しぶり。ドイツでもこんな和食の朝食が食べられればいいのですが、やっぱり朝は忙しいのでパンになりがちです。
ジャージー牛乳は味が濃厚。
大人の時間が楽しめる旅館
「お宿 のし湯」では自然や木の温もりがあふれる館内で、非日常かつ大人な時間が過ごせました。
食事と温泉が特に素晴らしく、つかの間の贅沢が味わせて本当に幸。やっぱり旅館はいいですね!
緑に囲まれた露天風呂は宿泊者でなくても入浴できるので、黒川温泉へ行く方はぜひ立ち寄ってみてください。
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ちなみに今回の宿泊には、私が貯めていたユナイテッド航空のマイルを使用しました。
これまで一度もマイルを使ったことがなく、貯まっていたのは13万マイルほど。今回使ったのは1泊2人分で71,880マイルでした。